日直当番システム|はじめての学級経営⑳
~学級を自分たちで回す力を育てる「日直の仕組み」~
この記事は…
✅日直の指導、これで合っているのか不安…
✅子どもが「何をやればいいか分からない」と戸惑ってしまう…
✅そもそも、日直ってどんな力を育てるものなの?
こんな悩みや疑問にお答えします。
学級経営の中でも、毎日くり返される「日直」は、子どもの主体性やリーダーシップを育てる大きなチャンス。
でも、日直の指導は「なんとなく」で進めてしまいがちで、先生自身が目的や流れを明確に持てていないことも少なくありません。
特に、「司会がグダグダ…」「ペアでうまく協力できない…」「リーダーシップが育たない…」という声を聞くとき、
それは子どもたちの責任ではなく、仕組みそのものが曖昧になっているサインかもしれません。
本記事では、学級が回る日直システムのつくり方と、子どもの力を引き出す具体的な指導法を紹介します。
最後まで読むと、
✅日直が一日をリードできる仕組みが分かる
✅リーダーシップや協働力を育てる視点が持てる
✅「これならできる!」と思えるシンプルな方法が手に入る
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<目的>
学級が回る日直の仕組みをつくり、子どもの主体性を育てる
<要約>
この記事では、「子どもが中心となって学級を動かす日直システムのつくり方と指導法」について解説します。
日直を単なる形式的な役割で終わらせず、クラスの一日をリードする「学級一日リーダー」として機能させるための仕組みや指導ポイントを整理しました。
若手の先生でもすぐに導入できるよう、実践で使える工夫を丁寧に紹介しています。この記事を読み終える頃には、明日から自信をもって日直指導ができるようになります。
<関連コンテンツ>
1.日直システムのつくり方

日直の基本的な仕組みを理解する
まずは、日直の基本的な枠組みを整えましょう。
日直システムのポイントは、
✅協働できる仕掛け
✅全員が日直を経験する仕組み
になります。
ここでは、日直の【人数】【回し方】【視覚化】について解説します。
⑴【人数】日直は二人体制にする

日直の人数は原則、2人体制で行います。
理由は2つあります。
①お互いにフォローができるから
②前に出るのがどうしても苦手な子がいるから
一つずつ簡単に解説します!
①お互いにフォローできる【協働する仕組み】
一人では心細い場面でも、二人なら助け合えます。
例えば、片方が司会の言葉を忘れてしまっても、もう一人が「次は健康観察だよ」と自然に声をかけることができます。
また、どちらがどの仕事担当するのか、二人で相談して決めることで、互いに協働する練習にもなりますね。
②前に出るのが苦手な子への配慮【心理的安全性の確保】
人前で話すのが苦手な子も、ペアでならチャレンジしやすくなります。
私は、過去のに一時期だけ日直を一人体制にしていた時期がありました。
もちろん、上手にこなせる子もいましたが、能力やメンタル面で課題があり、うまくできない子も多発しました。
本来「日直」は子どもが成長する絶好の機会になります。
ですがこれでは「日直は嫌なものだ」というイメージが付いてしまう…。
そのため、
一人で日直をすることに大きなプレッシャーを感じる子への配慮もしつつ、協力して取り組むことを促せる「2人体制」
がバランスの取れた人数だと私は思います。
⑵【回し方】席順の輪番制にする

日直の回し方は原則、輪番制で行います。
理由は2つあります。
①全員が日直を経験できるから
②いろんな子と組むことができるから
一つずつ簡単に解説します!
①全員が日直を経験できるようにする【機会均等】
1周するまで席替えをせず、全員に機会を保障します。
②いろんな子と組めるようにする【コミュニケーション】
ペアを固定せず、毎回違う相手と組むことで協働の幅が広がります。
⑶【視覚化】誰が日直かを全体共有する
黒板の日付下に「今日の日直」の名前を掲示
帰りの会で「明日の日直は○○さんと○○さんです」と明示
名前を目に見える形で掲示することで、クラス全体が日直を意識し、声かけもしやすくなります。
2.日直の役割

日直の目的を明確にする
日直とは?に一言で答えるなら
一日の学校生活を円滑に進めるための学級リーダー
そして、この役割を通して、子どもが
✅リーダーシップ
✅コミュニケーション能力
などを発揮する/身につけるよう、担任は指導を工夫します。
⑴ 日直は「学級一日リーダー」
日直の役割は、「クラスの一日を円滑に進めること」です。
①育てたい力①:リーダーシップ
朝の会、帰りの会、授業、給食、掃除などを先導します。②育てたい力②:コミュニケーション力
クラスメイトや係、給食当番などと連携しながら全体を回します。
「一日リーダー」という立場を経験することで、子どもは人前で話す力や責任感を身につけていきます。
⑵ 日直セットを渡して役割を明確に
日直セットの内容(例):
「お仕事リスト」チェックカード
タイマー(時間管理用)
発言シール(授業終了後に使用)
「何をするのか」「どちらが担当するのか」が明確になることで、迷わず動けるようになります。
3.日直の仕事

日直がやることを明確にする
⑴ 日直のお仕事リスト(例)
MC(司会):朝の会、朝学習、授業間、帰りの会
タイムキーパー:給食準備・片付け、昼休み、掃除
連絡係:手紙配布、保健板チェック、専科授業の案内、次の日直の発表
あらかじめ具体的なリストを渡しておくことで、役割を明確化し、行動を後押しできます。
⑵ 話型は与える?与えない?
基本的な考え方は、「話型は口頭で伝え、台本は渡さない」です。
①教師が手本を見せて話型を例示する
特に学級開きの直後は、教師が「おはようございます、朝の会を始めます」などのモデルを実演し、基本を教えます。②司会台本は使わない
読むことが目的になると、子どもが考えたりやりとりしたりする力が育ちにくくなります。
型がないからこそ、相手とのやりとりや柔軟な発言が生まれます。
【コラム】一日の終わりに日直を励ます
「グータッチで『お疲れさま!』」
帰りの会の後に、子ども達をグータッチで送り出します。
その時、日直に一声かけると、「一日頑張った!」という成功体験で日直の仕事を終わらせることができます。
小さな言葉かけでも、達成感を持てるようになります。
次回への意欲にもつながる大切な一言ですね。
<学習のまとめ>

今回は学級経営の基本である「日直システム」について解説しました。
まとめると、
<この記事のまとめ>
・日直は二人体制×輪番制で、全員に経験を
・役割を明確にし、リーダーシップと協働性を育む
・話型の例示と実演でスモールステップをつくる
・台本を渡さず、「自分たちの言葉で」やりとりを
・最後に「おつかれさま」と声をかけて、挑戦の成功体験に
お疲れさまでした!
この記事を通して、「今更こんな当たり前のこと聞けない…」と困っている先生の力に少しでもなれていたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お相手はもみじでした。
また次の記事でお会いしましょう👋
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