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まきまきサラダ

木曜日は、実家で花火大会をする予定でした。
今春から働き始めた息子も、忙しい姪も参加すると言っていました。

しかし、天気予報サイトを確認すると、一日中雨。
午前中は曇りだったものの、昼過ぎから強い雨が降り始めました。
しばらくすると、嘘のように青空が広がりました。

延期も考えましたが、せっかくみんな集まれることになっていたし、一時的にでも雨が止めば、花火ができるかもしれないと考え、とりあえず実家に行くことにしました。

幸い、強い雨に遭うことはなく、実家に到着しました。
妹の家族は前日まで北海道旅行。
旅行中はラーメンと海鮮という食事だったそうで、妹は開口一番「ものすごく野菜が食べたい」
そして「予定通り春巻きも作るけど、材料を買ってきたから、まきまきサラダも作ろう」と言いました。

「まきまきサラダ」というのは、父方の伯母の家から伝わってきたもので、野菜を海苔と大葉で巻くものです。

材料は、上記の二つの他に、大根、にんじん、きゅうり、セロリ、カニカマ、さらに、ソースとしてマヨネーズとお味噌が必要です。

「野菜はマッチ棒くらいの大きさに切る」という説明を、母から聞いた記憶がありますが、令和の世の中、マッチ棒を見る機会は、ほとんどないということに気がつきました。

カニカマのことは、我が家では「オホーツク」(商品名)と呼んでいました。
妹はいまだにオホーツクと言っていましたが、彼女が買ってきたカニカマは、オホーツクではありませんでした。

切った野菜を種類別に分けて、大皿にきれいに並べ、真ん中にほぐしたカニカマを置きます。
隣に、大葉と四つに切った海苔をそれぞれお皿にのせて置きます。
その横に味噌とマヨネーズを混ぜたソースをスプーン付きで添えます。
私の記憶では、このソースには、お砂糖が入ってきたような気がするのですが、今回は味噌とマヨネーズだけにしました。

食べ方は、四つに切った海苔の上に大葉を置いて、その上に細く切った野菜を適当にのせます。それからオホーツクをちょっとだけのせます。
その上に味噌とマヨネーズのソースをかけて、巻いて食べます。

姪は「これ、一度も食べたことがない」と言っていました。
それほど間隔が空いたとは思えないのですが、どうやら彼女が物心ついてからは、一度も作っていなかったようです。

妹は、姪に「⚪︎⚪︎家(=実家)のソウルフードなんだよ」と話していましたが、私は、これがソウルフードだと思ったことは、一度もありませんでした。

確かにまきまきサラダを食べるときは、自分の好みの形で食べられるので、かなり楽しかったような気がします。
普段使わないような大皿を使うという点にも、何となく特別な感じがしていたかもしれません。

姪はもちろんのこと、甥も息子も、とても気に入ったようで、もりもりとたくさん食べていました。
この料理は、「作る」というより「切る」と言う感じで、準備が多少面倒という欠点はありますが、コツなどは一切ありません。

平成生まれの三人にも、まきまきサラダの楽しさが、しっかり伝わったようだったので、とてもよかったと思います。



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