創作大賞2026感想文『ソーセージ座の夜——千年目の流星群』(2026/6/14)
【目指せ! レビュアー賞!】
創作大賞2026に挑戦する作品を、感想文を書くことで応援します!
オールカテゴリ部門から感想文を書く作品を探していますが、その他の部門でも感想文を書かせてくださる作品を募集しています。
68. ソーセージ座の夜——千年目の流星群
本日ご紹介するのは、父親の足跡を追って千年目の流星群を見に行く短編小説です。
短編なので設定の説明は簡単に。主人公の父親は「ソーセージ座」の研究者でしたが、学会や世間には認められませんでした。父親の死後、その著書を読み直した主人公は、「千年に一度のソーセージ座流星群」を観に行くのです――。
この小説には、元になったショートショートがあります。
主人公が父の足跡を追う理由は、ショートショートでははっきり書かれていますが、短編小説では自分の行動理由を解りかねている感じがありました。その迷いながら進むさまが愛おしくすら思います。
ショートショートをお読みでない方は短編小説のほうを先に読んでほしい。
観測場所までの道程や観測準備、そしてソーセージ座の描写は静謐で美しい。その背後に主人公の父への想いがあるからです。
ショートショートには無い「観測後」がまたすごくいいです。更に千年後、「ソーセージ座」の名が残っていることを切に願います。

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