見出し画像

ホームコートアドバンテージについて考える 〜神戸ストークスが優勝するために〜

⚠️本投稿で使用されている写真は全て私が撮影したものです。被写体ご本人及びチームメイトの方以外は無断での保存、二次利用、転載をご遠慮下さい。

はじめに

今シーズンのストークスはB1からの移籍組も入って大きく変わりました。RSも残すところあと6試合です。は?もう?早すぎるやろ!
そしてプレーオフ進出順位は無事に2地区間総合1位で確定しています。つまり、ストークスが勝ち残り続けた場合 プレーオフはファイナルまでの全ての試合をホームであるGLION ARENA KOBEで開催することになります。

そこで考えたいのがホームコートアドバンテージについてです。

そもそもホームコートアドバンテージって何?

最近バスケやスポーツを持った人からすると聞き慣れない言葉のように見えるかと思いますが、要は「ホームのチームが持つ優位性」のことです。長距離移動による疲労の少なさ(え?ホームなのに上郡開催のシーズンがあったって…?ちょっと何言ってるか分からない)、会場の演出、声援の大きさ、フリースローのブーイング、アリーナに対する慣れ…全てにおいてホームチームの方が有利です。これをホームコートアドバンテージと呼びます。

Bリーグではプレーオフ(以下PO)(B1ならチャンピオンシップ、以下CS)の開催地をレギュラーシーズンの勝率順としており、CS常連チームや優勝を本気で狙っている(※現実的に狙える位置にある、という意味で)チームなんかは「CSを全てホームでやる」ことに とにかく重きを置いていたりします。B1だとファイナルは横浜アリーナなどの中立地ですが、B2はやろうと思えばファイナルまで全てをホームで行うこともできますからね。

GLION ARENA KOBEに移って1年

2025年4月5日に奇跡的な試合(私の推し・道原紀晃選手にとっておそらく人生ベストゲームなのでしっかりリンク対応)で開業したホームアリーナのGLION ARENA KOBEですが 、ありがたいことに以降ホームゲームでは連日のように4000-7000人程度のお客さんが入るようになっています。スポンサーなど無料招待客なども含めているとはいえ、平日開催も含めて4000人以上がコンスタントに入るようになったのは喜ばしいことです。劇的な試合もあり、新加入選手もあり、職場でも学生時代の友人とでも話題になったり…目に見えてファンが増えたと本当に思います。

ですが、試合の1時間前(チアさんのオープニングパフォーマンスや選手入場の時間帯)は客席もかなり空席が目立っていたり、ペンライトは点々としていたり、クラップやコールが揃わなかったり…動員数の割にはまだ大きなアドバンテージを生み出せていないのかな?と私は感じています。そういう意味でのブースターのまとまりは規模の小さかった西宮時代の方があったのかも…とも思うほどです。

果たしてこれで優勝できるのでしょうか。人数だけでは生み出せない、熱量のアドバンテージを作れているのでしょうか。21-22シーズンから千葉ジェッツを応援してきて何度も何度もホームコートアドバンテージの力を目にしてきたので、これが無いといくら選手が死力を尽くしても優勝出来ないのでは?と不安に思っています。だって相手も、相手のブースターさんも、同じように死力を尽くしてやってくるから。優勝に向けて必要なラストピースがあるとすれば、それは間違いなくブースターの応援であると私は思います。

あの千葉ジェッツですら、試行錯誤していた時代があった

21-22シーズンから今に至るまで千葉ジェッツを応援している私(今シーズンの私はストークスの発信が多すぎて忘れられてそうですが…)にとって、忘れられない試合のひとつが21-22シーズンのQFです。この年はコロナで試合が飛んだり飛んだり飛んだりしつつ(そのシーズンで唯一ジェッツが関西に来る京都のアウェイが阪急の改札入った瞬間に中止発表されて ホームに突っ立って泣いたこともあったね)なんだかんだでジェッツは地区優勝したので、CSもホーム開催でした。

※自分が楽しみにしてた試合が無くなったことにより、CS進出が決まるというなんとも複雑な状況でした。ナツカシイネ!

初戦の相手はなんと宇都宮!その前の年にファイナルでぶつかった相手と何の因果か初戦で当たってしまったんですね(苦笑)。当時は「ジェッツ攻略が得意」なことで有名な安齋HCが宇都宮の指揮を執っていて、すごく手強い相手という印象はありました。それでも「ホームの力で後押しできるはず!」と誰もが信じてやまなかったんですが…

試合当日、蓋を開けてみてビックリ。船橋アリーナがめちゃくちゃ黄色かったんです。当時、大学4年生だった私は就活真っ只中で 特に新年度以降はなかなか現地に行けなかったんですが、バスライで見てあまりの黄色さに言葉を失った記憶があります。そして結果は宇都宮がストレート2勝、前年度王者のジェッツはQF敗退…

あの日現地にいた多くのジェッツブースターさんたちが「どっちのホームか分からなくなりそうなほど、ブレファンは数も多かったし圧が凄かった。せっかく得たホーム開催権なのに、優勝するために必要な熱量を生み出せなかった。」と悔しそうに口にしていたことを今でもよく覚えています。

こうなったことには複数の理由がありますが(対戦相手が決まるまでアウェイ側のチケットを売らなかったとか)、私が覚えている限りで1番大きかったのは「コロナ禍による不況や感染への恐怖もあって現地への足が遠のいているにも関わらず、高すぎる価格設定をしていたこと」だったかなと思います。順当に行けばSFとファイナルもあるという中で現地に行くべきかどうか、ジェッツブースターが迷ってる間にブレファンにごっそりと買われてしまったんですね。あの時、アリーナを360°真っ赤にできていたら?もっともっと多くのジェッツブースターが現地に来れるような現実的な値段設定だったら?ブースターと運営がもっと寄り添えていたら?…歴史は変わっていたのかもしれません。

ただ、あれ以来ジェッツブースター自身もかなり意識が変わったように思います。より「現地で応援すること」にこだわりを持つ人が増えて、天皇杯などの大きな舞台では「もうあの時の二の舞にはしちゃいけない!アリーナに足を運ぼう!」「ペンライトとハリセンで客席を真っ赤に染めよう!」とブースター同士で呼びかけが起こるようになりました。コールを合わせるため、それぞれができることを必死に考えました。2023年以降はW杯の影響でジェッツブースターも爆増しましたが、それでもなお、みんなが同じ方向を向いて、同じ熱量で応援できているのは長年チームを見てきた先輩ブースターたちが文化を作り上げ、発信し、継承してきたことがとても大きいと思っています。

某シーズンの天皇杯。いや赤すぎるやろ!
(お顔隠しでうっすらぼかしいれてます)

ストークスは、ストブーは、どこへ向かう?

話をストークスに戻しましょう。公開日現在、ストークスは49勝5敗と好成績を収めており、平均入場者数も6228人(16節終了時点)と大幅に増加していて数字だけ見ていると好調に見えます。でも、数字に見合うだけの盛り上がりはまだ生み出せていないと私は思います。このままだとせっかくPOホーム開催権を得ているのに21-22のジェッツのQFのように大事な試合でコートに近い席が埋まらない!とか相手側のファンがむちゃくちゃ多くなって応援の圧力を生み出せないんじゃないか?と私は心配しています。

なおこれは余談ですが、今シーズンはRSですらコート周りの空席がかなり目立っています。周りのストブーさんと話している限りでは「一気に金額が高くなりすぎて手が届かなくなった」という人が本当に多いんですよね。昨シーズンは会員価格6000円で座れたエンドの1列目が今シーズンは会員価格1.6万円ですからね…(ちなみにこれはファンクラブ割引価格なので割引のないシーチケ勢はもっと高いです)。昨シーズン、個人でコート周りにシーチケを買っていた方のうち、私の体感で半分以上はスタンドにお引越しされていますし...。いきなり2.6倍となると流石に厳しいという声も上がってきます。我々の収入は突然の2.6倍に対応できるほど爆増したりしませんからね!(当たり前)今シーズン、コート周りが完全に埋まったのはおそらく開幕の2試合だけだったかな…。チケットの売れ行きを見ているとホーム最終の熊本とセミファイとファイナルは埋まりそうな雰囲気です。アウェイ側はアウェイ側のファンが来る・来ないの問題があるのである程度仕方ないとしても、ホーム側エンド1列目のベンチ反対側が土日祝でも半分以上空いているというのは…。新アリーナになって稼働にお金がかかるのも重々承知してます。が、選手に近いエリアが空席だらけ、あるいは試合中スマホばっかり触ってるとか うとうとしてて夢の中にいるようなスポンサー招待客ばっかりというのは数字に表れなくとも憂慮すべき事案ではないかと思います。

少し話が逸れてしまいましたが、ホームコートアドバンテージとはチームの応援文化そのものです。文化は1日や2日で簡単に生み出せるものではありません。じゃあどうすればいいのか?答えはシンプルです。今これを読んでいる貴方!そこの貴方!アータデスヨ!!!貴方が今から文化を形作るうちの1人になれば良いんです。川辺HCが常々口にしている「ウィニングカルチャー」という言葉があるように「チームを勝たせる応援文化」をストブーみんなで作っていきたいのです。

文化を作るということ

アリーナに来るのは熱心な常連ブースターさんだけではありません。勤め先から招待券をもらったからとか友達や恋人に誘われたからという理由で初めて来る方も多くいます。 理想はそういう層を巻き込んで 一緒に声を出したり、メガホン叩いたり、タオル振ったり、風船飛ばしたりすることですが、初めて来た方にいきなりこの辺をやってもらうのは結構ハードルが高いと思っています。アリーナMCが呼び掛けたりしてますが、初見さんは恥ずかしがったりしてやらない方も多いです。ぶっちゃけ私自身もバスケを現地に観に行き始めた頃はそんなもんでした。上述の通り、私のBリーグデビューは千葉ジェッツでしたが、コロナ禍で声を出さない応援が主流になっていた中、突然「声出し応援を解禁します!ハイ、みんな声出して!」と言われてもなんとなくやりにくくて…。そんな私も今ではコールしたり手叩いたりをなんの躊躇いもなくやるようになってますが、じゃあ躊躇いなくやれるようになったのって何故だろう?と考えると 結局1番大きかった理由は周りの人達の振る舞いに感化されたからなんですよね。隣の人が声枯らして龍角散舐めながらコールしてたり、気持ちが入りすぎて割れかけているメガホンを必死に叩いてたり、そういう姿を見ていたら「私も一緒にあれやりたい!」と思うようになってて、気づけば1人観戦でも「頑張れー!」「惜しいー!!」「上手い!天才!」「おいーそれは取れた!」って色々叫ぶ人になってました(笑)

人って結局楽しそうなものに惹かれると思うんです。私も富樫くんにハマったきっかけは「誰よりも楽しそうにバスケをしていたから」でした。文化を作る上で1番効果があるのってMCさんの呼びかけよりも公式の発信よりも「ブースター自身が楽しそうであること」だと思うんです。グリーンライトアンセム、ジェット風船、勝ったどー!タオルはそれを初見さんにアピールするためのひとつの手法だと私は考えています。

ちなみに推しはいつも雑にタオルを広げています

声を出すのが恥ずかしいとか何となく気乗りしないという人もいるでしょう。色々な事情があるし 観戦スタイルは自由で良いと思ってる派なので無理して出せ!とは言わないです。でも良いプレーを見て感動したり、歓声をあげたくなった時にはいつでも出せる、それを当たり前に受け止められる雰囲気のアリーナであって欲しいなとは思います。

POホーム開催権を得るためにRSで勝ち星を積んでいくのと同じで、POに向けてRSから行いを積み重ねていくことが大切だと思います。公開が遅れちゃったからもうRSも6試合しか残ってないけど、ぜひこれを読んでる貴方は次の4/11から実践してみて欲しいです。ジェット風船飛ばしてみるとかペンライト振ってみるとか。応援練習に参加してみるとか。声に出して言葉にするのは苦手でも文字にすることは得意な人もいるでしょう。そんな人は試合後にXで思いをぶつけるも良し、私みたいにnoteに書くも良し。写真で表現するも良し、絵で表現するも良し。ちなみに私は選手の写真をXに載せる際、ほぼ必ず #神戸ストークス をつけるようにしていますが、これはチームに興味を持ち始めている人たちに届いて欲しい!という想いからくるものです。自分もファンになった時は毎日のように #神戸ストークス #道原紀晃 で検索していましたからね。あなたが楽しそうに応援している姿は必ず誰かを惹きつけます。それが大きな応援の輪に繋がり、チームを鼓舞する熱量になっていくのです。

ボードを作るも良し!
誓約書を作るも良し!
まだこの頃は3000円で
複数人のサインが貰えた。
丸2年で随分人気になったんだな〜

おわりに

2月7日、遠路はるばる友人が今シーズン初めてジーアリに来てくれました。今シーズン1の大敗をした福島戦GAME1です。あの日は逆転の兆しも見えなくて、選手たちの雰囲気はとても暗いものでしたが ブースターは最後まで温かい声援と拍手を送っていました。その様子を見ていた友人が「ストブーってあったかいね、こんなにどうしようも無い点差でもみんな手叩いて声出してるんだもん。すごいことだよね。」と感動していました。

そう、ストブーってすごく温かいんです。今シからの人も、前シからの人も、もう少し前からの人も、はるか遠く昔からの人も。突然、千葉ジェッツという遠くの船からやってきた私にも「一緒に行こう」と手を差し伸べてくれるような人ばかりでした。そして何より(負け続けた時代があったからなのか)多少のことではへこたれないし みんなものすごくポジティブです。なかなかないですよ、HCの公開説教中に「信じとるからな!」「優勝するんやろ!」「頑張れよー!」って観客席から声が上がるチームなんて。

この前向きさと温かさに、土壇場でチームを前進させられるだけの底力があると信じて止みません。POを含めても残る試合はあとわずか、超ミスターストークスの谷さんがいるストークスを応援できるのは泣いても笑ってもあと1ヶ月半です。「RSは消化試合だから」なんて言わないで 来れる人は極力現地に足を運んで、ストークスとストブーみんなでチームを育てて、最後のB2優勝を掴みに行きましょう。どうかあなたの力を神戸ストークスに貸してください。

この男の優勝を見届けるまで、私は死ねないからね!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集