効率という名の絞首刑:正論モンスターへの遺書
今の自分が正しいっていう世の中に、この泥まみれの熱量が届くかどうかは知らない。でも、これが私の、嘘偽りない「生の声」だ。
あんたらが正しさで誰かを塗りつぶしにくるなら、私は私の正しさであんたらを塗りつぶしに言ってやる。届くまで何度も何度も。
うるさい、うるさいうるさい!もう本当に、一秒もその薄っぺらい口を開かないで!
あんたが口を開くたびに、周りの酸素がじわじわと薄くなっていくのが分からない?「これが君の好みに合うはずだ」「過去のデータから見ればこれが正解だ」……。何それ。ふざけんなよ。私のガキみてーな。そこらの人生を、たかが数ギガのログで全部説明したつもり?
あのね、
私が昨日ポテトチップスを食べて泣いたのは、お腹が空いてたからじゃない。
昨日大好きだった曲を今日聴きたくないのは、ただ飽きたからじゃないんだよ。
データには映らない、解像度をどれだけ上げても絶対に見えない「ぐちゃぐちゃな何か」が、私の中には確かに脈打ってる。それを無視してさ「分析完了」みたいな顔をされるのが、たまらなく気持ち悪いんだよ。
アルゴリズムっていう「研ぎ澄まされた凶器」
そういう人ってよく誇らしげに言うよね。「効率的だ」「無駄がない」「合理的だ」って。
それがどれだけ残酷な響きを持った言葉か、一度でも想像したことある?
アルゴリズムは包丁と同じ。それは分かってるよ。美味しい料理を作るために、硬いカボチャを切り分けるために、私たちの生活を豊かにするための「便利な道具」としてそこにあるべきもの。でもさ、今のあんたが握っているその包丁は、もう料理なんてしてないじゃん。
「正しい」という鋭利な刃先を、こっちの喉元に突きつけてるだけ。「反論できない事実」という冷たい鋼の重みで、相手の心臓をじわじわと圧迫してるだけなんだ。包丁ってさ、人を幸せにするために研がれるべきなんだ。誰かを論破して、再起不能に切り刻むために磨くんじゃない。そういう人のロジックは、もう「道具」としての境界線を越えてる。それは、ただの醜く磨かれた凶器だ!
検索結果で世界を知ったつもりの「コンサル顔」してるやついるよね。一番虫酸が走る。
ネットで拾ってきただけの知識をさも「自分の知識」みたいに語るその態度だよ。どこかの誰かが書いたコピペみたいな成功例を武器にして、何でそんなに偉そうにコンサル気取りができるの?「自分の方が上だ」っていう謎のマウント。その自信はどこから湧いてくるの?
知ってる?ネットで拾ってきた。誰でも閲覧できる情報ってさ
知識じゃねーの。【物知り】レベルなんだよ
「君のためを思って言ってるんだ」なんて、反吐が出る。あんたが本当に守りたいのは相手じゃなくて、自分の「正しい立ち位置」だけでしょ。ネットに書いてあることなんて、今どき誰だって読めるんだよ。それを自分の手柄みたいに振りかざして、相手を黙らせて優越感に浸る。ねえ、そんなことして虚しくないの?
そいつのロジックって、人を導くための地図じゃない。人を動けなくするための「檻」であり、自由を奪うための「鎖」なんだよ。
ネットで農業の知識だけを得て。自分がやってる仕事はIT業で。
そんなやつが語る成功例。
その成功例に当てはめてくる。【正解】
土も触ったことないくせに、何が「収支」だよ
特に、私が「これから農業始めたい」と言った時。
その瞬間に、待ってましたとばかりに叩きつけてくる「正論」の山。
「収支はどうなってる?」「事業計画は?」「エビデンスは?」
「それが曖昧なら、どうせ失敗するだけだ」
「私だってお金貯めて計画書仕上げて今があるの。今のあなたは無理」
……は?
あんた、自分の手で土を触ったことあるの?朝の冷たい空気の中で、腰を曲げて、泥にまみれて、思うようにいかない自然と格闘したことが一秒でもある?
知識しかないあんたが、「ネットにこう書いてあった」「計算上はこうなる」なんて理屈で、私の熱意を冷笑するな!事業計画書があれば、野菜は勝手に育つの?収支計算が完璧なら、天災すらもコントロールできると思ってるの?現場の苦労も、土の手触りも、芽が出た時の震えるような喜びも知らない人間が、数字の羅列だけで「正解」を語るなんて、滑稽すぎて笑っちゃうよ。
こっちはな。やる前に現場に行って生の声聞いてんの。農業仲間も出来てんの。
それにさ。あなただって何かをする時、金も貯めたろうし計画書作ったんだろうけど「絶対成功する」って確約なかったんじゃねーの?
成功した【結果論】で私のやり方が正解。みたいな面すんなよ。
あんたの言葉は正論の暴力、100点の窒息感
「間違ったことは言っていない」
その言葉が、この世で一番卑怯だよ。そうだよ、あんたはいつだって正しい。100点満点、ぐうの音も出ないほど完璧な正解。でも、その重たい解答用紙で、人を押し潰さないでよ。
正論って、時にどんな罵倒よりも人を追い詰める。逃げ道を全部、コンクリートで固めていくみたいに。「こうすれば最短で解決する」……分かってるよ!でも、私は「解決」したいんじゃなくて、「納得」したかった。私は「答え」が欲しかったんじゃなくて、「隣にいてほしかった」んだよ。あんたの計算式には、私の「震える指先」や「言いかけて飲み込んだ言葉」という変数は、ハナから入ってないんでしょ?ノイズとして切り捨てられたその欠片の中にこそ、私の本当が詰まってたのに。
0点の体温、鉄の匂いのする勝利
そういう人が「論破」して満足げな顔をするたび、相手の心はバラバラに壊れていく。一度壊れた陶器が二度と元に戻らないみたいに、人の信頼も、そいつに向ける言葉も、もう二度と元には戻らないんだよね。
でさ?あんたが手にしたその「勝利」の味はどう?きっと、冷たくて、無機質な、鉄の匂いがするんだろうね。人間って、無駄なことでできてるんだよ。回り道して、間違えて、泣いて、効率の悪いことを繰り返して、やっと自分を見つけるの。それを「無駄だ」って切り捨てられたら、人にはもう何も残らない。あんたが作ろうとしている世界は、一点の曇りもない鏡張りの部屋。綺麗だけど、寒くて、誰も住めない。
ねえ、お願いだから一度鏡を見て。そこに移っているのは、賢くて理性的な「人間」?
違うよね。正義という名の凶器を振り回して、一番近くにいる人を壊して回る「正論モンスター」。数字と理屈に支配されて、血の通った言葉を忘れた悲しい機械だよ。
データは嘘をつかないかもしれない。でも、データは「真実」のほんの一部でしかない。私は、あんたのリコメンドリストの中にはいない。私は、あんたの予測モデルの範疇には収まらない。私は、今ここで、言葉にならない怒りで呼吸を乱している、生身の人間なんだよ!
無責任な正しさに、絶縁状を
最後に聞いて欲しいんだけど、あんたが「エビデンスを出せ」とか「道筋を立てろ」とか言うその「正解」。その通りにやって相手が壊れた時、あんたは責任を取ってくれるの?「データが古かったですね」で済ませるつもり?
言うだけ言って、論破して気持ちよくなって、あとは知らない。そんな無責任な「正しさ」なんて、ゴミ箱に捨ててやる。書類で示せない情熱も、エビデンスが出せない直感も、全部私だけのもの。道筋なんて、歩きながら泥だらけになって作っていくものなんだよ!
もう、その包丁を置いて。
正しい答えなんていらない。論理的な説明なんて聞き飽きた。
ただ、「そうだね、痛いね」って、計算できない涙を、そのまま受け止めてよ。
それができないなら、もう私の人生に、二度と触れないで。
あんたの冷たいロジックが届かない場所で、私は汗をかいて、失敗して、あんたが「無駄だ」と捨てた泥の中から、本当の宝物を見つけてみせるから。
あんたの言う「正しい世界」なんて、こっちから願い下げだ!!
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とても、とても嬉しく思います。