ADHD・ASD、双極性障害と診断を受けて障害者になった話。
0:発達障害と知るきっかけは人生で何度かあった
自分の親は結構、教育熱心なタイプです。
小学生の時には、公文、習字、プール、空手、英語を同時に習っていたので、放課後は車で送ってもらって何らかの習い事を受けていた気がします。
その習い事は幼稚園に入る前から始まっていて、みんなで何かを遊ぶ的なことをやっていた覚えがあります。
この時に、そこの先生から自分は他の子どもたちと同じことが出来ないと言われ、結構悩んだようです。
悩んだ挙句、同級生のお母さんに保育士をやっている人がいたので、その人に相談したところ、それは個性と言われて安心したみたいです。
でも、今振り返れば、それはADHDやASDに多いコミュニケーション能力が劣っていたと言えそうです。
それから数十年、自分が発達障害と知らずに生きてきました。
社会人5,6年目くらいに、パワハラでうつ病になり、休職したことがあり、発達障害と知るチャンスだったんですが、全く見てくれない先生で薬の処方だけで終わってしまいました。
自分が32歳くらいの時に、2chで初めてADHD・ASDという病気を知って、チェックを付けていたら自分にもよく当てはまるので驚いた時がありましたが、この時は自営で上手くいっていたこともあり、特に病院に行くことはありませんでした。
1:2020年8月にADHD・ASD、双極性障害の診断を受けた
2020年8月のコロナ禍真っただ中にメンタルクリニックを受診するわけですが、そのきっかけを作ったのは奥さんの勧めからです。
奥さんは公認心理師という資格を持っていて発達障害などには詳しく、結婚生活して1年弱で自分が発達障害の可能性があるのではないか?ということで受診することになりました。
ADHDと診断を受けるには色々な検査をする必要があり、時間がかかる病院だと半年もかかるところもあるくらいです。
初めての問診で、ADHDとASD、それに双極性障害の可能性があるという話を受けました。
その問診を裏付けるべく、臨床心理士とのカウンセリングやWAIS(IQテスト)など1ヵ月かけて検査を行ったところ、最初の問診通りの診断となりました。
ちなみに、WAISでは言語理解や知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度などの項目別にIQスコアが出るテストです。この中で高い項目と低い項目とでスコアが20以上の差が空いている場合にはADHDと診断されています。
自分の場合、言語能力が高く、ワーキングメモリーが最も低く、トータルのIQは87です。
IQの世界平均は100、日本人の場合は106と言われているので、平均的な日本人よりもIQが20近く低いことになります。
2:発達障害と診断を受けて、内心はホッとした
ADHD・ASDに双極性障害、おまけにIQが低いことが判明して、落ち込むかと思いきや、むしろホッとした方が強かったです。
授業を受けていても全然頭に入ってこなかったり、浪人をして猛勉強しても第一志望に不合格したり、一流企業に入っても上司の指示が分からず、仕事が全然できなかったり…今までの出来事が発達障害の特性と照らし合わせると腑に落ちました。
ADHD・ASDのWikipediaを見ると、自分のことを言っているかのようで、初めて自分自身のことを理解することができた気になりました。
診断されて5年が経った今でもこのWikiをよく見返します。
診断が確定してから薬での治療がスタートしました。
まず、集中力が続かない特性があるADHD用の薬として、ストラテラを処方されました。この他に睡眠障害があったので睡眠薬もいくつか処方されています。
集中力が続かない問題は健常者でも同じでこの薬に興味を持つ人もいますが、ストラテラを飲むと頭の中でシーンという音が流れて静かになるのが個人的な感想です。ただ、それから容量を増やしてもストラテラは自分にはあまり効果がなかったようで、転院してからより強力な薬であるコンサータを服用中です。
コンサータは麻薬という人もおり、効果としてはドーパミンとノルアドレナリンの働きを強めることで、覚醒度を高めます。コンサータを処方できるのは専門医である必要があり、それを提供できる薬局も限られています。薬を貰う時にはコンサータカードというものを提示する必要があります。
コンサータを服用すると、頭にかかっている靄が晴れるようなイメージです。もはや、これを飲まないと生産的に動くことが出来ず、欠かせない薬となっています。
パニック障害とかもあったりするので、色々薬を試した結果、今では腰痛などの薬と合わせて、11種類の薬を服用しています。
薬の管理が大変です。。
3:精神障害者になってみて
ADHD・ASDと診断を受けてから半年後くらいに、医師の勧めで精神障害者保健福祉手帳の申請をすることになりました。
それから2ヵ月くらい経った時に、精神障害者保健福祉手帳3級を交付されることになりました。
この手帳を持っていると、自治体のバスや地下鉄の運賃が無料になったり、美術館や博物館が無料ないし半額になったり、所得税・住民税の控除が数十万円拡大するなどの恩恵を受けることが出来ます。
さすがに、この精神障害者保健福祉手帳の申請をする時には家族に相談をしました。この手帳交付でいよいよ、障害者とみなされるのかなと思ったので迷いもありました。
でも、経済的なメリットを受けることができますし、自分がこの手帳を交付しない限り、周囲にバレることはありません。
東京都の場合だと、都営地下鉄や都営バスが無料になりますし、港区だと地域のちぃばすも無料で乗ることが出来ます。
また、TOEICを受験する時には、リスニングをイヤホンやヘッドホンなどで受験できたり、時間延長などのプライオリティサポートなどもあります。
一定人数のいる会社では必ず障害者を採用しなければならない義務があり、勤務先ではその管理を自分自身が行っているのですが、その中に自分の名前がある時は障害者としてカウントされているんだなと実感します。
でも、そのように思うのはそれくらいで、様々な恩恵を受けられて良かったと思っています。
外資系投資銀行×Web会社経営×40代パパとして、株式投資・ガジェット・転職・英語学習について発信しています。
気になった方はフォローしてもらえると、とても励みになります。
