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『進撃のセフレ』前編

「あらすじ」
好きになった男はセフレだった。
ナギコはバツイチのシングルマザー。
過去の男を振り切るために始めた
マッチングアプリで、衝撃的な出会いをする。
年下の彼は、セックスに対する探究心が強く、
仕事でのストレスを癒すために
ナギコと専属契約を結んだ。
2人はお互いに惹かれ合うものの、
ナギコには家族と夢、男には仕事と夢、
それぞれ背負うものの存在が大きかった。
お互いの大切にしているものを守ろうとして、
2人の関係性も動いていく。
名前のある関係性が欲しかったわけじゃない。
だけど、壊したかったわけでもない。
男に依存しがちで振り回されてきたナギコが、
強い軸を持って自分自身を成長させるとともに、
男との関係性も更新させていく。


カナタは、セックスがうまかった。
絶妙と言うか何と言うか、
私の気持ち良いところを
全部わかっているかのようだった。
その息遣い、力の加減、男らしさと深い愛情。
すべてが心地良かった。

「なんでそんなに気持ちいいの?」
いつかカナタに聞いたことがある。
「どこまで頭を使うかの問題だよ。
相手をよく見てればわかる」

確かにカナタは頭が良かったし、
相手の反応をよく見ていたと思う。
自分のことだけじゃなくて、
ちゃんと相手のことも思いやれる男だった。

「痛くない?」
"奥"が苦手と言う私を気遣って、
いつも優しく調整してくれた。

「ちょっと頭ぶつかりそう」
セックスの最中に、ベッドのフレームに
頭をぶつけそうになった私を
そっと避けて守ってくれた。

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