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はじめて本をお取り寄せした日

「思い出の本」について考えていた。
本が好きになったきっかけについて。
全然思い出せなかったけど、
強烈に印象に残っていることがある。

たしか、あれは小学校低学年のころ。
先生が紹介していた本があって、
その本を無性に読んでみたかった。
母に本屋さんに連れていってもらったけど、
そこには置いていなかった。

その時はじめて本のお取り寄せをした。
何日に届きますよ〜と教えてもらって、
ふだん本なんて読む生活でもなかったのに、
早くその日が来ないかなと、
わくわくそわそわしながら待った。
ようやくやってきたその日、
学校が終わったらすぐに本屋さんで受け取った。
後にも先にも、
あんなに本を待ち遠しく思ったことはない。

ずっとずっと待ち望んだ本、
帰ってからほぼ一気読みだった。

何がそんなに惹かれたのか、
どんな内容だったのか、
まったく思い出せないけれど、
今も記憶から消えないあの本。

今まで読んだ本の記憶のかけらが、
自分のなかに積み重なって、
無意識のうちに、
ちょっとした選択とかに、
影響を与えていたりするのかな、
そうだとうれしいな。

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