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旧NISAの銘柄をどうするか。「放置」して分かった継続の力

投資を続けていると、NISAのような制度の切り替わりに直面することがあります。今回は、非課税期間が切れた「旧NISA」の銘柄をどう扱ってきたか、というお話です。
私が旧NISA(2023年までのNISA)で積み立てていたのは、主に以下の3つでした。
• SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
• eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
• eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

1. 「特定枠に移っても、そのまま持てばいい」

旧NISAには、非課税で持てる期間が「5年間」という決まりがありました。
期限が来ると「売却する」か「特定枠(課税枠)に移す」かの選択を迫られますが、私の場合は、「特定枠に移っても、そのまま持ち続ければいい」と考えていました。
これらは米国や先進国の成長に乗るインデックスファンドです。非課税期間が終わったからといって、その成長が止まるわけではありません。無理に非課税枠に固執して売るよりも、資産そのものの成長を信じてホールドし続ける方が合理的だと判断したからです。

2. 特定枠でも「持っているだけ」で利益は増えた

実際に5年の期限が過ぎ、特定枠に払い出された後も、私はこれらを数年間放置していました。
ここで、特定枠に移った際の「見え方」の違いを、実際の運用画面で比較してみます。

(旧NISA)

旧NISAでの運用時: 取得単価は17,131円。長期保有によって、利益(評価損益)は+40万円近くまで積み上がっています。これは2023年に買ったものです。

(特定口座)

特定枠への移行後: 基準価額(39,806円)は同じですが、取得単価が移行時の時価(35,993円)に更新されています。そのため、画面上の利益は+93,347円と少なく表示されます。

「税金がかかるようになるから損なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。非課税メリットはなくなりますが、資産そのものの評価額は特定枠の中でも着実に増え続けていきました。
画面上の利益はリセットされて少なく見えますが、本来の取得単価(1.7万円台)からの成長は、特定枠の中でも継続されています。良い銘柄を持ち続けるというシンプルなスタンスだけで、利益を積み上げることができました。
ただ売却時に利益の20パーセントの税金は取られます。

3. 「整理」のきっかけは新NISAの登場

そんなふうに特定枠で利益を伸ばしてきましたが、最近になってようやく、これらを順次売却し始めました。
その理由は、新NISAの「成長投資枠」を埋める資金にするためです。
新NISAは非課税期間が無期限になり、枠も大幅に増えました。特定枠で持っているこれら3つの銘柄を一度売却し、新NISAに入れ直すことで、今後発生する利益に対する税金をゼロにできるからです。
特定枠での保有を経て、十分に利益が出ている今のタイミングで、より有利な非課税枠へ「引っ越し」させているというわけです。

振り返り:自分のペースで最適化する

旧NISAの期限が来たからといって、慌てて売る必要はありません。当時の私のように「特定枠で持ち続ける」のも一つの選択肢ですし、その結果としてさらに利益を伸ばすことも十分に可能です。
大切なのは、制度のルールを知った上で、自分の資産をどう最適化していくかを自分のタイミングで決めること。
「特定枠に移っても、良い銘柄を持ち続けていれば資産は育つ」。この実体験があるからこそ、現在の新NISAへの買い直しも、納得感を持って進めることができています。

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