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公認会計士と呪いの剣「肩書きが武器にも足枷にもなる、学び直しが評価につながらない理由」

 2026年4月から、富士通は新卒一括採用を前提としない形での採用を本格化させます。そこでは「どの大学を出たか」よりも、「どの役割を担えるか」、「何ができるか」が評価の起点になります。

当社は、2026年度(2026年4月入社)の新卒採用より、新卒入社者へ「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を拡大し、新たな採用形態へのシフトおよび有償インターンシップの拡充を行います。
当社の国内グループですでに制度を導入している幹部社員および一般社員に加え、新卒入社者にもその考え方を適用することで、事業と連動した人材ポートフォリオの実現に向けた全社員への「ジョブ型人材マネジメント」の適用やグローバルでの人材流動化を加速させていきます。

富士通 新卒採用への「ジョブ型人材マネジメント」の拡大について【2024/6/21】

 これは富士通一社に限った話ではありません。学歴や肩書きよりも、職務や役割を基準に人を評価しようとする動きは、静かに始まっています。

 こうした変化の中で、新年を迎え、学び直しやキャリアの立て直しを意識し始めた人も多いのではないでしょうか。「新しい知識や肩書きを身につければ、評価も変わるはずだ」そう考えるのは、ごく自然なことです。この認識は、多くの社会人に共有されています。実際、第一生命経済研究所の調査によりますと、「学び直しは必要だ」と考えている社会人は8割を超えています。ただし、その必要性が、そのまま成果につながっているかというと、話は別です。実際に学び直しを行っている人は3割程度にとどまり、その多くが明確な成果を実感できていません。

出所)第一生命経済研究所【2025/8/21】

 この数字は、学び直しが足りないことを示しているのではありません。

 「何のために学ぶのか」、「その学びが市場でどう評価されるのか」

 この設計が曖昧なまま、学び直しが語られていることを示しています。「学び直せば何かが変わるはずだ」、「肩書きを変えれば評価されるはずだ」そう考えて行動する前に、その努力が市場のどの評価軸に効くのかを一度立ち止まって考える必要があります。では、そもそも市場は、人をどのような基準で評価しているのでしょうか。


学び直しが期待ほど評価につながらない理由

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