突き抜けたものがない人の専門分野って?
「あなたの専門分野は何ですか?」と聞かれて、即答できますか?
できる人、本当にすごいと思うんです。「これがわたしです!」って胸を張れる感じ、めちゃくちゃカッコいい。
でも残念ながら、わたしは即答できません。なぜなら、胸を張れるほど突き抜けたものがないからです。
実際、昔会社で「空豆さんは突き抜けてないからな〜」と言われたことがあって。
「イヤ、そんな直球ある!?」って今ならツッコミたいけど、当時は出せる杭もなかったから「…なんも言えねぇ」って変に納得しちゃってましたし。
百歩譲って会社では見えない活動にスポットを当てたとしても…
文章を書いたり、漫画を描いたり、ギターを弾いたり。あれこれ手を出してはいるんですけど、それぞれが「専門分野です!」って言えるほど突き抜けている感じがしません。
「いや〜、ちょっと触ってるだけですよ、へへッ」ってやつ。謙遜じゃなくて、本当にそう思ってるやつです。
そもそも、専門と言われて思いつくイメージが、自分のやってることと全然馴染まないんですよね。
一体、「専門」って何なんでしょうね?
パッと思い浮かぶのは肩書きそのものだったり、資格があるもの。例えば、医者や弁護士。これらはわかりやすく勉強してきた証が実務になっていて。それは胸を張って言えますわな。
じゃあ、そこから一歩離れて…
とある対象の観察や研究に時間を費やしてきた…つまり何オタクなのかという切り口は、どうでしょう?
たとえば「さかなクン」。あそこまで本格派じゃなくても、ある対象を長く見つめてきた人には、その人だけの専門が育つと思うんです。
じゃあ、わたしの場合はどうなのかというと…
思い返すと、どうもわたしは、この世界と、そこに反応する自分の両方をまとめて眺めてきたような気がします。
「世界ってどんな構造で成り立っているんだろう」
「この人は、どういう背景でこの発言をしているんだろう」
そんなことを考えながら、この世界に無数に転がっている点を拾っては、線で結び…それを自分と照合して「なるほど、わたしはこう反応するのか」と確かめる。
もちろん「世界のことを知りたい!」「人間って色々でおもしろい!」っていう興味もあるんですけど…何より、それらに反応して輪郭が見えてくる自分自身を知りたいんだと思います。
浮かんだ仮説の答え合わせをするように、本を読んだり、実体験で確かめたり。その繰り返し。
無意識に続けてきたのは、たぶんこれなんです。
資格や立派な肩書きなんてないけど、30年以上、毎日集めてきた観察ログだけは、誰にも奪われません。これはもう、わたしの中に確かに積み上がっています。
世界がどうなっているのかを観察しながら、「じゃあ、自分は何者なんだろう?」と問い続けてる。
気づいたら、いつも世界と自分を見比べているんですよね。
…とすると、わたしの専門分野は「自分」ってことになるのかな。
なーんて言うと、別の意味で「ヘヘッ」となりそうですが。
でも、自分のことは、よく知っているようで、一番わからない。人の方がわかってたりもして。こんな面白い対象、他にあります?
だから、これからも自分という研究対象を面白がって眺めていくんだろうな〜と思っています。どうせ一生付き合うことになりますしね。飽きる気配、まったくありません。
#30日書けるプログラム
Day22:あなたの専門分野になりそうなこと
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