モダンアートに触れたくなったら『ガタカ』を観よう【SF映画】
今日は私の大好きな映画、
1997年のSF映画『ガタカ』を紹介します。
若き日のイーサンホークとジュードロウ、
ヒロインにユマサーマンが出ています。
なぜかずっと近所のレンタル店でも見かけなくて、この度プライムビデオで配信されていたので久しぶりに観ました!
遺伝子操作や選別社会を描いた重いテーマの作品ですが、終始、美術館を歩いているような気持ちで観れます。
ストーリーがいい意味でベタで、
スリルがあるようで、登場人物の映し方が絵画的だからか、ソワソワしないで落ち着いて見られる。
だから周りの映像美がスッと入って来る。
近未来とか宇宙的な話なのに、セピアかがった画面の中でストーリーが展開されます。
SFの世界観と、温かみのある映像と、登場人物のクラシカルな服装がちぐはぐなのに溶け合って、美しくて、少しの不穏さがある。
ジョルジョ・デ・キリコの絵に通ずるものがあります。
キリコ好き、あとはミッドセンチュリー、モダン建築が好きな方ははまると思う。
彼らの住んでいる家の外観や螺旋階段がとても印象的です。
いちいち芸術的なんですよね。
会社の屋上で同僚と話すシーンも、
空を見上げるシーンも、
ラブシーンも。
とにかくユマサーマンが美しすぎる!
瞬くたび青のアイシャドウがモルフォ蝶みたいに煌めくんです。
キルビルでも分かるけど彼女の髪はきっと猫っ毛なんですね。細くて柔らかそうで金色のシルクみたい。
ジュードロウの目の演技も釘付けになります。
彼の演じるユージーンは本当に好きなキャラで、この完成された近未来社会の闇を象徴する存在。
(ユージーンは、私が昔飼っていた犬の血統書での名前で少し親近感がある。)
現代社会に関連づけて考えさせる内容なんだけど、とにかく映像が美しくて、そういうのが後から付いてくる感じなんだよね。
スクリーンの中では永遠に美しい人たち。
その後、役者さんたちの“今”をググったら、みなさんしっかり年齢を重ねていて、パパラッチ姿もしっかり“生活している人”で、当たり前なんだけど少し安心しました。
