みなさんの写真一枚に込める思いとは何ですか
前回の記事であんなことを書きましたが、振り返ってみると今年もいろいろ撮っていたなぁと思います。今回も自分語りが多くなりそうですがお付き合いください。
■言語化の必要性
今年だけで見れば悪くない撮れ高だと思うのですが、過去の作例と比べると物足りなさを感じます。
そりゃまあ毎年のように都合よく過去を上回る写真ばかり撮れるわけないですよね。
これからずっとカメラ趣味を続けていく間に、何度も同じような経験をしていくのでしょう(´・ω・`)
今年はカメラの特性やメカニズムなどについて、これまで自分の頭の中や感覚の中で展開していたフワッとしたものを「言語化」したいと思いながらの撮影していました。
そのため妙な欲が出たと言うか何と言うか、100%撮ることだけに集中できていなかったのだと思います。
何事も楽しまないと良い作品は生まれませんね。
しかし、きっとこの経験は将来の糧になるはず。
今こうして言語化してnoteで吐露できているので、無駄ではないと…思います🙄
ただし、
”言語化”はカメラをするのに必要な要素ではありません。
したい人がすればいい、ただそれだけの行動です。
する/しないで優劣も上下も一切発生しません。
カメラをする人の数だけ価値観や考え方が存在するのです。
以下は多少撮影時期が前後しますが、今年撮影してきたハイライトを載せてみました。ピックアップするからにはそれなりに理由があるので、その一枚に込めた意味や思いを感じてもらえたらと思います。
■今年のハイライト1〜9月

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
年明け早々に撮れたキジです。羽毛のグラデーションが美しく、この色をどうにかして美しく撮れないものかと設定に悩みました。
センサーの特性としてクチバシの白が白飛びしやすいのであまり明るくできない、油断すると顔の赤色が飽和する。
キジというのは美しく撮ろうと思うほど難しい被写体なのだと感じました。

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
MC-20

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
MC-20
M.ZD40-150mmF2.8とMC-20(2倍テレコン)についての検証をちゃんとしていなかったと思い、撮影してみた作例です。
2テレを付けていても生レンズの撮影法でするから画がおかしくなる。テレコンバーターは焦点距離を伸ばすのではなく、大きく写すもの。それが自分の中で腑に落ちた経験でした。

OM-1II
M.ZD300mm F4 IS PRO
ルリビタキの写真はSNSに数多く投稿されます。その中で自分の写真がどうやったらみなさんの目に留まるか躍起になっていました。ぶっちゃけると、承認欲求を満たしやすい対象として扱っていたなぁと、思い返し反省。でも撮るけどね。写欲を満たしてくれる被写体です。

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
MC-20
先月の2テレ検証の延長線。解像感に全振り。
「2テレは画質が悪くなる」という世間の評価が本当なのか、を自分で試してみた結果です。
たぶん言われなきゃ2テレ使ったとわからないですよね?
結局世間の評価なんてそんなもんなんだな、と自分で確認することの意義を改めて感じさせてくれた経験でした。

OM-1II
M.ZD 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
M.ZD150-400を手に入れてやっと手応えのある一枚が撮れたと思いました。
これが単焦点のサンヨン(300mmF4)だったらもっと硬い線になっていたと思いますので、ズームレンズならではの解像と1000mmの焦点距離だからこそ撮れた瞬間でした

OM-1II
M.ZD 12-100mm F4 IS PRO
岡山県北まで遠征した撮影しましたが、実はここは夜桜撮影のついでに訪れた場所でした。本来の目的地は別だったのですが、夕方のこの場所での桜の美しさに魅了されました。
OM-1IIの「ライブGND」で空にNDをかけて手持ち撮影したものと、手持ちハイレゾショットで14bitRAWに階調をブーストしたものと現像し比べて、手持ちハイレゾのデータを採用しました。(OM機は基本的に12bitRAW)

OM-1II
M.ZD 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
フォロワーさんたちに誘われて山口県まで車中泊遠征して撮影してきました。これはめちゃくちゃ楽しかったです。
ハイスピードパスでは「速すぎて追いきれねー!www」と笑いながら初めて撮影する戦闘機に夢中でシャッターを切り続けました。
みんなで集まって撮影するのはホント刺激になって写欲が上がりました。
この後の航空祭にも行こうと計画していましたが、例のブルーインパルスの事故があり中止が相次ぎ、以降の戦闘機撮影のチャンスを逃すことになりました(´・ω・`)

Z50II
Z180-600mm f/5.6-6.3
これは兵庫県まで遠征してフォロワーさんたちと一緒に撮影した思い出の一枚です。まだこの時はNikon機は所有しておらず、フォロワーさんからZ50IIやZ180-600を借りて撮影して楽しかったです。
普段使用しているOM機とは描写が違う、使い心地が違う。すごく新鮮な刺激となりました。

OM-1II
M.ZD 300mm F4 IS PRO
今季は初夏の時点でほとんどヤマガラと会えず、何度も通いましたが撮れ高が上がらず3〜5月が空白です。繁殖期や子育て初期はさすがに撮影は控えました。
やっと出逢えた幼鳥(結構成長していましたが)は、まだ好奇心が強く、自ら私の近くへ飛んできて蛾の幼虫を捕食していました。
この作例は被写体と背景の明暗差に着目して撮影し、現像時に車道を落とし被写体を浮き上がらせました。現像のしやすさで言うとサンヨンで撮影したものが編集しやすい印象です。

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO

M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
安全を確保しつつイノシシに近づけるバグ技をたまたま発見(車内ブラインド)。
みなさんは真似しないようにしてください。
恐らくこういう瞬間はもう二度と撮れない気がすると思って無心でシャッターを切っていました。
親イノシシが私から1m以内に近づいてきた時はドキドキハラハラしながらもこの瞬間を逃すものかと、かつてないほどの集中力を発揮したような気がします。

OM-1II
M.ZD 12-100mm F4 IS PRO
初めてフォトコンで入賞した作品がこの場所で撮影したものだったということもあり、私の毎年恒例夏の風物詩として撮影してきています。
しかし最近はここに限らず、撮影に対する制約やルールがなにかと厳しくなっている傾向なので、今後通う回数は減るかもしれません。

Z50II
Z180-600mm f/5.6-6.3

Z50II
Z180-600mm f/5.6-6.3
ついにZ50IIとZ180-600を手に入れてダブルマウントに。
画素数的には殆ど変わらないのに、OM-1IIとM.ZD 150-400では表現できなかったものを、このコスパセットが撮れたことに感動しました。
恐るべしNikon…

OM-1II
M.ZD 8-25mm F4 PRO

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO

OM-1II
M.ZD 40-150mm F2.8 PRO
夏場は野鳥の出がよくないので、この夏は「猫島」と呼ばれる離島へ何度も出かけました。
超広角レンズでダイナミックに撮る、離れたところから望遠レンズを使ってネコの自然なじゃれ合いを撮るなど、単純に被写体を大きく写すだけじゃなく、とにかく構図と瞬間を意識してシャッターを切りました。

OM-1II
M.ZD 50-200mm F2.8 IS PRO
仕事の都合や天気の関係でなかなか撮りに行かれず、今季唯一撮りに行けた彼岸花。9月末に手に入れたM.ZD50-200で撮影。
彼岸花は赤色が飽和しやすく、また赤の色味調整が難しいのでいつも現像で頭を悩ませます。
さらにOM機では白色の表現も難しく、この作例は露出補正をかなり落として撮影し、RAW現像時に明るさを持ち上げました。

OM-1II
M.ZD 50-200mm F2.8 IS PRO
YouTubeやnoteを収益化している関係上、施設に撮影申請をして撮影しました。
撮影申請しなくてもいい場所を選択する方法もありましたが、手に入れたM.ZD50-200の実力を発揮できる場所として、どうしても松江フォーゲルパークが私の行動範囲内ではベストな条件だったのです。
どこまでを営利目的としているかは施設側の判断になりますので、事前に確認しなければいけません。写真だけなのか、動画も含まれるのか、その他滞在時間などにより利用料金が変わります。
施設によっては営利目的の撮影は全てNGというところもあります。
手続きの煩わしさはありましたが、申請の範囲内であれば堂々と使える安心した強みがあります。

OM-1II
M.ZD 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
秋に入り、ヤマガラがお山に姿を見せてくれるようになったので久しぶりに撮影。しばらく撮っていなかったので腕が落ちたなぁと思いながら撮影していました。
週末しか撮影に出かけられず、その週末もこの9月はとにかく雨や曇りの悪天候が続き、快晴の日はあまりなかったので、あまり撮影に出かけられませんでした。
■ 人の数だけある「思い」
1月から9月までのハイライトを私の思い出とともにご覧いただきました。
写真一枚に込める意味というのはあくまで私の価値観です。
すべての作例を言語化する必要はないと思いますが、自分の撮影した写真に向き合って正直に言語化することによって自分自身の課題点が見えてきます。
かといって明確な正解というのも存在しないとは思います。
私にとっての正解は他の人には最適解ではありません。
これはRAW現像についても同じで、人それぞれ価値観があって「する/しない」が分かれるところです。
私はRAW現像まで想定して撮影設定を決めています。一応意味もなく露出補正を下げたりしてるわけじゃないんですよ。
そのため、私と同じ機材を使ったからといって同じような画で撮影できるというものではありません。
こだわりや価値観は大切にすべきですが、あまり理屈偏向になると時としてそれは固執に変わります。写真は本来自由なものであり、意味無く気の向くままシャッターを切ったって何でもいいんですよね。
カメラをする人の数だけ価値観や考え方が存在するのですから、自分自身のやり方を言語化するというやり方や一枚に込める思いへの正答も自分自身にしか存在しません。こうして自分の撮影を言葉にして振り返る時間も、きっと私にとっての“撮ること”の一部なのだと思います。
そのため、私にとっての写真一枚に込めた思いを「言語化」することとは、より多くの方々に感動してもらえる作品を撮るために必要なプロセスであり、同時にこれまでできていなかった弱点を見つけるための自己分析なのだと思いました。
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