学級会の進め方【進行テンプレ&司会台本付き】|はじめての学級経営㉓
この記事は…
✅学級会って、どう進めたらいいの?
✅話し合いがいつも一部の子の発言で終わってしまう…
✅他の先生はどうやって1年間の学級活動を進めているの?
こんな悩みや疑問を解決します。
学級会は、「子どもたちが自分たちでクラスをつくる力を育てる」大切な時間です。
ですが、実際には
「時間ばかりかかって何も決まらない」
「結局、担任がまとめて終わるだけになってしまう」
「そもそも学級会をしていない」
そんなこともありますよね。
そこで本記事では、
・「初めてでもスムーズに運営できる学級会11ステップ」
・「学級会11ステップに対応した司会台本」
・「学級活動の年間計画と具体的な議題例」
を紹介します。
最後まで読むと、学級会が「先生が進める時間」から「子どもが自分たちで話し合う時間」に変わり、クラスがどんどん動き出す仕組みが手に入りますよ。
この記事を読むと…
✅学級会を11ステップで進める具体的な方法が分かる
✅司会台本や司会グループの打ち合わせメモ、議題例が手に入り、明日からすぐ実践できる
✅先輩も教えてくれない「学級活動の年間計画」が手に入る
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<目的>学級会の進め方
学級担任として、子どもが主体的に参加する学級会を運営できるようになる
<要約>学級会の進め方
学級会は「クラスをよりよくする」ために欠かせない活動です。
しかし、若手の先生ほど「時間が足りない」「子どもがうまく話せない」と悩むこともありますよね。
この記事では、学級会の進め方11ステップと、そのまま使える司会台本・年間計画・議題例を紹介します。
子どもが主体的に話し合う学級会に変えていきましょう!
1.学級会の進め方【小学校】

まずは具体的な学級会の進め方から見ていきましょう。
この「型」をもとに学級会の指導を続けると、3か月後には子ども達だけでも学級会を進められるようになっていきます。
⑴ 話し合いの型

学級会は「クラスをよりよくするための会議」です。
まずは一般的な会議のキホンを押さえておくと、この後の「⑵学級会の進め方11ステップ」が理解しやすくなります。
話し合いのキホンは
発散→収束
と言われていますが、会議の場合、私は前後に一つずつ必要な要素があると考えています。
それがこちらです。
<学級会・話し合い活動のキホン>
【目的共有】(めあて)
→【発散】(出し合う)
→【収束】(比べる・決める)
→【確認】(決めたことの確認)
学級会は、
【目的共有】→【発散】→【収束】→【確認】
この4つの段階を踏みます。
もう少し詳しくすると、
(目的共有)
会議のゴールを確認する
↓
(発散)
議題についての意見を出し合う
↓
(収束)
出た意見について話し合う
↓
結論を決める
↓
(確認)
決めたことを確認する
という流れです。
この【目的共有】→【発散】→【収束】→【確認】を学級会に落とし込んだものが、これからお話する「⑵学級会の進め方11ステップ」です。
⑵ 学級会の進め方11ステップ

登山のように一歩ずつ進んでいきましょう!
学級会の流れは次の11ステップで進行します。
後ほど、子ども達が中心になって学級会を進めることができる「司会台本」もプレゼントします。
見ながら進めたい!という方は先にダウンロードしてお使いください。
①はじめの言葉
②司会グループの紹介
③議題の確認
④提案理由
⑤決まっていることの確認
⑥時間の確認
⑦話し合い
ⅰ出し合う
ⅱ比べる
ⅲまとめる
⑧決めたことの確認
⑨振り返り
⑩先生の話
⑪終わりの言葉
①はじめの言葉
司会が「これから第〇回学級会をはじめます」と宣言します。
いつもの授業あいさつの代わりですね。
このタイミングまでに、黒板に
「第〇回学級会」
「議題:○○」
「時間:〇時〇分まで(目安:授業終了10分前)」
この3つを板書しておきます。

②司会グループの紹介
司会、書記が自己紹介をします。
「司会の○○です。書記の○○です。」
司会グループの4人は次のような役割がおすすめです。
①司会1(進行役・一人)
主に学級会を進行する役割。
はじめは司会台本をもとに進行します。
②司会2(指名役・一人)
主にタイムキーパーと発言者の指名を担当。
3分前になったら「あと3分でまとめます」と声をかけます。
③④黒板書記
出た意見やまとめを黒板に書き、可視化する役割です。
※一人では手が足りないので二人体制にする。
この役割にすると、必ず4人全員でコミュニケーションを取ることになります。
書記同士で書く場所を分担したり、
司会同士で進行ができるよう助け合ったり、
書記の筆の進み具合をみながら、司会が指名をしたり、
このように全員で協力することを前提とした役割分担をします。
ちなみに、学級会の記録については
✅タブレットで黒板の写真を撮影する
✅有志の子(タイピングが得意な子など)がドキュメントやロイロノート等にまとめる
どちらかの方法で代用できます。
③議題の確認
「今日の議題は○○です」とクラス全体に向けて話し合うテーマを共有します。
黒板やホワイトボードに書くと全員が把握できます。

④提案理由(目的共有)
提案者が「どうしてこの話し合いをするのか」を説明します。
「クラスがもっと楽しくなるように、3年2組に新しい係をつくりたいと思います。」
ここで「何のために話し合うのか」という目的(めあて)を共有します。
「めあて」として黒板書記が板書します。

⑤決まっていることの確認
あらかじめ決まっている条件(時間、場所、人数、使える道具など)を確認します。
例えば、係活動について話し合う場面なら、
係活動は最大で10個のチームをつくることができます。
係メンバーの人数は3~4人です。
など事前に条件を共有します。
ここで前提を揃えることで、「話し合ったのに結局できなかった」とならないようにします。
「できないものはできない」と予め共有し先手を打ち、不満のタネを摘んでおきましょう。
⑥時間の確認
「話し合いは〇時▲分までです。」と司会2さんが共有します。
時間管理はデジタルタイマーやタイムタイマーを使用します。

黒板書記さんは、終了時刻を板書します。
これは、クラス全体で時間を意識しながら話し合うためです。
⑦話し合い
話し合いは次の3段階に分けます。
ⅰ 出し合う(たくさん意見を出す)
ⅱ 比べる(似た意見を見つけて、まとめる)
ⅲ 決める(最終案を決定する)

「ⅰ出し合う」「ⅱ比べる」「ⅲ決める」のそれぞれでどのような話し合いをするのか、一つずつ解説します。
ⅰ出し合う

「ⅰ出し合う」では、「オリジナリティのある意見をたくさん出すこと」が大切になります。
そのため、【出し合う】段階の話し合いでは、次のような約束を決めておきます。
<【出し合う】ときの約束>
・どんなアイデアでもOK
・絶対に否定しない
・質より量
・他の人の意見に便乗してOK
一つ目の約束は「どんなアイデアでもOK」。
特定の人を傷つけたり、多くの人に嫌な思いをさせるような意見でなければ、
「こんなのでいいの?」と心配になるような意見でもどんどん出していくよう促します。
この【出し合う】の段階、はじめは多くのクラスがつまづくと思います。
というのは、"普通"を気にせず意見が言える雰囲気は、クラスの心理的安全性がある程度高いことが前提になるからです。
そのため、この【出し合う】の段階で意見が出ないのであれば、最初は担任がピエロになって、突飛な意見を出していきましょう。
担任が手本を示すことで、「そういう感じか!」と感覚がつかめる子どもが数人出てきます。
そしてこの「どんなアイデアでもOK」な雰囲気をつくる土台になるのが、二つ目の「絶対に否定しない」です。
【出し合う】の目的は意見をたくさん出すことが目的。
ここで反対意見を出してしまうと、自由に意見が言いにくくなってしまいます。
そして3つ目が「質より量」。
たくさん出すためには、思い付いた人からどんどん意見を言っていく必要がありますよね。
「意見を20個以上出す」など数字を共有してもいいと思います。
そしてクラスみんなで意見を広げていくために、4つ目「他人の意見に便乗してOK」の約束が活きてきます。
クラスメイトの意見を聞いて「なるほど!」と思ったら、それに派生する考えを出していこう!ということです。
例えば、クラスでやるレクリエーションを話し合っている場面で、
「ドッジボールがいい!」
という意見が出たなら、それに派生して
「チーム対抗でいろんな競技をやるのは?」
と提案してみるといったイメージです。
以上のような約束のもと、自由闊達な意見を出し合っていきます。
<【出し合う】ときの約束>
・どんなアイデアでもOK
・絶対に否定しない
・質より量
・他の人の意見に便乗してOK
ⅱ比べる
「ⅱ比べる」でやることは、次の2つです。
・似ている意見をひとまとめにする
・まとめた意見ごとに「めあてに合うか」を検討する

【ⅱ比べる】似ている意見をひとまとめにする
アイデアが出そろったら、次にその意見を整理します。
やることはシンプルで、司会が
「似ている意見を合体します。まとめられる意見はありますか?」
と学級に投げかけます。
そして、下のイラストのように合体できそうな意見の番号をまとめて書いていきます。

【ⅱ比べる】まとめた意見ごとに「めあてに合うか」を検討する
意見を整理したら、次に「めあてに合うか」を検討します。
ここで「理由付きで賛成/反対意見」を発表するというパターンが多いのですが、私はあまりおすすめしません。
学習指導要領解説では、
学級会では、学級や学校の生活上の諸課題を解決するために、提案理由を基によりよい解決方法や実践内容について話し合い、少数意見の考えも考慮するなど多様な意見をまとめ、合意形成を図っていく。
と学級会について解説されています。
「賛成/反対を表明する」ということは特に書かれていません。
「提案理由を基に…多様な意見をまとめ」
この部分がまさにこの
「まとめた意見ごとに「めあてに合うか」を検討する」
になります。
係活動の例なら、
「クラスのみんながもっと楽しくなるような係活動」に
ばっちり当てはまるなら◎
だいたい当てはまるなら〇
あまり当てはまらないなら△
(否定されている感じが強いので×は使いません)
とそれぞれ評価していきます。

ここが話し合いの醍醐味であり最も難しいところです。
もし、評価について意見が割れるようなら、「いったん」という言葉をキーワードにして、話を進めていきましょう。
一旦、〇にしておこうか。
また、全体での話し合いが難航した場合、
ペアで話してみよう
と全員が誰かしらに意見を伝えるタイミングをつくります。
ⅲ決める

話し合いの最後は「ⅲ決める」。
この段階では最終的に採用する意見を決定していきます。
「ⅱ比べる」の段階である程度結論が出ている場合、「◎」のものから順に採用していきます。
この決定について他に意見を言っておきたい人はいますか?
では、納得できた人は拍手をしてください👏👏👏
ただ、「ⅱ比べる」のステップを踏んでも尚、意見が割れる、まとまらなかった場合は、
「2つの視点をもとに比較する」
という手段を取ります。

実際にここまでいくことは多くはありませんが、最終手段として知っておきましょう。
⑧決めたことの確認
司会が「今日決めたことは○○です」と確認します。
ここで必ず全体に向けて決定事項を共有します。
⑨振り返り
ワークシートに書き込んだり、ペアで交流したりして振り返ります。
「1回でも意見を伝えることができたか」
など、個人としての視点で振り返りをするよう促します。
⑩先生の話
最後に、担任からフィードバックをします。
伝えることは
・話し合いの中でよかったところ(2、3程度)
・改善点(1つ)
・次に向けてのアクションプラン&励ましの言葉(1つ)
この3つがおすすめです。
サンドイッチ話法ですね。
まずは、話し合いの中でよかったところを3つ程度伝えます。
話し合いを見ていると、
・相手を尊重するような発言
・話し合いを前に進めた一言
などが必ずあります。
そこをメモしておいて、先生の話で伝えます。
学級会を始めてから数か月がたち、子ども中心で話し合いを進めることができるようになると、
話し合いの最中、担任の手が空くことがあります。
そのタイミングでメモをします。
司会グループだけで進行ができるようになると、担任は話し合いを俯瞰してみることができます。
メモをする以外にも、
意見を言いたそうにしているけど一歩踏み出せていない子に耳打ちをしに行ったり、
積極的に参加できていない子の個別支援に回ったり、
そのような裏方の動きができるようになり、より学級会の質があがっていきますよ。
⑪終わりの言葉
司会が「これで第〇回学級会を終わります」と締めくくります。
授業の終わりの挨拶の代わりです。
⑶ 学級会司会台本データ&使い方
ここまで解説してきた「学級会の進め方11ステップ」を基にした司会台本をプレゼントします。
【有料部分の内容】
✔司会台本テンプレート&使い方
✔"議題箱"に頼らない議題の集め方
✔学級活動の年間指導計画
✔司会グループの編成方法
✔司会グループとの打ち合わせマニュアル
→打ち合わせメモテンプレート付き
✔学習指導要領における学級活動の内容
→具体的な活動に落とし込んでいます
1年間の見通しをもって学級活動を進められるよう、約10,000字で詳しく解説しています。
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