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「イクメン」はもう古い?2026年の父親に必要なマインドセット

「育児をするお父さん=イクメン」という図式、なんとなく受け入れてきたけど、よく考えると引っかかる部分がある、という方いませんか?

「イクメン」という言葉は、本当に父親の育児参加を後押ししてるんだろうか。むしろ逆に、無意識のうちに何かを固定してしまってるんじゃないか。

noteでもイクメンについて多くの方が記事を書かれているけど、モダン・パパを名乗る僕としても、今日はそのモヤについて、僕なりの考えを正直に書いてみる。

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そもそも「イクメン」の意味と由来は?

「イクメン」とは、「育児をする男性(メン)」を組み合わせた造語だ。日本では2010年頃から広く使われるようになった。

きっかけは厚生労働省の「イクメンプロジェクト」。育児に積極的に関わる父親を社会全体で応援しようという国の取り組みで、「イクメン」という言葉とともに父親の育児参加を促すムーブメントが生まれた。

2010年当時の日本の育休取得率は、男性でわずか1.38%。育児は母親がするもの、という文化が色濃く残っていた時代だ。そのなかで「父親も育児に関わっていいんだよ」というメッセージを発信したことには、一定の意味があったと思う。

(育休については改めて別記事として書きたい)

でも、15年以上経った2026年の今も同じ言葉が使われいるのを耳にすると、少し立ち止まって考える必要があるんじゃないかと思ってしまう。


「イクメン」という言葉が抱える本質的な問題点

問題①:「イクウーマン」は存在しない

これが一番シンプルで、一番核心をついてる問題だと思う。

育児をしているお母さんを「イクウーマン」と呼ぶ人はいない。なぜなら、母親が育児をするのは「当たり前のこと」という認識が世の中にあるから。わざわざ特別な名前をつける必要がない。

逆に言えば、「イクメン」という言葉が生まれたのは、「父親が育児をすることは当たり前ではない」という前提があるから。育児に関わる父親を「特別な存在」として位置づけることで、この言葉は成り立っている。

称賛したいつもりが、実は「父親は育児をしなくていい」という価値観を前提にしてしまってる。そのパラドックスが、「イクメン」という言葉の根本的な問題だ。

問題②:「手伝う」の延長線上にある言葉

「イクメン」という言葉には、どこか「育児を手伝っている父親」というニュアンスが漂う気がする。

育児の主役はお母さんで、お父さんはそれを積極的にサポートしている・・・そういうイメージだ。「手伝い」の延長線上にある言葉として、「イクメン」は機能している。

でも本来、育児は「手伝う」ものじゃない。父親も母親も、同じ当事者として関わるべきものだ。「手伝う」という発想がある限り、家庭内の育児負担は非対称なままになりやすい。

問題③:褒め言葉として機能することの副作用

「イクメンだね」と言われると悪い気はしない。でも、これが「褒め言葉」として定着していること自体が問題をはらんでいる。

育児をするだけで褒められるということは、それが「超えるべきハードル」として設定されてるということだ。ハードルを超えたら称賛される・・・そういう構造のなかで動いている限り、育児は「努力して達成するもの」のままになってしまう。


「イクメン」と「モダン・パパ」は何が違うのか

僕が考える「モダン・パパ」は、「イクメン」とは根本的に違うスタンスで動いてる。

イクメン:育児をすることが「プラスアルファ」の行動
モダン・パパ:育児をすることが「最初から自分ごと」

「イクメン」は外からつけられるラベルで、「モダン・パパ」は自分自身の姿勢だ。

モダン・パパは、育児を「手伝っている」とは思ってない。称賛を期待してやってるわけでもない。ただ、家庭の当事者として、自分がやるべきことをやってる。それだけだ。

妻がメインで自分がサポート、という構図ではなく、ふたりで一緒に家庭を作っているという感覚。そのマインドセットの違いが、日々の行動を変えていく。


言葉が意識を作る。「イクメン」という言葉を使い続けることの影響

言葉はマインドを作る。

「手伝う」と言うか「やる」と言うか。「たまには家事もする」と言うか「家事は自分の仕事でもある」と言うか。言葉の選び方ひとつで、自分の意識はじわじわと変わっていく。

「イクメン」という言葉を使い続けるということは、「父親の育児参加は特別なこと」という前提を毎回なぞること。社会全体でその言葉が使われ続ける限り、その前提は無意識に強化されていく。

言葉を変えることは、社会を変えることの第一歩だと思ってる。

今回はいったん問題提起まで。


まとめ:「イクメン」を卒業して、当事者パパへ

  • 「イクメン」は2010年頃から使われ始めた造語で、当初は意味があった

  • でも「イクウーマン」がないように、この言葉は「父親の育児参加は特別」という前提に立っている

  • 「手伝う」ニュアンスや褒め言葉構造が、育児参加の意識を歪める副作用がある

  • 目指すのは「称賛されるイクメン」ではなく、最初から当事者として動く「モダン・パパ」

育児も家事も、当たり前に自分ごとで動く父親が増えれば、家庭が変わる。夫婦関係が変わる。そして、子どもたちが見る「父親像」が変わる。

そのために今日から使う言葉を、少し変えてみてほしい。

モダン・パパ

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