63. 合格奇岩
「今年こそ、今年こそはやっぱ!」神は一体何度この言葉を聞くのだろう、この受験の時期に。「やるべきことはやった、あとできることは神頼みっ」
「おれ的にアニミズムかな、偉大な自然の力の前ではどんなに勉強したってやっぱ。自然物はごっついパワーを秘めてるからな。どれにしよう、無数にありすぎで選ぶのめっちゃパワー要るな。月はどうだろー?手が届かない感じがして怖いなやっぱ。身近にあるもの、岩いいんじゃないか、固い決意みたいだもんな。川とか海だと流れる感じが今に合わない気するもんな」
「できるだけレアな形した岩見つけたほうがありがたみあるな。身近だけどレア、むずいな...あったっ!どうかうまくいきますように、と希望を注入しその希望と一体化すべきでしょやっぱ!」「誰が変な形の岩やねん、んでもってなんでお前と一つになんか。己の顔見てから言え」親友の顔を両手で挟みほっぺをむにゅっとしたまま「今年もダメかやっぱ〜!」
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