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【ご案内】小説「いろは楓谷」

TALESにて【小説】「いろは楓谷ふうこく」プロローグを投稿させて頂きましたので御紹介させて頂きます。

<あらすじ>

 山間やまあいの町「いろは楓谷ふうこく」では、春になると数十万株ものカタクリが咲き誇り、山々を薄紫色の絨毯のように染め上げる。その中にひっそりと咲く白花のカタクリは「春の妖精」と呼ばれ、見つけた者の願いを叶えると言い伝えられていた。  

 木地職人きじしょくにんの木村奏司そうじは、木の椀作りを生業としている。三十二年間この町で暮らしてきたが、一度も白花のカタクリを見たことがない。母と二人で暮らしながら器を作る日々。窮屈な暮らしに、町を出たい気持ちと故郷への愛着の間で揺れていた。  

 そんなある日、工房の苦境をきっかけに、奏司は初めて「春の妖精」を探すことを決意する。  

 四季折々のいろは楓谷ふうこくを舞台に、人との出会いを重ねながら、失われた町の色と売れない器に向き合う木地職人、木村奏司が、自分の願いを見付けていく物語。

『いろは楓谷』ゆっくりとお付き合いいただけたらうれしいです。
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