何も生み出せてない…それって、収穫前夜なのかも
「やっべーーー、びっくりするほど何も感じない…」
これ、学生ぶりに美術館に行って、出てきた感想です。
音楽もやってる。イラストも描いてる。一応「アート的なもの」が好きなはずなんだけど、どうも美術館の楽しみ方がわからん…それがわたし。
(とはいえ、卒業旅行で行ったルーブル美術館は、広さと海外旅行のテンションで、めっちゃ楽しかったんですけどね!)
この日は、会社を辞めて時間ができたタイミング。「せっかくだし、これまで興味を持ってこなかった美術館にでも行ってみるか」という感じでフラリと訪れていました。
人生には「種まき期と収穫期」があると思うんです。
この時のわたし、まさに「種まき期」だったんですよね。会社を辞めて、肩書きがリセットされたところからの再スタート。もっと自分を変えたい。そんなふうに思っていました。
積極的に自分の中に新しい種をまいて、外からの栄養をたくさん摂ろうとしていたんです。自分を変えたいという焦りから、狂ったように種まきしていたかもしれません。
そのぶん、「何も感じなかった」というショックはあまりにも大きかった。何かしら得られることを期待して美術館にやってきたのに、無だったから…
思わず出てきた言葉が「やっべーーー」です。
美術館に限らず、当時はとにかく"何か"を得ようと必死でした。本をたくさん読んだり、自分にとって新しい体験をしたり。
大きな実が結べるように、何でもかんでも栄養を摂ろうとしていました。
それなのに、どんなに栄養を摂っても、何も実らない。その兆候すら見えない。
ある日ふと、「何も生み出せてなくない?」という焦りを感じたんです。そして「まだまだなんだ」と、さらに自分を実らせてくれる"何か"を得ようとするスパイラルに陥っていました。
今はようやく、noteの記事を書いたりZINEを作ったり…と、「収穫期」のような時期がやってきています。あのとき焦っていたのが嘘のように、たくさんの実を収穫しているんです。
やりたいことが、溢れている。作りたいものが、いっぱいある。まさに、秋の収穫祭状態。
ここに来て思うのは、「何も生み出せていない」と思っていた時期も、別に何もなかったわけじゃないんですよね。
すぐに実を結ばないから、そう思うだけで。(人間は、食べたらすぐ太るのにね!!)いつか実るときのために、栄養を蓄えている時期だったのかもしれません。
美術館で何も感じなかった展示があったこと。
当時「やっべーーー」と思ったこと。
これだって、今考えてみれば、立派な栄養だったんです。自分の中に入ってきたことが、知らないうちに、あっちこっちで結びついて。こうして今、そんなエピソードを語っているんだから、人生わからんものです。笑
栄養をためている時期も、実を結ぶのに必要なことです。焦らなくても、大丈夫。ちゃんと未来の収穫につながっていきます。
でも、ただ栄養をためて、待っているだけでは、収穫できなかったのかな〜とも思っていて。
というのも、わたしの種まき期は、異常なほど長かったんです。ワンシーズンどころじゃなく、何度も季節をめぐっていました。
それが、noteに投稿をはじめてみたり、「文フリ?何ソレおもしろそう!」って、何も分かってないのにZINEを作り始めちゃったり。ちょっと自分の心が動いたと思ったら、それに飛びつくようになったんです。
最初は勇気がいるけど、小さな一歩を踏み出すことで、せきを切ったように、いろんな実を結び始めました。
ああ、あの時は実を結ぶため、必要な栄養を貯めていたんだな〜と思えるようになったんです。
もし、あなたが「頑張っているのに、何も進んでいない」と感じているなら。今はきっと「種まき期」。未来の収穫にそなえて、焦らずにたっぷり栄養を摂ったらいいと思うんです。
そして、ちょっと心が動いたタイミングで、動いてみる。そうすると、思いがけない大収穫祭が来ちゃうかもしれませんよ…!?
この記事は、花邑 灯火さん主催の #灯火杯4th 応募作品です。
ちょっとした後書き
ひゃ〜〜。「アート」がテーマでドキドキしました。冒頭に書いたように、美術館の楽しみ方が未だにわからないもので。もう、それをネタにしてやろうと…そうしたら、「こんなん出ましたけど〜」といった具合になりました。
灯火さん、今回も企画ありがとうございます!参加させていただきます!
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