フルーツバスケット(著:高屋奈月)【キョウノ君、またマンガ感想が聞きたいな「どうだろう。原作を読んでは」え?ちょっと何言ってるかわからない】
どうにも女性はアクション映画を熱く語ることなく、
男性は少女マンガにひどく熱中することはない。
やはり性別などによって、好みのジャンルが異なるというのは、
マーケティングとして避けては通れない。
しかし作品によっては、
ジャンルの制約を完全に無視して、
古今東西老若男女に愛されてしまう作品が出てくる。
本作もそのひとつであり、
言わずと知れた名作なのである。
もはや語るまでもないけど、
本作は心的外傷(トラウマ)というものに、
焦点を絞っている。
ゆえに普遍的でありえたのだ。
これ以上、ペラペラしゃべるとファンから殺されそうなので、
名作ゆえに他の方の語りを参照してもらいたい。
***
さて、トラウマ語りがこれほど前に大ヒットを飛ばすようになったのはなぜか?
いや、以前にはそのような作品はなかったのか?
無いはずがないのだが、
特に日本社会に限っては、高度経済成長の歪みが、
低成長時代になってようやく、問題として認識され始めた。
という流れがあるのだろう。
これはエヴァンゲリオンが90年代にヒットしたのと同じ構図である。
↑ アニメは全4期くらいあるらしい。
最初のは2001年で、あとは2019年なので、
別物か? ちょっと探してみてほしい。
なんとなく80年代というのは、
痛みについて語らない時代であった。
明るく陽キャであることが重視され、
重苦しい話は嫌われた。
以前からの深刻ぶる話も、
全共闘の世代が大人になると同時に古びてしまい、
ネアカの世界観になった。
でも、そんなわけないじゃん。
痛みは偏在・・遍在している。
***
ただし、本作では痛みは描くも、
ほんわかコメディ路線も捨てない。
シリアス4割、コメディ4割、読者の思い込み2割。
ふさぎこんだまま、お話を終わらせないよ。
実際に終わらないし。
むしろ本当のペーソスとシニカルなユーモアの精神を身に着けた。
これまで、ユーモアとは何か?
苦しい時こそ笑うものだ。
とか言われてもピンと来なかったセンスが、
日本人の心に戻ってきたんだ。
これ素直に喜びたい。
***
なんか続編があったけど、
結局、弟任せの一巻しか買わなかったので良く分かってない。
後は頼んだ!
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