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『開化の笑顔』川柳(10)〽たのもしひ人は頼母子後廻り

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『開化の笑顔:新柳樽〔初編〕

〽 よひなかの かきべつたりと みせはり


〽 たのもしひ 人は頼母子たのもし あとまは
〽 をやが子に 両手りやうてをついて 頼母子

※ 「たのもしひ」は、たのもしい。
※ 「頼母子たのもし」は、頼母子講たのもしこうのこと。数人が相結んで金銭を融通する一種の信用組合のような仕組み。ある期限内(毎月または毎日など)に金を掛け、一ヶ月に一回(または隔月に一回)くじ引きをして、当たった人が数回分の掛け金を得るもの。

参考:『農業辞典 : 農家節用(頼母子講)』『大日本国語辞典 巻3(頼母子講)』『ことばの泉 : 日本大辞典(頼母子講)』(国立国会図書館デジタルコレクション)


幽霊の顔の部分「落札」

〽 落札をちふだは 五番とかたい やつがきめ
〽 頼母子たのもしの ゆうれい おあしの なひ工夫

※ 「落札をちふだ」は、くじや入札で当たった札のこと。
※ 「おあし」は、御足をあしぜにのこと。ここでは幽霊の足と御足おあし(銭)をかけています。

参考:『大日本国語辞典 巻1(おあし)』(国立国会図書館デジタルコレクション)


〽 八方はつぽうが かけぬで しほう 講つぶれ
〽 チヱ、くちおしや 二厘にりんすれで 余処よそおち



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