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タンザニアで39.8℃の発熱。マラリアの可能性を考え病院へ|受診の流れと費用まとめ

我が夫はよく体調を崩す。

頻度で言うと、月一くらい。

あまりにも頻度が高いので心配になり、何かいい改善策はないものかと結構本気で考えていた。

そんなことを考えていたら、自分が体調を崩した。


この記事では、海外旅行中の「体調不良の経過と病院での受診・費用」について記録します。結論から言うと、思ったより費用がかからず安心しました。この情報が、どなたかのお役に立てれば幸いです。


私たちは現在アフリカ周遊中である。

タンザニアからマラウイに入国する前に、国境近くのムベヤという街でゆっくり過ごすことにした。

がっつり作業をしようと思い、とある宿に4泊することにした。びっくりするほど田舎で、びっくりするほどWi-Fiが弱かった。(そしてびっくりするほど安かった。)

せっかく作業を進めようと思ったのに、ネット環境のせいで全くと言っていいほど進まない。ネタは山ほど溜まっているのに放出できず、イライラした。私はこの状況を情報の便秘と呼んでいる。(※私の場合、作業というのはブログの執筆である。)

発症1日目

この宿でまず一晩を越し、朝を迎えた。寝起き、少し喉が痛かったが、朝からろくに繋がりもしないネットにイライラしながらiPadををカタカタ鳴らした。しばらくすると頭が痛くなってきたので、寝室に戻り、午前中はベッドで過ごした。

少し体が熱かったので、夫にバレないように熱を測ったら多分37℃台だった。平熱が高い私にとっては異常なしである。そのまま寝た。

起きたら熱が上がっていたし、頭痛もひどくなっていた。私は教員時代、精神的に疲れた日にはよく知恵熱で38℃台を出していたが、一晩寝れば治っていたので、その類だと思った。

今回は、「せっかく4泊もあるのにネット環境が弱すぎて作業が進まないストレス」による知恵熱だと思った。

そんなことを頭では思っておきながら、マラリアの可能性も考えていた。このまま熱が上がれば、マラリアかもしれない。そうなれば、医療受診は必須。なぜなら、死のリスクがあるから。こっそり、マラリアの検査ができる病院を調べていた。

でも、できれば病院には行きたくない。なぜなら、海外で病院だなんて、医療費が恐ろしいから。翌日にはケロッとしていることを願い、その日は寝て過ごした。


ちなみに、私は以前ルワンダで入院している。しかし、このときはJICAの全面的なサポートがあったので、流れに身を任せているだけでよかった。


発症2日目

朝、熱を測ると39℃台だった。一晩寝ても熱が下がらなかったし、頭痛もさらにひどくなった。喉も痛いし鼻水も出る。そして、体の節々が痛い。

やばい。

ルワンダで、日本人の知人がマラリアになったと話していた。数日倦怠感が続き、ある日突然、同僚との会話中に座っていられなくなり、床に横たわり、吐いたのだと言う。

恐ろしい。

この時点で既に、症状が出てから24時間が経っていた。マラリアなら、マズイ。

やはり受診か。でも、私はなかなか決断できなかった。滞在していた宿があるのはかなりの田舎で、周辺は未舗装の道である。交通手段も徒歩以外ない。車で20分ほどの距離の病院にどうやって行くのか。それに、やはり海外の病院なんて、いくらかかるかわからない…。

それでも、夫が病院に行こうと言ってくれた。

この時点で、私はベッドとトイレの往復ぐらいしかできない状態だった。いや、起き上がるのもしんどいので、トイレに行きたいのを我慢するくらいだった。2メートル先にある体温計を取るのも苦しくて、水を飲むために体を起こすのもキツかった。

(こんな状態で、病院、行けるかなあ。)
と、不安だった。

念の為、夫に「一緒に来てくれるん?」と聞いたら、「何言ってんだ、斉藤さんだぞ?」くらいのテンションで、「もちろんだ。」と言ってくれた。

もう水が尽きていたけど、周辺に水が買えるお店がない。そんなとき、宿の人に頼んで2リットルの水を2本調達してくれた。

チャパティと卵焼きという油っこいものが食べられなかったから朝食はスキップしたけど、薬を飲むために食べることが必要なので、宿の人に頼んでパイナップルを用意してくれた。

病院に行くためのトゥクトゥクを、宿の人に頼んで手配してくれた。

なんてこった、びっくりするほど頼りになる夫ではないか。感謝の気持ちでいっぱいだった。(宿の人もとても親切にしてくれた。サポートに感謝。)

未舗装のガタガタ道をトゥクトゥクで走った。ガタンガタンと激しく揺れる度に頭に響いたが、久しぶりに外の空気を感じて気持ちよかった。

20分ほどかけて、無事に病院に着いた。


病院での受診の流れ

タンザニアや他のアフリカ諸国の病院は、日本の病院とはシステムが異なる場合が多いと思う。以下、実際の流れを整理しておく。

①受付

まずは受付。パスポートなど身分証明書の提示は求められず、名前を聞かれただけだった。「マラリアの検査をしたい」と伝えたら、「診察」か「検査キット」かと聞かれた。「診察」と答えると、10,000シリング(約600円)だと言われた。受付のスタッフさんが次の場所に案内してくれた。

②診察のための支払い

10,000シリングを支払った。※現金のみ

③血圧・体重の測定

支払うと、次の場所に案内された。血圧と体重を測った。おでこに当てるタイプの体温計で体温も測られたが、36.3℃だった。(信憑性)

④診察

測定が済むと、診察室に入るように言われた。ドクター(らしき人)の診察を受けた。

【伝えたこと】
・症状…高熱、激しい頭痛、体の節々の痛み、咳、喉の痛み、鼻水
・マラリアの検査をしたいということ

【聞かれたこと】
・症状はいつから出始めたか
・水はどのくらい飲んでいるか

紙切れをもらい、検査代を支払うように言われた。

⑤検査の支払い

次に、検査代を支払った。マラリアと腸チフスの検査をするということで、合計16,000シリング(約970円)だった。

⑥検査

支払いを済ませた後、検査室に入った。血液検査のため採血があったが、全く痛くなかった。45分後に結果が出るから、待合室で待つように言われた。待合室のソファがふかふかすぎて、二人とも気持ちよくうたた寝をした。

⑦結果

45分ほど経ったら呼ばれた。(厳密には呼ばれたわけではなく、目を覚まして案内のおばちゃんの顔を見たら、目が合って手招きされた。)

再び診察室に入り、検査結果を聞いた。幸い、マラリアでも腸チフスでもなかった。「多分インフルエンザじゃないかな?」という感じだった。ゆるい。薬を出すということで、処方箋を受け取った。

⑧薬の受け取り

薬は、隣接する薬局などではなく、病院の同じフロアで受け取ることができた。3種類の薬をもらい、それぞれの服用方法について説明を受けた。合計22,000シリング(約1,330円)だった。


以上が病院での流れである。私たちは以前ルワンダに住んでいて、ほとんど同じような流れだったから割とスムーズに進めることができた。それにしても、歩くだけで精一杯だった私の代わりに、夫は受付も支払いも何もかも済ませてくれた。まるで保護者かのように。頼りになりすぎて、アフリカンマダムの半分くらいの背中がいつもより1.5倍大きく見えた。


かかった費用

受診に関してかかった費用は、以下の通りである。

・診察代:10,000シリング(約600円)
・検査代:16,000シリング(約970円)
・薬代:22,000シリング(約1,330円)

【合計】48,000シリング(約2,910円)

病院に行く前は、「海外で受診だなんて数万円かかるかも…」なんて思っていたからこの金額には安心した。それに、受診も検査も前払い制なので、フタを開けてびっくり!高額請求!ヒエェみたいなこともないのでありがたい。海外旅行保険で医療費をまかなうつもりだったが、申請しなくてもよさそうだと思えるほどだった。(帰国したら申請はするのだが)

もし、タンザニアやその他アフリカ諸国で病院に行く必要がある場合には、ぜひ参考にしてください。※国によって金額は全然違うかも?

ちなみに、私が受診したのはタンザニアのムベヤという街にあるマラナータ病院(Maranatha Hospital)。病院のスタッフはみんな親切だし、どの人も英語が通じるし、待ち時間もほとんどなくてとてもよかった。(ルワンダでは、受診すると半日かかるのが当たり前だったので、今回はあまりの早さに驚いた。)


発症3日目

しっかり薬を飲んで安静にしていたのだが、なかなか熱が下がらなかった。他の症状はマシになってきたが、咳はどんどんひどくなった。夕方、少しよくなったと思って料理の手伝いをしようとしたところ、めまいがしてやっぱりベッドに戻った。

発症4日目

朝起きたら熱は下がっていて、通常の朝食が食べられるようになった。相変わらず咳はひどかったが、ほとんど普通に過ごせるようになった。予定通り宿をチェックアウトした。4泊がほぼほぼ療養生活になってしまったが、しっかり休めてよかった。


この後、念のため違う宿でもう1泊療養し、陸路でマラウイに入国した。


現在、発症してから1週間以上経つが、未だに咳が続いている。ドクターが言うようにインフルエンザだったのかもしれないし、実はコロナだったりするのかもしれない。何かはわからないが、とにかく大病でなくて本当によかった。


『体が資本』

このことを身に沁みて感じた。
アフリカをはじめ、世界を旅するみなさん、
体調に気をつけて、元気に旅を続けましょう。

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