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【MONAの歳時記】 第二十三候 紅花栄(べにばなさかう)小満の次候 5/26〜30

今年の5月は、とても暑くて
私はもうすでに真夏の格好をしています。
お庭遊びが一番楽しい季節だというのに
この暑さでもう蚊が私を目掛けて飛んできます。
ちょっと残念な今年の5月。

5月26日から五日間は
第二十三候 紅花栄(べにばなさかう)です。

紅花栄とは


実は、紅花という植物の開花は
本当は6月末から7月頃なのです。
なぜ、5月の末にこの候が来るのかというと
それは七十二候は古代中国で作られた暦だからです。

中国(黄河流域)では5月末に開花なのだそうです。

今の七十二候は、江戸時代に日本向けに改訂したもの。
前々回の「竹笋生」は、本来は「王瓜生(おうかしょうず)」でした。

でもなぜこの紅花は、日本の気候に合わせなかったのでしょうね。
不思議です。

そしてさらに興味深いのが
先週の蚕起食桑(絹)も
今週の紅花栄(染色、紅)も
かつては莫大な富をもたらした産業ですが
今や斜陽になってしまった文化を表していること。

七十二候の中で
その二つが続いているのも
何か不思議なものを感じます。

栄枯盛衰。。。というには
少々淋しい文化です。


染料の女王

紅花というと
皆さん何を想像しますか?

PCで”べにばな”と入れて変換すると
真っ先に出てくるのが、BENIBANA(レストランの名前と思われる)
私のPCがMacだから起こる現象なのか、
変換するたびに笑ってしまいます。

紅花は草木染めとして有名ですが
でもその元になる赤色素は、なんと!!花全体のわずか1%。
その1%のために、どれほどの手間がかけられてきたことでしょう——

紅花の色は、
平安時代、高貴な身分の者しか纏えない色、禁色、

ゆえに、紅花を「染料の王」と呼んだ人がいたけれど

でもね、
紅花で染めた色ってどんな色か知っていますか?
実際、
染まり上がった色は、紅ではなく、
なぜかマゼンダとかショッキングピンクに近い、
乾くと綺麗なピンクになります。
私的には
紅花は「染料の女王」ですね。

【紅花の染色】
・花全体に含まれる赤色素はわずか1%
・その1%を取り出すために
 花を何度も揉み出し、発酵、乾燥を繰り返す
・媒染には烏梅(うばい)を使用
・完成した染料「紅餅(べにもち)」は
 江戸時代に金の十倍の価値があった
・平安時代、深紅は「禁色」
 高貴な者しか纏えない色だった


烏梅との出会いー梅古庵の口伝

染色作業に大変手間がかかった理由の一つに
烏梅があります。

烏の梅???
馴染みの無い言葉ですよね。

烏梅は一見したら梅には見えません。
硬くて真っ黒で、しわくちゃ

江戸時代の梅干しが
カリカリに干からびて
煤に塗れて真っ黒になって現れたみたいです。

実は私も烏梅を見たのは
今年が初めてでした。

左が烏梅。 右が烏梅のお茶。
烏梅茶は、ちょっと酸味があって燻製の香りがします。
そこにフレッシュな苺をブレンドしてみたら
ほんのり甘くてとても美味しかったです。


3月に奈良県の月ヶ瀬の梅園に行きました。
山中が見事な梅で連なっていて
とても綺麗なところです。

広大な梅園の中に
いくつものお茶屋さんがあります。

その中のたった一軒のお店に
その烏梅を作っているお店がありました。

黒くてしわくちゃな物体がとても不思議で
その奇妙な感じがなんだか体に良さそうな気がして
なぜか妙に気になって購入したのですが

梅園内にたくさんあるお茶屋さんの中で
烏梅を扱っていたのは
梅古庵というそのお茶屋さんだけでした。

烏梅を調べていて
驚いたことに、、

私がなぜだか立ち止まり烏梅を買った梅古庵さんは
700年変わらぬ伝統製法で烏梅作りを続けている最後の一軒だったのです。

現在は10代目の職人さんが跡を継いでいらっしゃるようです。
あの時のお店にいらした品の良いお爺ちゃまかな、、

「天神さんをお祀りするつもりで、売れても売れなくても梅を焼け」

これは、梅古庵さんに残る尊い口伝。

蚕も、紅花も、烏梅も——
時代の波に押されて、多くが姿を消していきました。

でもこの口伝は、
売れる売れないという市場の論理を超えたところにあります。

お金のためではなく、ただ焼き続ける。
その静かな意志が700年を繋いできました。

化学染料が発達して
私たちは気軽に色を楽しめるようになりました。
でも一方では
ファストファッション問題も取り立たされています。
本来なら
人間がお金を司るところ
長い間、お金に使われてきたような気がしてなりません。

だからこそ、この口伝が胸に刺さる。

生きるとは何か、、、

そんな想いで
noteを綴っています。
どうぞ他のマガジンも読んでみてくださいね。

宇宙の暦

今の宇宙の暦が語ること…

GODSEAL インゴット16 「雷地豫・スーパースター」
NORITO「それをいたす」

ホロスコープは
太陽が双子座の前半
2つのノードが太陽とスクエアしています。
なんだか気になる配置です。

魂の思うままに駆け抜けたいけれど
時流が少し逆らう、そんな感じでしょうか。

その逆らう風さえ追い風にして
楽しがって自分の力にする。

今はただひたすら

熱意を持って
情熱を傾けて
練習と反復
しかも、ちゃんと喜びを持ってね

そんなふうに宇宙が語りかけているようです。

梅古庵10代の主人が、
700年変わらぬ伝統製法でただ焼き続けてきた。

それがまさに今の16番雷地豫が教えてくれる、
「スーパースター」の静かな姿なのかもしれません。

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