【詩】夜色
人は生きるを望む。生きたいと感じている。
私は終わりを望む。誰かが私を終わらせてくれるのを待っている。
肉体はそれを望んでいる。
私は生きたいと思っている。
精神と肉体の葛藤。それが今の私を支えている。
終わりたいは生きたいだ。
そう強く思いながら日々を克服してゆく。
葛藤や欲望、交錯や願望。
顛末・自我・束縛・狂気が渦巻く。
隠し神が風とともに現れる時、私はその人について行く。
詩は唄のように、歌にしか聴こえない。
風に乗って空気の様な声色が響いていた。騒がしくはなく自然に。風が唄っていた。
隠しの山の子供達 還る場所があるなら還しましょう
隠しの山の子供達 還る場所がないなら行きましょう
隠しの山の子供達 闇は闇に 夜色の子供は夜色に
小鳥に動物、卒塔婆に目隠し
さあ もう戻ることのない あっちへ行こう
さあ もう見ることのない あっちへ行こう
さあ もうみんな行っているよ 手招きして待っている
夜色は夜色に 隠し神は真っ赤な世界
夜色は夜色に
消滅願望。
それがいつも私の心にまとわりつく。
いつも私は終わる事を望み、そして行き場のない戸惑いや暴虐心が私の中で暴れ狂い、血の中を廻り私の怒りとともに発動する。
誰も私を縛らないで。
いつか私はその人の生を終わらせてしまうかもしれないから。
他者を傷つけるのならば終わりを選び、報いる。
悪魔に魂を売り、静寂の中でしか自分を見つけられない。
みんな、お終いにしよう。
楽にはなれないが求めるものはある。
隠し神の世界へ。

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