ラーメンハゲに学ぶ:自分と人の価値観が違う話
タイトルを見てラーメンハゲ?と思ったかもしれません。
しかしラーメンハゲにこそ真理があるのです。
ラーメンハゲとは
この画像を見れば、一目で彼がどういう人か分かるでしょう。

彼の名は芹沢、通称ラーメンハゲです。
Pixiv大百科にもこう書いてあります。
芹沢達也とは、料理漫画『ラーメン発見伝』及び続編となる作品群の登場人物。人呼んで『ラーメンハゲ』
つまりラーメンハゲとして有名なのです。
では彼は何故有名なのでしょうか?
それは彼の言うことに一種の真理があるからです。
彼の名台詞は多いですが、3つほど見てみましょうか。
* あらゆる商品の価値は、品質、サービス、コストパフォーマンス、ブランド…といった多様な要素の総和で決まる。いいものなら売れるなどというナイーヴな考え方は捨てろ
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* ほとんどのバイトは一時間あくせく働いてようやく千円前後の時給を貰える…その大変さを知ってる人間なら「タダでもいい」などと、軽々しく口に出したりしない。そいつはロクに働いたこともない怠け者で、一時の気分で舞い上がっているだけだ。
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* 「金を払う」とは仕事に責任を負わせること、「金を貰う」とは仕事に責任を負うことだ。金の介在しない仕事は絶対に無責任なものになる。覚えておけ。
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これだけで彼が一線を画す人物である事が分かりますね。
芹沢は見た目は悪党のようですが、ラーメンに対する情熱は誰にも負けません。
芹沢は主人公のライバルであり、そのラーメンへの情熱は並外れています。
ラーメンハゲの過去
しかし彼の過去には苦い経験があります。
彼は結婚もしているサラリーマンでしたが、ラーメンへの情熱を捨てられずに脱サラしてラーメン屋になり、それを機に離婚してしまいます。
しかし彼が誇る鮎の煮干しラーメンは、なかなかヒットせず、一握りの客だけがその価値を理解しました。

しかしあるとき、お客さんから味が薄いと批判され、芹沢は嫌がらせのつもりでラードを大量に入れた失敗作の濃口ラーメンを提供しました。
すると意外にもそれが好評でした。

そんな時に唯一の理解者が偶然来店し、「失敗作」のラードたっぷりラーメンを食べてしまいます。芹沢は慌てましたが……

予想外の出来事が起こります。なんと前の、本物のラーメンより美味しいと言われてしまったのです。
唯一の理解者にも裏切られ、芹沢は捻じ曲がった性格になってしまったのです。

私にも似たような経験があります。自作の小説がヒットせず、友人の勧めで気乗りしない二次創作小説を短時間で書きました。それが大受けし、1年かけた自作小説をあっさり超えてしまいました。
具体的には、小説投稿サイトノベルアッププラスに投稿していたヒステリック・ヒストリーという作品の閲覧数がPixivで書いたぼっち・ざ・ろっくの破廉恥な短編SSに負けました。
2024年時点では逆転勝ちしましたが衝撃的な出来事でした。
ウェブライティングに当てはめると
ウェブライティングではキーワード選びをしなければいけません。
そして需要のあるキーワード、競合の激しさなどから記事を書きます。
その結果溢れかえったのは○○はやばい?、○○は最悪?みたいなネガティブなキーワードがタイトルのブログ。
読むと大抵はやばくはない、最低ではないという普通の内容なのですが、どうしてもこういうキーワードが人気で需要があり有利なのです。
果たしてこれは上のラーメンの話で言うとどうなるのやら…
評価されるのは本当に質の良い記事なのか、それとも…
創作において他人の面白さを理解するか、オリジナリティを貫くか
友人は、芸術には正解がないので自由に表現するべきだと言ってくれました。しかし、それだけで生きていくのは難しいのも事実です。そこで、他の人の作品を参考にすることは重要だと思います。
手塚治虫は流行に敏感で、映画『バンビ』を丸暗記し、観客の反応を観察していました。その結果、数々の名作を生み出すことができたのでしょう。
外部から情報を得るのは非常な有益です。
何も人の作品を読まずに作品を書くのはガラパゴス諸島で世界を知った気になっているような物だと思いました。
上の芹沢さんも、色んなラーメンを研究したからこそ美味しいラーメンを作れたのだと思います。
塩味のラーメン以外にとんこつや醤油も食べてみる、みたいにカテゴリやジャンルの違うものに手を出すのも有効かもしれません。
ラーメンハゲについてまとめ
自分の面白さを追求することは素晴らしいですが、他人の面白さを理解することも重要です。それによって自分の視野が広がり、新たな発見があるかもしれません。
これは創作だけでなく、人生全般に言えることです。
実はこの記事も、noteに書いたものを書いた半年後くらいに書き直したものです。
没にするつもりでしたが、本を読んで体験談が役に立つと思い、加筆を試みました。
外部からの刺激をいかに受けるか、それが課題だと思います。
芹沢さんの理想のラーメンみたいに自分の面白いと世間の面白いのギャップは創作者には付きまとうものです。
しかし芹沢さんが嫌いな濃口ラーメンを作って、売っているように、世間のウケも取り入れる姿勢は少なからずあった方がいいでしょうね。
