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【すごい博物館124】JAL SKY MUSEUM:飛行機を間近で堪能し航空史も学べる!

飛行機好きにオススメ 企業のPR関連施設 要予約 訪問時は無料。 


■JAL SKY MUSEUMとは

2025年9月に訪問

羽田空港のほぼ中心部、A滑走路とC滑走路の間にある新整備場エリアには、JAL(日本航空株式会社)とANA(全日本空輸株式会社)の格納庫があり、両社ともミュージアムを設けて内部を一般公開する「工場見学ツアー」を催しています。

日本航空が飛行機の整備に使用している格納庫は、平成5年(1993年)に竣工したメインテナンスセンター1と2(M1/M2)のビルに入っていますが、実はこれら2つの建物は、従来は旧JAS(日本エアシステム)の施設だったもので、経営統合後にJALが使うようになったようです。

日本航空では、創業間もないころから社会貢献活動として「JAL機体整備工場見学」を実施していましたが、平成25年(2013年)にこの施設内で大幅リニューアルが行われ、「スカイミュージアム」という名称になったのだそうです。

予約時間に入口に集合し、ストラップのついた入館証を受け取りました(持ち帰ることができて記念のお土産になりました)。

セキュリティチェックを受けたのち、エレベーターで3階(だったと思います)に上がりました。

参加者が揃うのを待つため、ラウンジに案内していただきましたが、飛行機のシートやタイヤの実物や、JALのサービスに対する表彰盾などが展示されていて、いきなり気分が盛り上がりました(左手前の賞状は、このミュージアムが、iFデザインアワード2024金賞を受賞した時のものです)。

窓の外を見ると、羽田空港のターミナルから滑走路に向かって飛行機が続々とタキシングしていく風景が見られ、めったに見られない俯瞰のアングルで映え具合は満点、参加者の皆さんから歓声が上がっていました。

個人的には、偶然、ドイツ・ルフトハンザのジャンボ、ボーイング747-8が国際線ターミナルに向かう姿を見られたのが嬉しかったです。

参加者が揃ったところで、ミュージアムエリアに移動となりました。

最初にミュージアムの脇にある「航空教室A」の部屋で、館内での注意事項の説明や、格納庫での見学ポイントについてのビデオ上映がありました。

部屋の周辺には、飛行機のミニチュアモデルや豆知識のパネルが展示してあり、待ち時間でも飛行機ファンを飽きさせないよう工夫されていました。

■展示エリア見学

航空教室の次は、吹き抜けの天窓から明かりが入る開放感のあるフロアで、約50分間の自由見学となりました。

令和4年(2022年)にリニューアルが行われた展示エリアは、飛行機のサービスを理解する「スカイランウェイ」、日本航空の歴史や飛行機・制服の変遷を知る「アーカイブズゾーン」、大型モニターで今後のサービスを予見する「フューチャーゾーン」、特別展示の「皇室フライト特別フライト」、そして豊富な航空グッズが揃った「ミュージアムショップ」で構成されていました。

スカイランウェイ

滑走路を模したデザインのエリアでは、運航を支えているスタッフの業務を学んだり、コックピットでの操縦について説明を聞いたりすることができました。

JTA(日本トランスオーシャン航空)が訓練に使っていたフライトシミュレーターが再現されていて、ボーイング737-400の機長席に座り、スタッフの方から操縦方法に関する説明を聞くことができました。

「制服着用体験」では、制服を着てスタッフの方に写真を撮影してもらいましたが、制服は背中に切れ目が入っていて、簡単に着脱できるよう工夫されていました。

「客室モックアップ」では、ビジネスクラスのJALスカイスイート(手前)や、プレミアムエコノミーのJALスカイプレミアム(奥)の座り心地を確認できました。

「お仕事体験ブース」では、運航乗務員、客室乗務員、グランドハンドリング、グランドスタッフ、整備士の5つの職種について、業務内容や仕事道具などが紹介されていました。

こちらはパイロットの携行品ですが、手袋はタブレットを扱えるよう指先が切れた形状になっていました。

フライトアテンダントは、お客さんの様々な困りごとに対処するためのグッズを、ポケット内に携行しているのだそうです。

グランドハンドリングのマーシャラーが、駐機場に侵入する飛行機を誘導する際に使うパドルとライトです(最近は専らライトを使用しているそうです)。

グランドスタッフでは、障害のあるお客さんにも対応できるよう、サービス介助士の資格所有者を増やし、筆談ボードの用意もしているということでした。

航空整備士は安全な運航を守るため、整備の際に数万個の部品を扱うことがあり、様々な工具を使っていますが、置忘れで事故につながることのないよう、整理整頓や確認を常に心がけているそうです。

館内7か所に設置してある端末に、入館証の二次元コードをかざすと、飛行機の業務に関するトリビアが表示され、全てのスタンプを集めるとステッカーがプレゼントされる仕組みになっていました(私はもらいそびれました、後悔)。

アーカイブズゾーン

「航空史ではなく、航空文化史を伝える」というコーナーには、JALが使用した歴代飛行機のモデルプレーン、パイロットやフライトアテンダントの制服、そして日本の航空産業の歴史年表が展示されていました。

日本では大正11年(1922年)に初めての民間エアラインが誕生したことや、太平洋戦争後の昭和26年(1951年)にJAL・日本航空が誕生したことが、パネルに紹介されていました。

JAL誕生以降の業務の変遷が、1950年代から2010年代まで、10年単位の年表にでまとめられていて、モニター内の記事をタッチすると、詳細が表示されるようになっていました。

JAL創業時に使われていた「DC-4」から、最新鋭の「エアバスA350ー900」までのモデルプレーン12機が一直線状に並べられていて、壮観でした。

私が小学生の時に初めて搭乗した飛行機のは、このカラーリングのジャンボ747-100だったと思います、懐かしい。

平成14年~16年(2002年~2004年)にかけて行われた経営統合より前に、JAS(日本エアシステム)が使っていたエアバスA300B2も紹介されていて、出張の際によく乗ったことを思い出しました。

平成31年・2019年に撮影

なお、6年前に訪問した時は、モデルプレーンたちは螺旋状に並べられていたようです。

パイロットとフライトアテンダントの制服からも、時代の変化を味わうことができました。

JASの前身、TDA(東亜国内航空)の初期(昭和46年・1971年)の制服は、原色系のモダンなデザインだったようです。

未来に向けた取り組みを紹介する「フューチャーゾーン」では、湾曲したスクリーンで、最新鋭機エアバスA350-1000の迫力映像などが上映されていました。

皇室・特別フライト

ミュージアムショップの脇に、天皇・皇后両陛下を乗せたフライトや、国内外での事件・災害などの際に行われた特別な運航を紹介している展示室がありました(写真撮影はできませんでした)。

昭和の天皇皇后両陛下が初めて航空機に搭乗した時の写真(昭和29年・1954年/千歳-羽田/DC-6B)や、昭和天皇が座ったシート(昭和57年・1982年/東京-出雲/TDAのDC9)の実物展示があったほか、五輪聖火やパンダ(カンカンランラン)の輸送、横井庄正一さん帰国やイラク邦人救出などの特別運航などが写真パネルで紹介されていました。

■格納庫見学

1組20名ほどでグループ分けが行われ、ヘルメットを預かった後に、ガイドの方に導かれて見学ツアーが始まりました。

展示エリアの脇にこのような扉があり、業務用の通路かと思っていましたが、ここが見学ツアーの格納庫への入口でした。

二重の扉が開くといきなり格納庫の光景が眼前に広がり、参加者達から驚きの歓声が上がりました。

こちらのM1(第一格納庫)は幅約175m・奥行約100m・高さ約40mで、 1 週間~ 1 か月程度をかけて重装備メインテナンスを行う場所で、訪問時にはボーイング777-300ERと787-8が駐機していました。

777-300ERは、GE90-115Bエンジンも外され、本格的な整備が行われているようでした。

機内から外した座席が、ズラリと並べられていました。

787-8の顔の部分は窓が4つと少ないことや、ワイパーは空気抵抗を考慮して縦向きについている特徴があることを、ガイドの方に解説していただきました。

整備の状況が分かるように、このような掲示板で情報共有をしているということでした、味がありますね。

見学コースの脇には、整備士の方が作った模型が置いてありましたが、手前のボーイング777-200(1/20モデル)はラジコンで、ガイドから、飛んでいる姿の動画をYouTubeで見てほしいとオススメがありました。

連絡橋を渡って、M2(第二格納庫)に向かいました。

進路向かって左側(北東方向)に見えた塔は、ASR(空港監視レーダー)で、赤いアンテナが回り、約110Km以内の航空機を探知しているということでした。

M2(第二格納庫)はM1より広く、幅約190m奥行約100mで、日常的な軽整備が行われているとのことでした。

整備フロアに降りて、ボーイング737-800の2台が向かい合う姿を間近に見ることができました

正面から見ると、人が乗り込むドア(写真右)と、荷物などを積み込むドア(左)の大きさが違うことが、よくわかりました。

遠くからだと小さく見えるウイングレッドも、高さが約2.5mもあることを実感できました。

この格納庫は、鉄骨を組み合わせたトラス構造によって、柱がなくても屋根を支えられているのだそうです。

目の前にはA滑走路が広がり、ガイドの方がフライトレーダーを見ながら、離陸する飛行機の便や機種などを解説してくださいました。

J-AIRのエンブラエル170は、ノーズのカバーが外されて、気象レーダーのレドームが丸見えになっていました。

機内の壁面が外されていて、大規模な整備が行われているようでした。

エンジンカバーやフラップなども外されているようでした。

昭和35年(1960年)にJALが初導入したジェット旅客機である、ダグラスDC-8-32(FUJI号)の機種部分が遠くに見えましたが、マイルを使ったスペシャルコースで内部を見学できるようです。

広い格納庫内では、機材や工具を運ぶのに、このような三輪自転車が重宝されているということでした。

見学ルートの足元には、防火性に優れていることもあり、機内で使用されていたカーペットが再利用されていました。

手洗い場には機械油がよく落とせるよう、ピンクの石鹸が山積みになっていました。

見慣れない形の洗面台があり、Google画像検索にかけてみたところ、危険な液体が目や顔についた時に、洗い流すもののようでした。

見学ツアーは入口まで戻って終了、壁面にはJALがサポートしていたパリオリンピック出場選手のサイン入りユニフォーム・ジャージが飾られていました。

■まとめ

日本を代表する航空会社であるJAL・日本航空の、歴史や業務サービス、そして整備まで学ぶことができた、大満足の見学ツアーでした。

令和7年(2025年)11月からは見学コースのリニューアルが行われ、大人(13歳以上)1000円の入場料が必要になるようですが、見学時間が長くなり、ツアー枠も増えて参加しやすくなるメリットもあるようです。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇ミュージアムは豊富な資料や体験コーナーで充実していた
〇ガイドさんの機転の効いた解説で整備への理解が深まった
〇皇室・特別フライトで多くの使命を担っていたことを知った
△問題に感じた点は特にありませんでした。

■インフォメーション

詳細はホームページで確認を

https://www.jal.com/ja/kengaku/

開館日・時間 ※要予約※
 基本的に毎日やっているようです
 09:30から1日に3回ほどのツアーがあるようです
料金
 無料 ※令和7年11月からは有料
アクセス
 東京モノレールの新整備場駅 徒歩約2分
 東京モノレールの羽田空港第1ターミナル駅 徒歩約20分
 京浜急行空港線の羽田空港第1・第2ターミナル駅 徒歩約20分
住所
 東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1

以上です、ご覧いただきありがとうございました。


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