見出し画像

青色吐息

ふと、疲れていることに気づく。

体が重いとか、眠いとか、そういうわかりやすい疲労じゃない。

言葉が出てこないとか、笑い方がわからないとか、

「元気?」と聞かれて、一瞬だけ思考が止まる、あの感じ。

空だけが異常に青くて羨ましい。

たぶん私は、元気じゃない。

でも、元気じゃないと伝えるほどの気力も、ない。


このごろは、朝の光が少しまぶしすぎる。

柔らかいはずの光が、どこか責めてくるようで、

「ちゃんと今日をやれてる?」って問い詰められてるみたいに思う。

空だけが異常に青くて問いかけてくる。

街の音も、誰かの声も、情報の波も、

ちょっとだけうるさくて、ちょっとだけ恋しい。


ソファに沈みながら、天井を見てる。

「大丈夫」と「ダメかも」の間で揺れる舟みたいに、

感情がどこにも着岸できずに漂ってる。


たまには、そんな日があってもいいのかもしれない。

何もできない日も、自分の一部として許してあげる。


……そう思っても、

深く息を吐いたら、あぁ、やっぱり今日も。


青息吐息。

空だけはとっても青かった。

いいなと思ったら応援しよう!

佐伯由羅(伏見もなか) とても、とても嬉しく思います。