「JOIKA」を見て、モヤァっとした話!
年末進行って、ほんと、なんなん?
なんでこんなに忙しいん?
もう眼球が爆発しそうなほど締切に追われながらもお稽古にも通い、ついに…
体を壊してもうた。
まさか自分がここまで体を酷使していると全く自覚なかったので、心底反省。
でも、ワイは恐ろしいほど精神面が健康なので(ヒャッハー!)、"めっちゃ元気いっぱいなのに体ついてこない"ことがショックだったのだ。
だいたいいつも、辛い状況になると「朝ドラヒロインスイッチ」が入り、”やめたらあかん…こんなんでやめとったらバレリーナ失格や!”と、心の中でスポットライト浴びながら奮闘するが、流石に体にきちゃうと自分を労わるモードに切り替わっている。
シュン…
こんな時には癒し映画でも見んべ★と思って、みてしまったのは最新のバレエ映画「JOIKA」だった…
以下、けっこーネタバレ!!!!
あぁらっす〜じぃ______________________________________
15歳でローザンヌで優勝し、泣く子も黙る帝国ロシア・ボリショイバレエ学校に入学した、アメリカ人のジョイさん。
キラッキラの青春💓が待ってるかと思いきや、おぼこい少女にはあまりに刺激がつよつよの競争社会だった。
初日から鬼コーチにばっちり目をつけられつつ、バレエ命っの精神でなんとか学校生活を送る中、いきなり理不尽に人種差別される羽目に。
まぁこういうこともあるっペ★とはいえない、ひどすぎる理由で役がつかないジョイさんは、あらゆる手を尽くしてロシアでのバレエ人生を成功させようとするのだが、とても現代の話とは思えない不幸の数々を経験する羽目になる…
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なんか巷では、black swan以来の傑作!みたいに触れ込まれているのだが、内容は全然違う。
black swanはあくまで、バレエを知らない監督が作った空想の話(髪の毛おろしてレッスンする子なんていないよー!家じゃないんだから(笑))。
今作は、なんと実話であり本物のジョイさんが監修までしているのである。
だからなのか、話自体は…けっこー普通。。。
いや、アメリカ人で初めてロシアの最高峰の学校に入学したのはほんとすごい。
…んだけど、ストーリーとしては、よく聞くアスリートの人種問題や学校の虐待の実態などで作られており、目新しさ(と言っちゃうと野次馬根性剥き出しで申し訳ないが💦)は無い。
バレエというだけで、何もかも華やかな美男美女の素敵な世界~と思っている人には、新鮮なのかもしれないが。

しかも徹底的に「ご本人からの目線」のみで話が構成されているため、あまりに一方的でこちらの想像力が入り込む余地がない。
これは個人的な考えなんだけど、アートの分野でこういう人ってめちゃくちゃ増えたと思う。
「私の作品はこういう意味です!そう見て!それ以外の解釈ないから!」という声があまりに強く、「なんかすんませんでした…」とこちらが平伏すような気持ちになっちゃうのである。
これって時代のせいなのかなぁ…なんか、おおらかさっつーか、余裕がないのよね…*バレリーナが~ってことじゃないですぞ
なんか、客観的に自分を見ることができない人のものづくりって、暑苦しさばかりが残り、作品として魅力的というよりは、自己満足っていうか、「ドヤって終わり」になっちゃってると思うのだ。
(と書いたけど、なんか女の園の話にケチつけると、フェミニスト団体に火炙りにされそうなので、ジェンダーの話をする気は全くないっす)

こんなにいろんな形の着せてレッスンしないような気が…
前半は、ジョイさんがアメリカンということで徹底的にロシア社会に蹂躙されていく。
大人であれば、ある程度理解した上で留学もできるだろうけど、当時10代でこれは、食らっちゃうよね(涙)…

流石に踊るシーンでは足は全てカットされてたけど、表情だけで踊ってる感を出す演技が
すげぇっす。
後半はなぜだか鬼コーチとタッグを組んで、お高くとまったロシア芸術会に復讐の狼煙をあげる話に変化する。
そんで怪我して終わり。
え〜じゃダメじゃん(涙)
とエンドロールでご本人の写真を見ながら、ワイは憤った。

芸術のために自分を捧げるっていう行為に憧れる人は多いけど、それって周りの人を利用することにもなるし、単なるわがままっていう印象もある。
「自分が納得したいから」というだけで舞台に怪我したまま出て、パートナーにも、観客にまで気を遣わせる…それってバレエじゃなくない??
老若男女人種をも超えて「誰もが好むファンタジーや恋」、キラキラした夢の世界を体現するために鍛錬してきたんじゃないの?
”頑張り”は見せつけるものではないと思う。

なんか言い方難しいけど、個人的に、「実は〇〇だったんですよ〜」って後からドラマチックにいう人苦手なんす💧
"特別な理由があれば、周りが許してくれる"ということを子供の頃に覚えちゃって、自己保身ですぐこの手を使ってくる人、めっちゃ苦手。
ジョイさんがそう、と言いたいわけではないが、なんかなぁ…目的が「ロシアバレエ界を圧倒すること」だけであり、決して「芸術を愛しているわけではない」のがわかってしまうのだ。
時折挟まれる、陶酔しているように目を閉じて夢中で踊っているシーンでは、芸術に身を委ねる瞬間の素晴らしさを表現したいのはわかるんだけど、映画そのものがそれを言いたいんじゃないくて、ジョイさんがいかに大変な思いをしたかの告発でしかないのである。
と、ここまで書いて気づいた。
これはバレエを使った"プロパガンダ映画"なのだ。
決して、"バレエ映画"ではないのだ!
だから某TBSラジオで、バレエ全く関係ないアメリカ評論家M山氏が、わざわざ紹介してたのか〜⭐️と一人納得。
昨今は何もかも政治一色で、正直お腹いっぱい。
しかし、知らなければ自分の意見を持つことすらできない。
芸術に政治を持ち込まれたくない、そんな純粋な気持ちが、私の中にあったことにも気付かされる映画であった…
って、全っ然休めてない(;*_*)…
次こそは、癒し映画でも見んべ★んだんだ★

