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micah0124
行方しれず 第九話 大学ラウンジ―1―
昨今の行方不明事件に関して、政府から異例の呼びかけが発表されました。
「えー、ご存知の方も多いかと思いますが、今年に入り、9件の行方不明事件が発生しております。現在も捜索中ですが、発見に至りません。なお被害者に年齢、性別、特徴などに一貫した共通点もなく、今や全国民が危険に晒されていると言っても過言はありません。国としましては、早急に国民全員にGPS所持をお願いすべく、週明けから順次送付してまいります。このようなチップですのでできれば首から下げると言ったように肌身離さず持ち歩いていただきたい。位置情報に関してですが個人情報の観点から、行方不明者の捜索願が出されるまでは暗号化しておりますので、ご安心いただきたい」
「GPSの義務化って、絶対いやだよね」と、咲。
咲は大学のラウンジで学食を食べていた。
「私は行方不明になるよりいいと思うけど。ね、見てみて。この記事」
「タイムマシーンの人体実験か、って何これ」
「自称・未来からきた男キャスナーさん(仮名)が宝くじのを1等を当てたって」
「嘘くさい。でも、当てられたらいいよね? 私たち、バイトとかしなくていいし、就活なんてやんなくてもいいじゃん」
「そいえば、咲の彼、誕生日もうすぐじゃん。どうすんの?」
「USJ行こうって話してるの」
「いいなあ。ついてっていい?」
「ダメダメ」
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