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定番のクリスマス料理集 | レンズAI AF Nikkor 50mm f/1.4Dで綴る1日 | Vol.1

カナダで16回目のクリスマスを迎え、いつものように家族同様にお付き合いしているメルママ宅ですごしました。

メルママは夫の元ホストマザーで、夫が一年間ひとつ屋根の下で衣食住を共にし、英語がほとんど話せなかった時からの関係です。

そもそも40歳目前でカナダ移住という情熱と、自分の持っているスキルにかけたものの(詳しくはプロフィールに書いています)、英語がてんでだめという状況から、夫だけまずはカナダに一年間語学留学のため別居しました。その時にご縁があったホストファミリーのお母さんがメルママ、ご主人はロバートさんです。

メルママは私より20歳年上で3人の子供を育て、ご夫婦ともに公務員で当時はメルママもバリバリフルタイムで働いていました。

とにかく人が好き、世話を焼くのが好き、外交的でパーティをよく家で開いたり、ドライブで友達に会いにでかけるのが日常で、おしゃべりが大好きな明るい性格の彼女。

そんな彼女なので、子どもが皆巣立ってご主人以外、だれも家にいなくなった年のクリスマスは、
「こんなに寂しいクリスマスなんて耐えられない。」
って泣いていたとメルママの妹さんが言っていました。

メルママは、子どもたちが巣立った後は、ホームステイで英語を学ぶ生徒さんを受けいれお世話しており、そこにご縁があったのうちの夫だったのです。
メルママはコミュニケーション上手なので、英語力を磨くにはもってこいの環境です。

とはいえ、夫は40歳位、まわりの海外からの生徒は17歳とかティーンエイジャーでとても若く、10代の頭の柔らかさ、語学の吸収力とは雲泥の差なのはもう一目瞭然!

ティーンのウサギのような速さでペラペラになっていく周りの留学生と、亀さんペースの、なかなか上達しない英語力の伸びの差に愕然とし、英語の難しさにメンタル激凹みの夫。

そもそも企業からの派遣で英語留学しているのではなく、個人で自費で40歳で妻を日本に残して、一人でカナダに留学していることがわかると、周りの留学生に引かれてしまっていたそうです。
なにこのおじさん、って感じで。

当時、私とスカイプ越しに話していても、どんどん痩せていくのがわかりました。留学前は、つのだひろばりにメリージェーンでも歌いだすのかと思うほどのバディだったのですが。

いまでも、本当に留学時代は辛かったと、しみじみ話します。その年のクリスマスもあまり覚えていないほどに精神面でも過酷だったと。
もともとメンタルはすごく強い人なので、こんなに凹んだことにびっくりでした。

ホームステイをしていた一年間のうちに、
「この人は本気でカナダで生きていこうと、この歳でやってきて、英語を必死にがんばっているんだな。」
という思いが、次第にメルママに伝わっていったように思います。

それからは、彼女の親戚や友人との集まりにも夫を誘ってくれるようになり、ホームステイを終えてからも、ご近所に住みながらお付き合いが続きました。

やがて夫は留学生から社会人となり、私も愛犬とともにカナダへ渡って、皆で新しい生活を始めました。
最初の数年間は本当に大変で、暮らしがようやく軌道に乗るまでには、いくつもの壁を越えなければなりませんでした。

それでも今こうして皆が集まり、歳を重ねながらなんとか元気に16年目のクリスマスを一緒に迎えられることが、本当にうれしいです。

おかげでイブとクリスマスの過ごし方のメルママファミリーの時間割も
今年はいわれなくてもこういう流れを把握できるようになりました。

  1. イブの朝からメルママの家に料理のお手伝いに行き、夕方自宅に一端戻り、夜の18時半にキレイめの格好でメルバママの家に皆集合。

  2. もって来たクリスマスプレゼントをツリーの根元に置き、ぞくぞく集まってくる親戚やお友達にクリスマスの挨拶とハグを交わし合い、一緒にミートパイとロブスターチャウダーをいただきなながら語らいます。

  3. 21時半になったら皆で教会に行きます。

  4. 翌日のクリスマス当日は、朝10時半にツリーの根元に皆あつまって、コーヒーなどをいただきながらゆっくりすごした後に、皆でプレゼントを一斉に明ける一番楽しい時間です。

  5. そのあとは夜まで近所のメルママの親戚の家(おばあちゃんの家と妹さんの家)を徒歩で皆ではしごし、挨拶に行って、それぞれのおうちのツリーを囲んで語らいプレゼントを開く様子を見守るのです。


はじめの頃は、「よそ者の私たちがここにいていいのだろうか。人種も文化も違うのに」と恐縮する気持ちもありました。

けれど、そんな気持ちを忘れさせてくれるような、懐の深い優しさを持つご夫婦のおかげで温かいご縁が生まれ、今のつながりへと続き、すっかり第二の家族となりました。
人と人の出会いやご縁というのは、本当に不思議だなと感じます。

そんなクリスマスの一日を彩る、おいしくてほっとする味わいのクリスマスの家庭料理にクローズアップ。長年愛用しているレンズ「AI AF Nikkor 50mm f/1.4D」で撮影した写真とともにご紹介します。

プリンスエドワード島出身の友人「メルママ」の家族と15年にわたって一緒にキッチンに立ち、毎年のクリスマスディナーづくりをお手伝いながら覚えたクリスマスの家庭料理集です。

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