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ムーさんとカリスマ。

昨日、弟が珍しく勧めてきた
映画を見に行った。

ちいかわ。

……ではなく。

マイケル。

音楽やアニメは
ちょくちょく勧められてきたが、

弟が映画を勧めてきたのは、
たぶん初めてだ。

ムーさんも弟も、
洋楽好きの両親にマイケルのビデオを
何度も見せられて育ったので、

DNAレベルでマイケルが刻まれている。

思わず踊り出したくなる
ノリノリなサウンドと、

伸びやかなハイトーンボイス。

そして、
100回転生しても
出来る気がしないほど
キレのあるダンス。

しかし、知っていると言っても
そのくらいである。

彼がどんな人生を歩み、
なぜ、あれほど悪し様に
言われてしまったのか。

私は何も知らない。

その一端でも知ることができたら。

そんな気持ちを胸に、
妻に話してみると、

ちょうど妻も
見たいと思っていたらしい。

偶然が重なり、
二人で映画館へ向かった。

結論から言うと、圧巻。

その一言に尽きる。

星一徹も真っ青な暴力オヤジの
スパルタ教育を受けながらも、

スターへの階段を駆け上がっていく
マイケルの生き様が、
目まぐるしく描かれていた。

幼少期を演じた子役も素晴らしい。

そして何より、
マイケルの甥、
ジャファー・ジャクソンの
圧倒的なライブパフォーマンスには
息を呑んだ。

顔立ちは決して
そっくりというわけではない。

それなのに、
何度もマイケル本人に見えた。

気付けば、
あっという間にエンドロール。

「え、ここで終わっちゃうの!?」

そう思ってしまうくらい、
夢中になっていた。

欲を言えば、
『Smooth Criminal』も
スクリーンで見たかった。

弟がお勧めしてきた理由が、
よくわかった、牛であった。


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