【音読】猫のヒゲに沈黙の上司。不機嫌に振り回されないシンプルで最強の思考法
今の上司が異動してきて、丸2年。
少しシャイで挨拶にムラはあるが、打ち解ければ冗談も飛び出す、基本的には「気のいい人」…だった。
ところが、ある日のこと。
その上司が朝から急に一言も喋らなくなったのだ。周囲が気をつかうほどの、ものすごい不機嫌オーラ。というか、極度の消沈…なのか?
2年間で一度もなかった異常事態。
実はその日、
私は彼にあるものを持参していた。
猫のヒゲだ。
数週間前、
彼が私に「猫のヒゲを財布に入れるとお金が貯まるらしいから、もしあったら欲しい」と言ってきたのだ。
だから、飼い猫の抜け落ちたヒゲを大切に保管してわざわざ持ってきたというわけ。
なのに、
私が差し出した猫のヒゲを彼は何も言わずに受け取った。
「ありがとう」の一言もなかった。
あまりの無反応に、ビックリした。
何だ?それ!欲しがったのは自分なのに!
2年に一度の不機嫌デーに渡してしまった私もおそろしくタイミングが悪かったのだが…、
いや、でも「ありがとう」は言おうよ、大人なんだからさ!
翌日の午後には、いつも通りの上司に戻ったが、結局ヒゲに対するお礼は一言もなかった。
数日後、
その話を一回り以上も年下のパートの女の子としていたのだが、彼女はその上司のことをこう言った。
「まだまだガキなんですよ、不機嫌を仕事中に出すなんて。私は気にしたら負けだと思ってます」
いや〜、おっとな〜!(拍手パチパチ)
立場や年齢は関係ない。
自分の感情をコントロールできず、周囲に毒を撒き散らしているのは、精神的な未熟さの露呈でしかないのだ(恥を知れ)
彼女の潔い割り切り方は、上司の態度にモヤモヤを引きずっていた私よりもずっと大人で、かっこいい(再び拍手パチパチ)
一方、機嫌が戻った上司はというと、いまだに猫のヒゲへの言及もない。
それが彼という人間の限界なのだ。
私のかわいい猫のヒゲは、今、彼の財布にあるのだろうか(大事にしてね)
そして、私は私で、自分の機嫌を自分で取ろうと思う。
「ガキ」な振る舞いには反応せず、淡々と日常を回す。それこそが、一番かっこいい仕事の流儀なのだと教わった気がした(ありがとう)
音読と解説
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