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完全アウェーの出版記念会。誰も私を知らない(笑)

昨日、ある出版記念講演会に参加してきました。

著者の方とはFacebookでつながっているだけで、直接お会いしたことはありません。

よく出版記念会を企画され、ご自身の著書を広めながら、参加者同士の交流も促している方なので、一度その場に行ってみたいと思っていました。

ただ、行く前から分かっていました。

完全アウェーです(笑)。

参加者の中には、著者や講師として活動されている方もいて、

「あ、この人、どこかで見たことある」

と、私のほうが顔を知っている人は何人かいました。

でも、たぶん逆はありません。

参加者は、全員、私の顔を知らない(笑)。

当然、向こうから話しかけてくる人もほとんどいません。

大勢の人が楽しそうに話している中で、自分の周りだけ妙に静か。

話したければ、自分から行くしかありません。

自分が何もしなければ、なかなかハードな孤独感を味わえます(笑)。

これは、なかなかの訓練です。

それでも、自分から何人かに声をかけて、5、6人とは名刺交換ができました。

ただ、話していると、しばらくして相手から、

「そろそろいいかな」

というオーラが出てくるような気がすることがあります。

私は、そういうオーラには妙に敏感です(笑)。

もちろん、単にほかの人とも話したいだけなのかもしれません。

でも、完全アウェーの身には、こういう小さなことも地味に刺さります。

そんな中でも、何よりよかったのは、著者の方に直接、本の感想を伝えられたことでした。

今回出版されたのは、中学生に向けた「自学自習」の方法について書かれた本です。

とても分かりやすく、読みやすい。

そして、中学生だけのものではありませんでした。

特に、「勉強をいかに習慣づけるか」という本の中のポイントは、私が学生に伝えることにも、そのまま活かせそうです。

そう考えると、著者も教育者ですし、本のテーマも教育です。

人間関係としては完全アウェーでしたが、本の内容としては完全ホームでした(笑)。

本の感想と、学生への指導にも活かせそうだということを、著者ご本人に直接伝えられただけでも、参加した意味はありました。

そして、もう一つ。

今回参加して、

なぜ出版記念会を開くのか

が、少し分かった気がしました。

今回の著者は、出版を志す人たちが集まる勉強会コミュニティに参加し、その中の出版コンペをきっかけに、今回の出版につながったそうです。

会場には、その勉強会の仲間たちがたくさん来ていました。

いわば、クラスメイトのようなものです。

誰かが出版することになれば、みんなでその人を応援する。

本を買ったり、レビューを書いたり、SNSで紹介したり、出版記念会に足を運んだりする。

著者一人や出版社だけの力で、一冊の本を多くの人に届けるのには限界があります。

だから、仲間みんなで盛り上げる。

そして、いつか自分が出版することになったら、今度は自分が応援される側になる。

なるほど。

出版って、本を書いて終わりではないんですね。

書く人がいて、応援する人がいる。

その力が重なって、本が少しずつ遠くまで届いていく。

完全アウェーの外側から見ていたからこそ、その仕組みがよく見えた気がします。

著者に感想を伝えられた。

何人かとは名刺交換もできた。

出版記念会を開く意味も、少し分かった。

十分な収穫です。

……と、きれいに終わりたいところですが。

最後のほうになると、さすがにあの雑踏の中で感じる孤独感に耐えられなくなってきました。

周りでは、相変わらずみんな楽しそうに話しています。

そして私は、また一人(笑)。

「うん。今日はもう十分頑張ったな」

そう思って、会が終わる少し前に、そっと帰りました。

完全アウェーの場所に、一人で飛び込んでみる。

たまには、こんな経験も悪くない。

ただし私は、さすがに最後の方は耐えられませんでした(笑)。

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