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micah0124
行方しれず 第十九話 大学ラウンジー2ー
「GPS届いたわよ」母がチップのようなものを渡してきた。「咲、大学行く時持っていきなさい」
「えー、なんか監視されてるみたいで嫌なんだけど」
「そうねえ、でも、大学いって帰ってくるだけでしょ。帰ってきたら置いといてもいいんじゃない?スマホ持ってるんだし」母の困惑した表情を見て、咲は文句を言うのは母に対してではないことに気づいた。
「そっか、わかった。じゃ、行ってきます」黄色くて四角いチップをバックのポケットに無造作に入れて玄関に向かった。
「行ってらっしゃい」
大学に着くと、開口一番で、
「ね、咲、GPSチップ届いた?」
「うん、昨日届いたよ。ママがバックに入れてけって言うから持ってきたけど」
「やばくない?」
「何が?」
「全部データ取られちゃうんじゃないの?」
「だって、ただ大学に来て、帰るだけだよ。帰ってからは家に置いておいていいってママが」
「ふーん。うちはみんな家に置いてあるよ。まだ封も開けてないし。ね、どんなの?見せて」
咲はバックから取り出して見せた。
不思議そうに眺めた。
「こんなんで居場所わかっちゃうんだ。でも、咲は怖くないの?あいつがいるじゃん」
「え?ああ。でも、このデータは見られないでしょ」
「なんかそういうの詳しそうじゃん。この前も家の近くにいたんでしょ」
「うん。。。」咲はストーカーのことを思い出すと体中の力が吸い取られたような感覚に襲われる。
どこで私の住所を知ったのか、後をつけてきたのか知らないが、家の近くの電柱の横に立っていた。
「咲ちゃん、」
怖さのあまり固まってしまった咲にあいつは話しかけてきた。
「今度、お茶しようよ。なんで無視するの?先週もここで待ってたのに」
咲はマンションに駆け込むのがやっとだった。
その時、助けてくれたのが後の夫・後藤慎太郎だった。
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