葉山椒の相方アジアンタムの話
2023年7月
葉山椒の根元にぼんやりと見えるのは、ホウライシダ——別名アジアンタムです。

引き継いだ植木たちの中で、最初にこの植物を目にしたとき、私は葉山椒の鉢に生えた雑草だと思っていました。ところが調べてみると、れっきとしたシダ植物だと判明。そこで私はこんな想像をしました。
祖父がどこかの山で野生の山椒を見つけ、根元に生えていたアジアンタムごと掘り起こして持ち帰ったのではないか——と。
おまけにくっついてきたようなアジアンタムにも、ぜひ元気に育ってほしい。そこで乾燥を防ぐため、100均で買った水苔を山椒の根元に敷き詰めました。
2024年8月
この年、葉山椒の根元からアジアンタムを根ごと取り除き、別の鉢へ移植しました。

きっと育つだろうと思っていましたが、予想通り、このようにしっかりと生えてくれました。浅い鉢ながらもすこぶる元気です。アジアンタムは、水さえ切らさなければ丈夫に育つ植物のようです。
2025年4月
葉山椒がぐんぐん伸びてきたので、針金を掛け直しました。

幹がしっかりしていれば上へ伸ばしてもよかったのですが、いかんせんひょろりと細いため、昨年から針金掛けをして横方向へ誘引しています。その根元では、昨年別の鉢へ移そうとして残ったアジアンタムが、また復活していました。
アジアンタムとは不思議な植物です。たとえ葉が枯れ果てても、根さえ生きていれば、気温の上昇とともに水やりだけで息を吹き返してくれます。
そして、このアジアンタムと葉山椒のコンビは——つづく。
