◉高市内閣は宗教法人に課税できるか?
◉デイリー新潮が、高市内閣による宗教法人課税について、記事を出しています。正直いって根拠が薄弱で、単にデイリー新潮の願望を記事にしたような面がありますが……。公明党と連立解消からの衆議院選挙圧勝で、そっちに意識が向くのは、理解できますけれど。根っ子は、収奪型の共産趣味経済論と、五十歩百歩ですね。
【高市首相はタブー「宗教法人への課税」に着手できるか 創価学会が震え上がる「強烈カウンターパンチ」】デイリー新潮
夏前のタイミングで
高市早苗首相は9日、自民党総裁として記者会見した。自民党と日本維新の会で合計352議席を獲得した民意を背景に「責任ある積極財政」や安全保障政策の抜本的強化といった重要な政策転換を進めていく考えを示した。主要政党がそろって訴え、国民生活によりダイレクトな形でインパクトがありそうな消費税減税については「国民会議」でスケジュールや財源などの課題の検討を進めていくとした。当然、財源に注目が集まるが、一部で秘策がうごめき始めたとの声も聞こえてきた。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、バイクに乗る高市総理のイメージイラストです。ドラマーでバイカー、昭和の昔ならヤクザなドラマーにカミナリ族( ´ ▽ ` )ノ
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■まずは個人的な雑感として■
高市総理が公約に掲げていた、食品の消費税の2年間ゼロで、必要な財源は約5兆円とされます。まぁ、そもそも代替財源は必要なのか・景気浮揚の自然増収でなんとかなる、という意見もあります。たぶん、2年ぐらいはなんとか大丈夫でしょう。でも2年後、税率を元に戻すと今度は、物価がガツンと上がってしまいます。
だから、経済評論家の上念司氏は、もう他国のように食料品のみ無税で固定しては……という意見を、表明されていますね。個人的には、軽減税率で混乱するぐらいなら、いったん軽減税率は全廃して、食料品のみ0%で他は一律というのは、ひとつの選択肢ですね。でもその場合にも、積極財政の財源は必要ではあります。
そうなると、宗教法人への課税はありでしょう。ただその場合、地方の小規模な寺社は、苦しくなるので。そこはある程度、免除や給付制度や軽減があっていいでしょう。支部をいくつも持つ巨大宗教団体は、公称信者数に合わせて課税で、良いんじゃないですかね? 虚偽の信者数も実数になって、宜しいんじゃないでしょうか?
そもそも、宗教法人の無税は、GHQが日本へのキリスト教浸透を願って、作った制度で。実際は、日本のキリスト教徒は韓国のようには増えず。むしろ、仏教系団体が利用して、巨大な本殿を作ったりしています。課税自体は、事業部分にはけっこうかかってもいますし、代替財源になり得るのか、素人にはわからん部分も。
■AIに宗教法人課税を聞いてみた■
おそらくは、デイリー新潮が期待したような、税収額にはならないでしょう。また、上に政策あれば下に対策あり、宗教団体も指を咥えて税金として持っていかれるのを、黙って見てはいないでしょうし。今回の衆議院選挙で、宗教団体票が、思ったほど効果的ではなかったことが、バレてしまいましたが。そうそう、無党派層が毎回投票するわけでもなく。
そこで、AIに現状でかけられる税金と、問題点を聞いてみました。AIに対して、感情的な反発を見せる人がいますが。これ自体はただの道具ですからね。ターミネーターのスカイネットのように、意思を持って人類に反乱を仕掛ける存在ではなく。まだいい加減な部分はありますが、こういう問題のデータ提供や論点の整理には、向いていると思います。
宗教法人への課税については、現在でも「収益事業(駐車場経営や物品販売など)」には課税されていますが、お布施や戒名料、寄付金などの「宗教活動」による収入は非課税となっています。
もし、これらすべての活動を一般的な株式会社と同様に課税対象とした場合、どのような税金がかかり、どれほどの税収が見込めるのかについて解説します。
1. 課税した場合にかかる主な税金
現在免除されている部分に課税すると、主に以下の4つの税金が大きな柱となります。
① 法人税(国税)
現在は、宗教活動による収入(お布施、寄付、お守りの販売など)は非課税です。
課税した場合: 全ての収入から経費を差し引いた「所得」に対して、法人税(約23.2%)が課されます。
対象: お布施、戒名料、祈祷料、お賽銭、寄付金、お守り・御朱印の売上など。
② 固定資産税(地方税)
現在は、宗教法人が「専らその本来の用に供する」建物(本堂、社殿、教会など)や境内地は非課税です。
課税した場合: 寺院や神社の広大な土地、一等地のビル、歴史的建造物に対して、評価額の1.4%が毎年課税されます。
影響: 都市部の一等地(明治神宮や築地本願寺など)や、広大な山林を持つ寺院にとっては極めて巨額の負担になります。
③ 消費税(国税・地方税)
現在は、お布施や祈祷料は「対価を得て行われる取引」ではない(寄付に近い)とみなされ、非課税です。
課税した場合: 戒名料や入場料、お守りの販売などに10%の消費税がかかります。
④ 所得税(源泉徴収)
※現在でも、僧侶や神職が受け取る「給与」には所得税がかかっています。ただし、法人としての受取利息や配当金に対する源泉分離課税が免除されているケースがあり、これらが課税対象となります。
2. 年間の推定税収はどれくらいか?
宗教法人の正確な財務データは公開義務が限定的なため、正確な算出は困難ですが、過去の経済学者やシンクタンクの試算に基づくと、以下のような数字が推測されています。
試算の目安:
法人税分: 宗教法人の年間総収入は数兆円(一説には約4兆円前後)と言われています。ここから経費を引いた利益に課税すると、数千億円(約2,000億〜5,000億円程度)の法人税収が見込めるとする説があります。
固定資産税分: これが最も大きいと言われています。日本全国の寺社仏閣の土地・建物を時価評価して課税した場合、1兆円〜2兆円規模の税収になるとの試算もあります。
合計: 控えめな見積もりでも年1兆円程度、最大で4兆円超という極端な試算まで幅がありますが、現実的には1〜2兆円前後が議論のベースになることが多いです。
※参考:日本の消費税1%分が約2.8兆円ですので、宗教課税によって消費税0.5%分くらいの財源が確保できる計算になります。
3. 課税した場合の課題と論点
「公平性の観点」から課税を求める声がある一方で、以下のような深刻な課題があるため、実現には至っていません。
信教の自由(憲法20条)への抵触:
国家が宗教団体の財務に深く介入し、帳簿を検査することは、宗教活動への干渉につながる恐れがあります。伝統文化・文化財の崩壊:
地方の小さな寺社はすでに経営難です。固定資産税を課せば、多くの寺社が廃業し、国宝級の建物や伝統行事が維持できなくなります。「対価性」の判断が困難:
お布施は「気持ち」なのか「サービスへの対価」なのか、法的に線引きするのが非常に難しいという問題があります。資産評価の難しさ:
「歴史的価値のある境内の土地」をどう評価するのか(売買できない土地にどう課税するか)という実務上の困難があります。
まとめ
宗教法人に全面的に課税した場合、年間で1兆円〜数兆円規模の税収が見込まれます。しかし、地方の寺社の消滅や憲法上の問題、文化財保護の観点から、一律の課税は現実的に極めて難しいのが現状です。
そのため、現在は「収益事業への課税強化」や「財務情報の透明化(公開義務)」の是非が、主な議論の焦点となっています。
そう単純な話ではないことが、AIレベルでも指摘できるわけで。「何処かにズルいことをやって、濡れ手で泡の儲けを得ている人間・団体がいるはずだ。そいつらから税金を取れ」ってのは、共産趣味型収奪経済。金の卵を生むガチョウを、美味しくいただいてしまう発想です。あるいは、徳政令で借金チャラ型一時しのぎというか。
■日本で妥当な消費税額は?■
やはり、政治家はちゃんと消費税について、語るべきなんですよね。何度も書いていますが、そんな悪税なら、世界中の国で採用されているはずもなし。しかも、OECD平均では19%と、日本の2倍近い税率が、世界標準ですから。この国はどうも、消費税と竹中平蔵氏を批判しておけば、右からも左からも攻撃されないという、安易な人間が多く。
コチラについても、AIに消費税と消費税率について、聞いてみました。
現在の日本における「妥当な消費税率」については、経済学者、政治家、そして国民の間でも意見が大きく分かれる非常に難しい問題です。一概に「◯%が正解」という数値はありませんが、「どのような社会を目指すか」という視点から、諸外国の事例と比較して検討してみます。
結論から言えば、議論の目安となるのは以下の3つのシナリオです。
1. 国際機関(OECD・IMF)の推奨:15%〜20%
(欧州型:高福祉・高負担への移行)
根拠: OECD(経済協力開発機構)やIMF(国際通貨基金)は、日本の急速な少子高齢化と膨大な公的債務を背景に、将来的に消費税を15%から20%程度まで引き上げる必要があると繰り返し提言しています。
諸外国の例:
北欧諸国(スウェーデン、デンマーク等): 25%
標準的なEU諸国(ドイツ、フランス等): 19%〜20%
メリット: 社会保障(年金、医療、介護)の財源が安定し、将来不安が軽減される。所得税に比べて現役世代への負担集中を避けられる。
課題: 低所得者ほど負担感が重くなる「逆進性」が強まるため、給付付き税額控除などの強力な格差是正策がセットで必要。
2. 現状維持〜微増:10%〜12%
(アジア・近隣諸国型:バランス重視)
根拠: 日本の現在の10%は、アジア諸国の中では標準的、あるいはやや高い部類に入ります。
諸外国の例:
韓国: 10%
中国: 13%(標準税率)
シンガポール: 9%(2024年に引き上げ)
台湾: 5%
メリット: 消費への冷え込みを最小限に抑えつつ、一定の税収を確保できる。
課題: 現在の社会保障費の増大ペース(毎年約1兆円ずつ増加)に対し、10%では到底賄いきれず、借金(国債)に頼る構造が続く。
3. 減税・凍結:0%〜5%
(米国・経済刺激重視型)
根拠: デフレ脱却や景気刺激を最優先する経済学者や政治グループが主張しています。
諸外国の例:
アメリカ: 連邦消費税はなく、州・地方自治体による「売上税」のみ(0%〜10%程度と地域差が激しい)。
カナダ: 連邦消費税は5%(+州税)。
メリット: 個人の手取り感が増え、消費が活性化する。物価高騰対策として即効性がある。
課題: 年間約20兆円以上にのぼる消費税収を失うため、他の税(所得税や法人税)を大幅に上げるか、社会保障サービスを大幅にカットする必要がある。
「妥当な額」を導き出すための3つの視点
日本にとっての妥当な額を考える際、以下の「日本特有の事情」を考慮する必要があります。
社会保障の財源構成: 欧州諸国は消費税が高い分、大学教育の無償化や医療費の自己負担なしなど、国民への還元が非常に手厚いです。日本が15%以上を目指すなら、「増税分がどう還元されるか」という納得感が不可欠です。
直間比率(直接税と間接税のバランス): 日本は所得税や法人税の比率が比較的高いまま消費税も上げてきた経緯があります。消費税を上げるなら、現役世代の所得税を減税するなど、税制全体のデザイン変更が必要です。
経済成長率: 賃金が上がらない中での消費増税は、景気を冷え込ませる「毒」になります。「賃金上昇率 > 物価上昇率(増税分含む)」の状態が作れるかどうかが、妥当性を決める鍵です。
結論としての「妥当な額」の私案
多くの経済的議論を総合すると、現在の日本において**「短期的には10%(据え置き)、中長期的には15%(ただし条件付き)」**が、一つの現実的な妥当ラインと考えられます。
条件1: 軽減税率の撤廃と、低所得者への直接的な現金給付(給付付き税額控除)への切り替え。
条件2: 教育費の完全無償化など、子育て世代への明確な還元。
条件3: 経済成長(実質賃金の上昇)が確認されたタイミングでの段階的引き上げ。
結局のところ、消費税率は「政府にどこまで公助(サービス)を求めるか」という国民の選択そのものです。「中福祉・中負担」を維持するなら10〜12%、「高福祉・高負担」を目指すなら15〜20%というのが、諸外国と比較した際の妥当な物差しとなります。
個人的には、北欧の高福祉国家が軒並み25%前後の消費税ですから、15〜20%は中腹支柱負担だとは思います。20〜25%が高福祉高負担の範疇かと。消費税を挙げて、所得税や社会保障費を下げる形で、。贅沢するか切り詰めるかは、個々人の判断でいいと思うんですよね。消費税はある意味で、ぜいたく税の側面もありますから。
本当なら、中曽根内閣で売上税を導入していれば、バブル景気の加速も抑えられたのに。経済オンチのマスコミと野党が、公約違反の売上税の大合唱で中曽根対人に追い込み、その成功体験が忘れられずに、今に至っていますからね。OECDやIMFの提言が、打倒なんですが。出羽守も、消費税だけは国際標準を無視しますね。
■オマケ:他の税制の選択肢■
最後に参考意見として、導入可能・強化可能などんな税制があるのか、AIに聞いてみました。
消費税(間接税)だけに頼る税制は、低所得者の負担が重くなる「逆進性」が課題となります。そのため、日本でも「所得」や「資産」、あるいは「環境負荷」に対して課税する、新しい税制の導入や強化が議論されています。
諸外国の事例を参考に、主要な5つの案を解説します。
1. 金融所得課税の強化
現在は株の売却益や配当金に対して、一律約20%の税率が適用されています。これを所得に応じて高くする(累進課税化)、あるいは税率自体を引き上げる案です。
諸外国の例:
アメリカ: 所得に応じて0%〜20%(+付加税)。高所得者ほど高い。
イギリス: 所得水準に応じて10%または20%(株式の場合)。
ドイツ: 約26%(一律)。
メリット: 「1億円の壁(所得が1億円を超えると、金融所得の割合が増えるため実質的な税負担率が下がる現象)」を解消し、格差を是正できる。
デメリット: 投資意欲を減退させ、「貯蓄から投資へ」という政府方針と矛盾する。また、富裕層の資金が海外へ逃避するリスクがある。
2. 炭素税(環境税)の本格導入
二酸化炭素(CO2)の排出量に応じて企業や個人に課税する仕組みです。日本でも「地球温暖化対策のための税」がありますが、諸外国に比べると極めて低水準です。
諸外国の例:
スウェーデン: 1トンあたり約1.5万円(世界最高水準)。
フランス: 1トンあたり約6,000円。
日本(現行): 1トンあたり289円。
メリット: 脱炭素化への強力なインセンティブになる。欧州が導入を進める「炭素国境調整措置(炭素税が低い国からの輸入品に課税する仕組み)」への対策になる。
デメリット: 電気代やガソリン代、製造コストが上昇し、物価高を助長する。エネルギー多消費産業(鉄鋼・化学など)の国際競争力が低下する。
3. 富裕層への「資産税(富裕税)」
フロー(毎年の所得)ではなく、ストック(保有している純資産)に対して毎年課税する仕組みです。
諸外国の例:
スイス: 州ごとに純資産に対して課税。
ノルウェー・スペイン: 一定額以上の資産保有者に課税。
フランス: かつて導入していたが、現在は「不動産富裕税」に限定(資本逃避を防ぐため)。
メリット: 世代を超えて蓄積された格差を是正できる。消費税増税に対する「公平感」を国民に示せる。
デメリット: 資産(未上場株や不動産)の評価が非常に難しく、徴税コストが高い。富裕層が海外へ移住する最大の動機になりやすい。
4. デジタル課税(国際課税の強化)
GAFA(グーグル、アマゾンなど)のような、物理的な拠点がなくても国内で巨大な利益を上げる多国籍企業に対し、適切に課税する仕組みです。
諸外国の例:
OECD加盟国(日本含む): 130以上の国・地域で「グローバル最低税率(15%)」の導入に合意し、現在各国で法整備が進んでいる。
メリット: 国境を越えた租税回避を防ぎ、国内企業との公平な競争環境を作れる。巨大IT企業から確実な税収を得られる。
デメリット: 国際的な合意形成が難しく、一国だけ突出して導入すると他国(特に米国)との貿易摩擦に発展する可能性がある。
5. 相続税・贈与税の強化(および一体化)
日本はすでに相続税が高い国ですが、さらに「格差の固定化」を防ぐために、生前贈与と相続を一体化して課税を強化する議論があります。
諸外国の例:
ドイツ・フランス: 日本と同様に高い累進課税。
アメリカ: 免税点(非課税枠)が非常に高い(約1,300万ドル=約20億円まで非課税)が、それを超えると高い税率がかかる。
メリット: 「親の富」による格差をリセットし、機会の平等を促進する。
デメリット: すでに所得税を払った後の資産に対する「二重課税」だという批判が強い。事業承継(中小企業の跡継ぎ問題)を困難にする。
まとめ:日本が取るべき方向性は?
専門家の間では、以下の「税制のミックス」が現実的だと言われています。
①「広く薄く」の消費税(社会保障の安定財源)
②「環境負荷」への炭素税(未来への投資と産業構造の転換)
③「資産・金融所得」への適正課税(格差是正と公平性の確保)
特に、「金融所得課税の適正化」と「炭素税の段階的引き上げ」は、国際的な潮流とも一致しており、日本でも今後数年以内に議論が本格化する可能性が高い分野です。
どの税制を強化するにしても、重要なのは「取ること」だけでなく、その税金が「どう使われ、どう国民に還元されるか」という透明性を高めることだと言えます。
なかなか、決め手はないですね。金融所得課税の強化は、それこそ共産趣味型収奪税制になりそうですし。炭素税とか、抜け穴だらけで骨抜きになりそうですし。ただ、グローバル企業へのデジタル課税は、ある程度は必要でしょうね。アメリカは嫌がるでしょうけれども、ここはEUやアジア各国と連帯して、戦うべきでしょう。
また、富裕層への資産税(富裕税)は、面白そうですね。少子高齢化の日本には、必要。個人的には、日本国内の企業の税収は、各支部ごとに地域に収める形で、地方交付税を減らすと併せて、大企業の地方への本社移転など、促してもいいと思うんですけどね。そういう、地産地消的な部分も、これからは必要な議論かもしれません。
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