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人生とはなんだろう

人生とは何だろうか。

若い頃はそんな事など考えもしなかった。
ただ毎日を生きるのに必死だった。

金を稼ぐ事、仲間と騒ぐ事、女と恋をする事、強くなる事。
目の前にある欲と衝動、それだけで十分だった。
未来なんて考えなくても、明日は勝手に来ると思っていた。

むしろ考える暇なんてなかったのかもしれない。
走り続けていれば、立ち止まる理由もなかったからだ。

しかし人間というものは不思議なもので、歳を重ねていくうちに、ふと立ち止まる瞬間が来る。
それは何か大きな出来事があったわけでもない。
ある日、何の前触れもなく、静かにやってくる。

「あれ?人生って何なんだろうな」

そんな問いが、胸の奥からじわっと浮かび上がってくる。

オレは日本全国を渡り歩いてきた。
北海道の極寒の中で、凍てつく空気を肺に吸い込んだ事もある。
九州の焼けるような暑さの中で、汗が止まらず立ち尽くした事もある。

寝る場所がなく、路上で夜を越えた事もある。
逆に、人の人生を聞く側になり、占いという形で他人の運命に触れた事もある。

笑っている人間の裏側も見た。
絶望している人間の底も見た。

人は強いようで、驚くほど脆い。
そして弱いようで、信じられないくらいしぶとい。

そんな色々な人生を見てきて、オレなりに一つだけ思う事がある。

人生とは、成功する事ではない。
人生とは、最後までやり切る事だ。

世の中には成功者と呼ばれる人がいる。
金持ち、芸能人、社長、政治家。

テレビに出ている人間を見れば、「あの人は成功者だ」と誰もが言う。
だが、本当にそうだろうか。

金があるから成功なのか。
有名だから成功なのか。

オレはそうは思わない。

人間というのは、どんな立場にいても悩みがある。
金持ちにも悩みはあるし、有名人にも孤独はある。

むしろ、上に行けば行くほど孤独は濃くなるのかもしれない。
誰にも本音を言えず、誰にも頼れない場所に立っている人間もいる。

結局のところ、人間はどこまでいっても人間なのだ。

では、人生の価値はどこにあるのか。

それは――
自分の人生を途中で投げない事だとオレは思う。

今のオレは身体障害者手帳2級だ。
腰と足の激痛で動けない日もある。

隣の部屋に行く事さえ諦める時もある。
たったそれだけの距離が、果てしなく遠く感じる時がある。

だが、それでも――
トイレには這ってでも行く。

情けないとか、格好悪いとか、そんな事はどうでもいい。
人間だからだ。本能だからだ。生きているからだ。

この「どうしても生きる」という感覚。
これこそが人生なのだと、オレは思う。

人間は、完全に負ける事はない。
本当に負けるのは、自分で人生を投げた時だけだ。

だからオレはブログを書いている。

別に金になるわけでもない。
有名になる保証もない。

それでも書く。

なぜなら、自分の人生を文字にして残しているからだ。
それはオレにとって、確かに“生きている証”だからだ。

一行でもいい。
一言でもいい。

今日も生きたという証を、自分で刻んでいる。

それがオレにとっての「やり切る」という事なのだ。

人はいつか必ず終わる。
それは誰でも同じだ。

金持ちも貧乏人も、健康な人も病気の人も、
最後に行き着く場所は変わらない。

だからこそ思う。

人生とは、勝つ事でも負ける事でもない。

最後まで生き切る事だ。

格好悪くてもいい。
人に笑われてもいい。

這ってでもいい。

最後まで生きた人間が、人生の勝者なのだ。

オレは――
そう思っている。

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