【二十四節気】(春)清明

清明四日
(4月4日頃から4月19日頃にかけて)
一に「晴明」とも記す。
此の頃、万物発生し、天地清浄潔明なる意。
◇
玄鳥至 鴻雁北 虹始見
つばめいたる
こうがんかへる
にじはじめてあらはる
桐始華 田鼠化爲鶉 虹始見
きりはじめてはなさく
でんそげしてうづらとなる
にじはじめてあらはる
桐の花はじめて咲ば
田ねづみもうづらとなりつ
虹もあらはる
三月の節は、春陽 彌 壮 にして、天 長閑に晴わたる故、清明と謂り。此頃、梧桐花さくを以て桐始華といふ。
田鼠は、うごろもち也。此物、陰精にて土中に潜む。然に、是も春陽に化せられて鶉となる。鶉は陽鳥なり。
故に、暁天少陽の時になく。易の老陰変じて少陽となるも此理なり。
虹始見とは、虹は日の光、雨の脚を射て五色の色をあらはす。冬は日の力弱く、虹をなす事なし。此頃は、日の力強くよく虹を見す。
※ 「うごろもち」は、もぐらのこと。鼹鼠。
農家年中行事 清明
西瓜、冬瓜植てよし。牛蒡、葉にんじん蒔てよし。諸木とも接木ともよし。亜麻まきてよし。
春蕎麦まきてよし。刀豆、豇豆の類まきてよし。茶其外草木に毛蟲つくことあり取除くべし。
人参を植る。杉檜の苗植べし。蜜柑、金柑、柚、橙の挿木、つぎ木よし。

菜花布金


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候新撰』
名花画帖 清明

※ 「嫓」は、「媲」の異体字。


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二侯名花画帖 上』
印存 清明



虹初見 郡司楳所
出典:国立国会図書館デジタルコレクション『七十二候印存』
参考:『日用便覧』『書翰文精義 上巻 訂3版』『古事類苑 第2冊』『広辞林 新訂版』『神通発秘:究天極地』『天文運機術:一名・天地人三道極意(四時気候)』『日本区分農事暦:一名農家年中行事』『万暦三世相:永代雑書』『気候案内記』(国立国会図書館デジタルコレクション)
● は解読できなかった文字、□ パソコンで表示できない文字を意味しています。新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
