【女大学宝箱】(16)ぬひ針(池の川の針屋・三条河原町みすや)


物ぬひ針は、神代よりおこれり。針女と申神は、女神にて、衣服を守り給ふといへり。又、聖徳太子の姉宮、局料として針所をもたせ給ふ。
されば、諸国より此はりを買うくるによつて、姉が小路の家をもとゝすを、年は山科の東、大若にてつくる、いと多し。これを池の川の針屋といへり。
※ 「聖徳太子の姉宮」 参考:『庭訓往来諸抄大成(姉小路)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「此はり」は、この針。
※ 「いと多し」は、誤読しているかもしれません。
※ 「池の川」は、滋賀県大津の追分付近の地名。
※ 「池の川の針屋」 参考:『日本永代蔵新講』(国立国会図書館デジタルコレクション)

また、三條の河原町の東、翠簾屋よりいづるを上針ともてはやして、所々に「みすや」を看板として諸国へうる。その針に品々あり。

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