「素材がロマンだから」――ハッカソン参加者・名古屋大学 飯田さんインタビュー
こんにちは、モクモク運営チームです!
今回は、イラストハッカソンに参加してくださった名古屋大学の飯田さんにインタビューを行いました。工学部でゴムの研究に興味を持ちながら、漫画研究会で創作活動に励む飯田さん。理系と芸術、両方への情熱を持つユニークな視点から語られる創作論は、多くの発見に満ちていました。
飯田さんってどんな人?
飯田さんは名古屋大学工学部物理工学科の2年生。専門分野はゴム材料で、特に振動を加えられた時に変化するゴムの研究に関心を持っています。
「タイヤのゴムとか、燃費が良くなるような素材に興味があります」
理系の道を選んだ理由について、「就職が強いから」と率直に語る一方で、高校時代の実験授業で物理工学の面白さに目覚めたとも話してくれました。

創作への道のり
絵を描き始めたきっかけは、小中学生時代のクラスメイトの影響でした。
「絵が上手い子がいて、『描いていいんだ』と思って、影響を受けて描き始めました」
高校時代には美術の先生の影響でデッサンにも取り組み、一時期は美術の道も考えたそうです。現在は漫画研究会をメインに、映画研究会など複数のサークルに所属して活動しています。
「漫画だけにフォーカスしてワークしている人がすごいと思います。でも、漫画だけだとインプットが減って、話のネタが尽きてしまう。だから、漫画以外のサークルにも入ってインプットを両立させています」
実際に飯田さんは映画研究会では、名古屋大学の学祭で自主制作映画を出展したりするなど本格的です。
手伝っちゃ4
— 飯田菅 (@kan_iida) June 2, 2025
2025/6/6,7,8
名大映画研究会ブースで上映#名大祭#名大映研#名古屋大学映画研究会 pic.twitter.com/mBqNKfXfLc
また、漫画研究会の部室にもモクモク運営の片岡がお邪魔させていただきました。




庵野監督への憧れ
飯田さんの創作観に大きな影響を与えているのが、日本を代表する映画監督である庵野秀明監督です。
「庵野監督が好きなものが好きなんです。CGじゃなくて特撮のリアルな感じとか、シン・エヴァンゲリオンの映画の鉄塔の感じとか」
高校2年生の時にシン・エヴァンゲリオンを観て、制作ドキュメンタリーで監督たちの苦労を知り、さらに魅力を感じるようになったそうです。映画研究会でも庵野監督の映画哲学の影響を受けて制作に取り組んでいます。
「庵野監督は、プロデューサーもクリエイターもどちらもできるから、とても尊敬しています。ビジネスの部分と、創り出したい価値のバランスを追求されている。」
「素材がロマン」─ メカと素材への愛
飯田さんの創作の特徴は、工学的知識に裏打ちされたメカ愛です。
「昔のロボットアニメの内部の整合性だったり、合金でできてるから強いみたいな。装甲材がすごいんだ、みたいな科学的な整合性や深掘りができるのが好きです。素材がロマン。」
ガンダムの「ザクのマシンガンが効かない」設定についても、「結局、素材じゃん!」と笑いながら語る飯田さん。高校時代からこのように素材にロマンを感じていたそうです。
Xでも、素敵なメカ系のイラストを投稿されています。
だめだー! pic.twitter.com/yW77XHhDYe
— 飯田菅 (@kan_iida) June 28, 2025

そんな「創作 x 物理工学」という2つの関心を併せ持つ飯田さんは、大学での工学系の学びが創作にも影響を与えていると語ります。
「工学系は、常に世間にどう還元できるかを考えています。インプットだけだとつまらない。アウトプットできるから、漫画やアニメ、イラストが楽しいんです。」
ハッカソン参加の動機と気づき
飯田さんの今回のハッカソン参加には、いくつかの理由がありました。
「実際に描いている人を見てみたかった。普段は一人作業が多いのですが、刺激がもらえるし、見せる場があるだけでいいと思いました。友達も欲しかったし。」
普段は一人で作業することが多い飯田さんにとって、他の参加者がどんな空気感で描いているのか、同じテーマでどんなアウトプットになるのかを見ることは大きな刺激でした。
飯田さんはハッカソンの最中で作品は未完成だったものの、その後意欲的に取り組み作品を完成させました。「異世界 x 軍服」という難しいテーマではありましたが、ガンダムのシャア・アズナブルのような金髪で赤い軍服を着た騎士がドラゴンにまたがるというダイナミックな構図の作品です。

また、飯田さんは他のハッカソン参加者たちについても非常に興味があったようで、それぞれ印象を語ってくれました。
「異世界をサメという形で表現するのがびっくりしました。異世界=もっと世界観からブレイクダウンするのかと思っていたので」

「色使いと服のデザインセンスが凄かった。制作途中、服と肌の部位が入れ替わって、その発想の転換が参考になりました」

「優勝作品はまとまりが一番あった。作品としての完成度が高くて、世界観が見えてきました。」

モクモクハッカソンの魅力とコミュニティの価値とは
今回インタビューのきっかけになったモクモクのイラストハッカソンの面白さについて、飯田さんに語っていただけました。
「モクモクのサイトに作品を上げたらすぐに見れて、みんなで作品を見せ合うところが一番楽しかった。みんなで受賞作品に対して拍手ができたのが嬉しかった。
こういう体験ができるところがあまり無いから。人数が多かったのも良かった。やる気がある人が集まっていたのが嬉しかった。」
飯田さんは、既存のSNSプラットフォームに対して率直な意見を語ってくれました。
「Xとかだと、フォロワーが多い人の絵が評価されやすい傾向があって、なかなかフォロワー増やすのが大変。あんまり上手くないと投稿するのが怖い。人が多すぎるし、人と比べてしまう。」
一方で、新しいプラットフォームであるモクモクの魅力も語ってくれました。
「モクモクはまっさらなプラットフォームだし、SNS上の肩書とかフォロワー数とか関係なく全員がフラットになれるのがいい。対してXには界隈とかもあるし...独自の人間関係とか既存のコミュニティが出来上がりすぎていると、入っていくのが怖い。」
工学と創作、二つの情熱
これまでの飯田さんの話からは、工学への学術的関心と創作への情熱が、決して別々のものではなく、互いに影響し合いながら成長していることが伝わってきます。
「今のところは、興味がある製品であるタイヤやゴム、食品に関わる仕事をしたい。専門の知識を大学で付けた訳なので、それをちゃんと活かしたい。でも、イラストで食べれるようになったら、徐々にイラストレーターにジョブチェンしたい」
理系の知識を活かしながらも、創作への道も諦めない。そんな飯田さんの姿勢は、多くのクリエイターにとって参考になるのではないでしょうか。
「素材がロマン」と語る飯田さんの言葉には、工学者としての探究心と、創作者としての情熱が込められています。専門分野と創作活動を両立させながら、それぞれから学びを得て成長し続ける飯田さんの今後の活動が楽しみです。
あなたも、次のハッカソンの主役かもしれない
今回インタビューさせていただいた飯田さんは、一貫した「工学と創作」という軸がこれまでの人生、そして今の大学でのご活躍に現れていました。
飯田さんのように創作が好きなあなたも、次回のモクモクハッカソンで新しい何かに出会えるかもしれません。
最新情報は、モクモク公式Xにてお知らせ予定。
次回は、「社会人限定の公式キャラハッカソン」を開催予定です!
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なんと!学生限定のモクモク公式キャラハッカソンに引き続き…
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