【絵本福寿草】(17)いちはつ/はちす/てつせん花/うりのはな

いちはつ
鳶尾 『本綱』
紫羅傘 『閩』
一八や 九ツ時分 花の昼

※ 「九ツ時分」は、昼九つ(午の刻)のこと。正午前後のこと。
はちす
荷華 詩
『拾玉』
心すむ 池のみきはの 蓮花
渇にしまぬ 色ぞ見えける
慈鎮

※ 「みきは」は、汀のことと思われます。参考:『漢和中辞典 : 熟語類聚』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「慈鎮」は、平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧、慈円。慈鎮は諡。

てつせん花
カラクサ
鉄線蓮 『花鏡』
蔓生□□仙 『群芳』
てつせん花 ばんくはの玉よ 枝の露

中ノニホイ白 セウヱンジノフ
花白キモアリ 白ロクノ具
※ 「□□仙」は、葳霊仙(威霊仙)。参考:『小山画譜』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「ばんくは」は、晩霞でしょうか。夕霞、または、夕焼けのこと。参考:『大日本国語辞典 巻4(晩霞)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
うりのはな
アサウリ
越瓜 『本綱』
『夫木』
山城の 鳥羽のわたりの 瓜つくり
こまほしとおもふ 折そおほかる
権中納言定頼

※ 「権中納言定頼」は、平安時代中期の歌人 藤原定頼。
※ 参考:『ことばの泉 : 日本大辞典(こまほし)』『類聚名物考 第2冊』『歌まなび』(国立国会図書館デジタルコレクション)
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ
筆者注 ●は解読できなかった文字、□はパソコンで表示できない漢字を意味しています。
新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
