男性の「見えない下駄」の本質
「見えない下駄」ってなんだよww証拠だせよwねーんだろ?嘘つき女さんたちww
…と言いたくなる男性たちへ。
「見えない下駄」は「見えない」のだ。
私は仮にも技術屋なので、どうしても数字を出したいのですよね。定量ができなければ定性でも良い。
ところが、フェミニズムで語られる「見えない下駄」って、どこか曖昧。
ミソジニーは、そこを分かって指摘しているのです。
なので、私なりに考えて見ました。
世の中はそもそも論理的ではない。
例えば、そうですね、コロナ禍で思いませんでしたか?
どの職業が「生活する上で」必要で、どの職業が「優先順位として下になる」かを。
例えば、医者・看護師は必要でしょう。コロナ禍で頑張ってくれた人たちです。
あと、保育・介護は必要ですよね。運送業など、いわゆる「エッセンシャルワーカー」は必要。
農業も必要です。私たちの命に関わります。
逆に、芸能・スポーツはどうでしょう?もちろん「精神的なエネルギーに」なるかもしれません。
が、サッカーがサッカーである必要はないですし、野球が野球である必要もないのです。
しかし現実にプロ野球選手やサッカー選手と比較して、エッセンシャルワーカーの賃金は低い
少なくとも「必要性」と収入は相関しないのです。
エッセンシャルワーカーがなぜ低賃金なのか、と言う経済的な議論は今回する予定はないので、ここでとどめておきます。
私が言いたいのは「収入や評価と言うものは、必ずしもロジカルな説明ができない」と言うことです。
評価基準なんて曖昧
さて、皆さんに質問。性別の話はさておき、人事考課や評価基準に納得していますか?私言いたいんですよ。男女以前に、
人事考課や評価基準は、言うほど数値化できない。
と。本当は皆さんも分かっているんじゃないですか?
たとえ女性を排除したところで、不満は残るでしょう。
こう言ったらいいでしょうか?
仮に男性だけしかいない職場で、あなたが出世しないなら、それは「あなたに能力がないから」と言っても文句ないですか??
その評価基準納得していますか?上司のお気に入り、えこひいき、派閥etc…「実力」以外の評価はないですか?本当に数値化できますか?
もし「実力」以外の「見えないなにか」も評価基準に入っているとしたら、男性の見えない下駄と言うのは"そういう人事評価に「男性だから評価する」と言うのが無意識に入っていること"ではないか?と言うことです。
ある種女性枠や女性積極採用は「目に見える叩きやすい」材料です。
私はそれをスケープゴートにすら使ってるんじゃないか?と思う時すらあります。
でも、賢い皆さんならわかるはず。女性を排除したところで「実力ではない〇〇のせいであいつは出世したんだ!ずるい!」と言う人が現れることを。
むしろ女性にだけ「実力で実力で!」と男性以上に何かを課しているのでは?と思います。
見えない下駄と言うのは「今の生き方でも女性よりグダグダ文句つけられない」ということなんですよ。
男性が昇進しても「男性から出世した」なんて言われないでしょう?本当は男性だから採用されたり出世しているかもしれないのに…そう思う必要もないことが一種の「見えない下駄」なのです。
余談ですが、女性枠的な求人票を拝見したことがあるのですが、男性以上に高スペック(資格、TOEIC基準など)を要求されていたりするのです。
それを、知らないだけです。
そもそも人事考課の基準は…?
さて、会社での評価ですが、上記の通り、評価って曖昧なんですよね。
その評価基準を作ったのは誰でしょう?もし男性が作成したなら、自然と男性有利になります。
例えば、女性は「予防」「リスク低減」が得意だったとします。例えば、です。重大事故を起こさないことは大事です。男性は逆だとしましょう。
しかし「リスクを背負ってでもプラスを作れ」が評価されるのであれば、それに男性の価値観がそうであれば、自然と女性は評価されなくなります。
どちらがいい・悪いというより「男性基準で評価されがち=男性は意識しなくとも自然な言動が評価されやすい」と言うことです。
世の中右利き基準に、自然とそうなってしまう、に近いです。
何故女性を増やしたいか?と言うと、この評価基準自体を男女平等にする必要があるから、と、私は思っています。
本来、未来の「企業人」を考えるなら、長期的に考えるなら育児の積極性も評価基準に入れるべきだと思いますが、絶対にそうならないでしょうね。今の男性社会では。
くどいですが、思っている以上に世の中見えるか・数値化なんてできないのです。
男性の意識改革・職場環境改善はしないの?
さて、私の考える最も「見えない下駄」と感じるのはですね…
変える必要がないこと
なんですよ。
環境を変える必要性を感じないのは、恵まれているから
なんですよね。
①女子トイレ是正→男性のトイレの数は変わらない・「女も男の小便器にしろ」と「女性が男性に合わせること」ばかりしようとして、男性自身のトイレ環境は一切変わらないし改善しようともしない。
②男性の自殺率→「男はつらいんだ!お前らはできるのか!?」と騒ぐだけで、誰も「男性も女性並みに自殺率を低減しよう」という提案をしない。なので男性の環境を変えようとは微塵も思わない
③女性専用車両→そもそもの原因は男性の性犯罪者の異様な多さ(男性も被害にあう!!と言うが、加害者のほとんどは男性)が原因→痴漢なんて冤罪!女は冤罪する!と言う割に「男性専用車両」に反対しているのはなぜか男性に多い
兎にも角にもです。上記に「男性の環境を改善しよう」と提言したり行動する人が一人もいないのです。やっているのは女性の足を引っ張ることばかり。
女性専用車両も女性活躍も、先導しているトップは男ばかり
男性もつらいなら、それを改善しようとするべきです。
あと「男の声は通らない!!」「女の声は通るのに!」
…とのことですが
その声を通しているリーダーは誰?決定権を持つのは誰?
と言いたいです。少なくも女性がトップだったり判断権を持っているケースは少ないのです。
ほとんどが男性なのではないですか??
本来は男性は強者男性に言うべきです。あえて卑下すると、女性なんてそんな権限のある力のある人ほとんどいません。
だから、言いたい。
男性の環境を変えたくば、訴えるべきは男性に言うこと。
もし変える必要もない,はたから見て女性の意見が通ること自体がむかつくだけなら、女性の足を引っ張らないでください。
あなたたちが変わる必要もないというのは、それだけ恵まれているということです。
これが「見えない下駄」なのです。
