優しくって、ちょっとバカ。 Maker's Markのキャッチコピーから考えた
Maker's Markの今のキャッチコピーが
「優しくって、ちょっとバカ。」
だということを最近知って笑った。
わるくないんじゃないか、ベタやけど。
原田宗典の『優しくって少しばか』みたいだ。
とも思ったのだが、
検索したら同じことを考えているひとがいた。
やっぱりな。
ちょっとバカ、
これがたぶんいいんじゃないか。
だいぶバカとかめっちゃバカはしんどいし腹が立つ(立たれる)。
害にもなりかねない。たぶん、なる。
「ちょっと」ってどれくらいかも微妙な話だけれども。
優しさって、なにかな、なんだろうな。どういうことかな。
そもそもバカの定義って。
バカとアホの使い分けや意味付けは東西でめっちゃ異なる。
いろいろ言い出したり考え出すときりがない。
でも、「優しくって、ちょっとバカ。」は、
うっとーしーし、面倒臭いし、気持ち悪いほんま嫌やなあな「人間」とかいうものを、でも、それが「人間」やな、かもな、ですね。と、考えさせられたりもする。
コピーと共に打ち出されているCM、
小栗旬がドラキュラになっての
お洒落とコントの間みたいのは私的にイマイチ。
なにより山崎まさよしのあの曲がわたしは好かんし、
なんか、なんちゅーか。ベタや。
っていうかベタってなに?
だいたいキャッチコピーというのは、概ねベタなものが採用されがちだ。
めっちゃめちゃめちゃ考えて考えまくっても、
いっちゃん先に考えた簡単なベタなやつがいいと言われたりする。
と、己がかかわってきた仕事を思い出したりして頷いたり。
(特に、某関西FM局の某今も続く
大きなイベントのキャッチコピーとイベント名、
いまだに「……」ですがやっぱり今のアレでええと思うも「……」(笑))
「優しくって」
己にとって(だけ)優しいを「優しい」としてしまわないように、
他をばかにしたりすることのないように。
「少しバカ。」
誰かが見せている表面上だけをみて判断し
決めつけてしまうことのないように。
ちょっとバカ、くらいが、
他人の気持ちを考えられるような気もする。
少なくとも自分と自分たちだけが賢く正しいと思うよりは。
「ちょっと」
その膜というか皮というか、
そこが人間の人間たるところで
つまりは優しさでもあるのかもしれない。
なんて、ひとつのキャッチコピーから思わされるということは、
ベタだけれど、成功、なのかもしれない。
そんな大層なCMでは全くないし、
Maker's Markは好きでも嫌いでもないけれど。
*
しかし小栗君の吸血鬼というのはちょっと色気が足りん気がしませんか。
あ、そこがええんか(笑)
◆
構成作家/ライター/エッセイスト、
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