第7回 俺は「両刀使い」の男
このnoteは、2026年秋以降に商業出版が
決定した一人の男の挑戦の記録である。
仕事に関する情報発信をせず、
現場での実践を重視してきた男が
なぜ出版することを決意したのか、
そして原稿を書き、1冊の書籍が形になるまで
のプロセスをノンフィクションとして
余すところなく記したものである。
※ 毎週水曜日に公開
いきなりですが私は「両刀使い」の男です。
両刀使いというと俗語で両性愛者
(バイセクシャル)をイメージする人は
多いと思います。
辞書的な意味では次のような意味です。
・二刀流
・二芸を兼ねること。
・二つの相反するような嗜好を持つこと
私は仕事面でいうと二つの相反する
専門的なことを行うことができます。
余談ではありますが、私は仕事上の付き合いで
何度かおかまバーに連れて行ってもらったことが
あります。

自分でいうのもなんですが、そこではわりと
モテました。
私は2025年5月に一人旅で中東のカタールに
行きました。
The Westin Doha Hotel & Spaに泊ったのですが、
衝撃的な出来事がありました。

プールでのんびり過ごし、更衣室で着替えて
いたら、50代位の男性が近づいてきて英語で
「タオルを取れ」
と言ってきました。
私は全裸になり、腰にタオルを巻いていたの
ですが、中東のマナーか何かだと思ったので
タオルを取りました。
ちなみに私は英語は話せませんが何となくの
ニュアンスで理解しました。
すると男の目つきが変わり、私の股間を
舐めるように見ていたのです。
そして触らせろ的なことを言ってきたので
ふざけるなと、拒否しました。
私はシャワーを浴びようと個室のシャワーブース
に入ろうとしたら男がついてくるではありませんか!
一緒にシャワーを浴びよう的なことを
言ってきたので
「ノーゲイ」
と連呼し、俺はゲイじゃねぇと
言いました。
(英語的に合っているかは分からない)
すると諦めたのかどこかへ行きましたが、
シャワーから出てまだいたらどうしようと
不安になりましたね。
男はいなくなっていて、私は事なきを
得ましたがなかなか恐ろしい体験でした。
実は海外ではこの件だけでなく、22歳の時に
初めての海外旅行でタイのパタヤに
行った時にも女装した男に襲われそうに
なったので私はそっちの人からすると
何か魅力があるのかもしれません。
繰り返しになりますが、私はそのケは
ありません。
話を戻すと私は
人を育てること
人を辞めさせること
という両極のことができます。
原稿を書いていて今まで自分がやってきたことを
整理していて改めて自分の強みに気づきました。
それが「両刀使い」ということです。
私は組織人材開発※の仕事で関わっていると
必ずと言っていいほど社長から
「実はAという社員がいるのですが、
仕事はできないし、会社の文句ばかり言っている
ので困っているのですが・・・」
といった相談を受けます。
「困っているのですが」の意味は
辞めてもらいたい
ということです。
※ 組織人材開発
組織が成長するために個人の能力を高め、
組織内の人間関係、組織風土を良くする取組み
多くの場合は組織人材開発のコンサルタントに
相談しても解決できません。
なぜなら問題社員対応は労働法が絡んでくるし、
日本では問題社員であっても解雇することは
難しいからです。
そのため社長が組織人材開発のコンサルタントに
相談しても解決はできないでしょう。
逆に労働問題を専門としている弁護士や
社会保険労務士で組織人材開発をできる人は
ほとんどいません。
私は2008年に社会保険労務士として
独立をしましたが、
当時から経営者側の労働問題対応を専門に
していて問題社員に辞めてもらったり、
ユニオンとの団体交渉に参加して対応も
しました。
問題社員対応の相談をされたら経験則から
どうすればいいかは瞬時に分かりますし、
解決をすることもできます。
組織を良くすることは一筋縄ではいかない
ことが多く、時間もかかるし、
想定外のことも起きます。
どんな人であっても辞めさせてはいけない。
諦めずに育てることが大事。
といった綺麗ごとや机上の空論では
進まないのです。
こういうことを言う人は現実を分かっていない
と思いますね。
私は最初から問題社員対応と組織人材開発を
やろうと思っていたわけではありません。
仕事をしていく中で課題を解決するために
試行錯誤をして取り組んできた結果に
すぎません。
独立したとき、私は次のようなことを
考えていました。
技術が進歩し、あらゆることがITで
できるようになっても、残る仕事は何か。
社会保険労務士の定番の業務である社会保険の
手続きや給与計算は、やがて自動化される
だろう。では、何が残るのか?
社会保険労務士の資格がなかったとしても
できる付加価値の高いことは何か?
私が辿り着いた答えは以下の3つでした。
組織で起きる人に関するトラブルの解決
組織変革
人材育成
ここは、いくらテクノロジーが進歩しても、
完全には代替できない領域であり、
いずれも、人間の本質に向き合う仕事です。
私は目の前の仕事に取り組んでいく中で自然と
労働問題対応と組織人材開発という
2つの専門分野を身に着けることができた
のです。
ドラゴンクエスト3でいうなら、
賢者ですべての魔法を覚えてから転職して
戦士になり「魔法戦士」になるようなものです。
剣でも戦える。
魔法も使える。
両方使えると戦い方が変わるし、
希少性が高い。
人を育てることと、
人に辞めてもらうこと。
どちらも「組織を良くする」という一点でつながっています。
そういう意味で私は「両刀使い」です。
しかしそれは、二つのことをやっているという
意味ではありません。
一つの目的のために、二つの武器を持っている
だけなのです。
原稿を書いていると自分の棚卸しと人生の
振り返りができるんですよ。
