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「ゼロ番地のポスト」あとがき


私が何度も書いてしまいたくなるテーマのひとつは「赦し」です


「ゼロ番地のポスト」に込めたもの
それは「会えなくなった大切な人の想い」を
伝えてもらうことができたら……
という祈りのような願いです


会えなくなった大切な人に確かめてみたい
「本当に欲しい言葉」があったとしたら
人それぞれ異なるでしょうけれど……


究極的には
「愛されていた」という事実
「赦されていた」という安堵
なのではないでしょうか


たとえ大切な人と
誤解を抱えたまま別れてしまったとしても
その思いがどこかで解かれたとしたら
その人の人生に差していた翳りが
ほんの少しだけ和らぐかもしれない
そんな希望を込めました

もちろん、現実にはフィクションのように
「一番欲しかった言葉」が届くことはありません



この物語を通して あなたにとって
「本当に欲しい言葉」は何か
思いを馳せることで



まるで届けられた言葉のように
「ふわり」とあなたの心に
舞い降りてきたとしたら
それはあなたが起こした
奇跡かもしれません


お読み下さった全ての方に感謝を申し上げます 

松下友香


「赦す」という言葉には、優しさだけでなく
強さや覚悟が必要なこともあると思います。
時には自分を守るために「赦さない」という選択が
必要なこともあります。
それでも、人はきっと誰かの言葉に救われることがあると信じたいと思います。