楽々古事記【31】ふたつの宝もの
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建御雷神 帰還
国譲りを成功させた建御雷神(タケミカヅチ)が高天原に戻ってきて、天照大御神(アマテラス)に報告しに来ました。
「アマテラスさま、ただいま戻りました」
「おお、よくやったぞ、タケミカヅチ!。グッジョブ、グッジョブ。サンキュー、サンキューな!」
「はい。お役に立つことができて、大変嬉しく思います」
「(相変わらず調子狂うのぉー…。英語で返さんとかコイツは…。せっかく私が英語で#&$”%$~!”&)」
長男の天之忍穂耳命(オシホミミ)
そうやってアマテラスが不貞腐れていると、
「交渉は終わったっちゃけん、誰を地上に送ろうか?…やっぱアマテラスさまの長男オシホミミかな?」
と、高御産巣日神(タカミムスヒ)が言ったので、アマテラスは長男オシホミミを呼びました。
「もう、わかっちょろーけど、地上を《知らし》て治めんか?」
「えッ、オレが?」
「だけ、お前は私の長男っち言いよろーが!」
「えーとですね…でも明後日、おばぁちゃんが危篤だから…そのぉー」
「なん言いよるとかきさん! お前のばぁちゃんっち、イザナミやろーが! ボテくり回すぞコラァー!」
一度ならず二度までもワケのわからない理由で断ってきたオシホミミに、完全にヒートアップしたアマテラスでしたが、オシホミミが次の手を打ってきました。
「いや、母ちゃん、さっきのは冗談たい、冗談(笑)。ホントはオレの息子ニニギに行かせたいっち思いよったんよ」
「なに? ニニギちゃんに?」
「そう、ニニギたい」
アマテラスは、「ニニギ」という言葉を聞いたとたんに、ヒートダウンするどころか、目じりが下がってトロけそうになっていきました。
邇邇芸命(ニニギ)
「ニニギちゃんで大丈夫なん?」
「アイツなら大丈夫たい。結構しっかりしとるよ」
「そうなん?」
「うん。チョット今呼ぶね。ニニギー、おーい、ニニギー」
「はーい。父ちゃん、なんー?」
「ちょー、コッチ来てん」
「はーい」
ということで、オシホミミとアマテラスのところへ、邇邇芸命(ニニギ)がやってきました。
「父ちゃん、どしたん? おばぁちゃんまで一緒に…」
「とりあえず、おばぁちゃんと話してん」
「うん。おばぁちゃん、どーしたと?」
「ニニギちゃん、地上に降りてみたいとか思ったことある?」
「うん、興味はあるよ」
「そうなのニニギちゃん、いい子やねぇー。それでね、ニニギちゃんみたいな良い子に地上を《知らし》て欲しいなぁーっち、おばぁちゃん思いよるんよぉ」
「うん」
「ニニギちゃん、出来そう?。イヤなら断ってもいいとよ。おばぁちゃん、怒ったりせんよ」
「うんとねぇー、う~ん・・・。ボク出来るよ。行ってもいいよ!」
「そぉーなのぉー!。ニニギちゃんは、なんて良い子なんやろか」
もうメロメロです。
アマテラスは話すだけで目がウルウルしてます。
そりゃそうです。
だってニニギはアマテラスの「孫」なんですから。
宝もの
天照大御神(アマテラス)の孫のニニギが、地上に降り立つことが決定しました。
これが世に言う「天孫降臨」です。
【天孫降臨】てんそんこうりん
「天」=天照大御神(アマテラス)の
「孫」という意味です。
「ニニギちゃん、チョット待っちょってね。渡すモノがあるけん」
「うん、わかった」
アマテラスはニニギに持たせるモノを取りに行きました。
🎵なんでこんなに可愛いのかぁよぉ~
🎵孫という名のぉ~宝ものぉ~
もうご機嫌です。
持たせるモノを取りに行きながら、鼻歌まで出る始末です。
金ぴか三点セット
「はい、コレを持っていきー」
「おばぁちゃん、なんコレ?」
「コレ? これは金ぴか三点セットたい」
「金ぴか三点セット?」
「そうたい。正式には『三種の神器』っちゅうんよ」
「ふーん」
「コレがニニギちゃんを守ってくれるけんね! 特に鏡は私そのものやけん大事にしてね」
「うん、わかった。ボクの宝ものにするね。おばぁちゃん大好き! ありがとね!」
「(だ、だ、だ、大好きって…)」
ここでアマテラス、涙。
「ううッ…ニニギちゃん、コレも持って行きぃー、グスン涙」
泣きながら稲や種、生活用品を包んで渡しました。
「ありがとう、おばぁちゃん!」
「必要なモノがあったら、スグにおばぁちゃんに言うんよ! 段ボールに入れていっぱい送っちゃるけんね。わかった? グスン涙」
「うん、おばぁちゃんに会えなくなるのがチョット寂しいけど、ボク頑張るねッ!」
「さ、さ、寂しいって・・・、ううッ・・・ニ、ニ、ニニギぢゃぁぁぁぁぁん」
とりあえず、今回はここまで!
今回の図と邇邇芸命(ニニギ)が載った系図を貼っておわりますね。
図① 今回の図

図② 系図 邇邇芸命
ニニギは左上から4段目です。

北九州市で飲食店などをやっています。
気になる方は下記のプロフィールをご覧くださいませ。
ではでは。。。
