Photo by
micah0124
行方しれず 第十話 某研究所2
「あかりちゃん、みらいくん、はじめくんの話を総合すると、どうもおかしいんですよね」
「おかしいって」
「未来から来たみたいなんですよ」
「未来って?映画じゃないんだし、タイムマシーンはまだできてないですよ」
「わしが冗談ういうと思うか」
「いえ、すみません」
「根拠は例えば、みらいくんのご両親、稲村咲さんはまだ20歳、後藤慎太郎さんは25歳で独身なんだよね。もちろん、みらいくんも生まれていない。」
「みらいくん、ご両親のフルネーム言えたんですね。賢いな。」
「だって、IQ140超えだよ。あかりちゃんは120、はじめくんは153。」「他の管轄にいる子もそうなんですか?」
データを見た
「この子なんか、188。アインシュタイン並の天才児だね。」
「みらいくんのご両親も聡明なのかもしれませんね。」
「そこはデータないけど、会って話した時はそういう感じはなかったな」
「他に根拠は?」
「行方不明事件がたくさん起こってたけど、どうなったの?ってみんな聞くんですよ」
「行方不明事件?」
「かなり大規模な事件らしく、外出制限があって、保育園や学校が休園休校になって、どうしても外出する時は首にこんな四角いチップをぶら下げさせられるって、みんな言ってました」
「彼らはそのチップは」
「家を出た時は確かにあったというんですがね、はじめくんだけですよ」
「あったんですかチップ」
「いやね、首にストラップつけていて、なんだか引きちぎられたように歪んだまるかんがついてましたけどね、チップはないんです」
「連続行方不明事件で外出制限がかかるなんて、過去に聞いたことないですよ」
「小さい自治体でそういうことやってるとこもないか調べてもらったけど、見つかってないんだよ」
「当然ですが、捜索願も、まだ。一件も出てない」
「おかしいことだらけだよ」
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは創作活動に使わせていただきます。