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外国人観光客が喜ぶお菓子・苦手なお菓子

これまで案内した外国人観光客には、来日中の行動に関して1つの共通点があります。

それは、必ず日本のお菓子を買って帰るということです。

テレビでは、『外国人に人気のお菓子ランキング』という番組が放送されます。ですが、私としては「えっ、その順位は本当に正しいの?」と疑問に思わされることがあります。

今回は、観光ガイドとして働く私が、現場の肌感による「人気な商品」「不人気な商品」を紹介します。

外国に行くときのお土産用や、外国から友達が来るときのおもてなし用として、ぜひ参考にしてみてください。

🍀🍀🍀






人気商品

外国人観光客に人気のお菓子のジャンルは洋菓子です。

「日本に来ているのになんで外国のお菓子を食べるの?」と思われるかもしれませんが、日本の洋菓子は外国に比べて種類が豊富です。外国に存在しない洋菓子がたくさんあります。

また、日本の洋菓子のクオリティは間違いなく世界トップです。これは、スイーツの世界大会の結果を見ると、日本のパティシエが優勝したり、上位を占めていることからも分かります。

さらに、なんと言っても日本の洋菓子の強みはフルーツの美味しさにあります。外国人は「日本のフルーツは高い!」と驚きますが、同時に質の高さにも驚いてくれます。

【余談】
私はスペインの大手スーパーで苺のパックを買ったことがあるのですが、味がまったくせずに美味しくありませんでした。ワインの国だからブドウは美味しいだろうと思ったのですが、ブドウも酸っぱいだけの粒々でした。

以上のことから、私が担当した外国人観光客のお客様からは、「日本の洋菓子は自分の国にある洋菓子より美味しい」という評価をいただくことが多いです。

では、具体的にどんな商品が外国人観光客に好まれているでしょうか?

ケーキ・クッキー・チップス・チョコレートと、基本的には洋菓子ならどのジャンルのどの商品でも高い評価をもらえます。その中でも、私が特にリアクションの良い商品として挙げるTOP3が次です。

☆ ロアンヌ

☆ ブランチュール

☆ ホームパイ チョコだらけ


この3つの中で私が特に印象に残っているのが、ブルボンのロアンヌです。

チリ人の家族を案内したとき、私はタクシーでのちょっとした移動のときにロアンヌを差し入れしました。それでロアンヌを非常に気に入ってしまい、帰国時に子供用の小さいスーツケースをロアンヌで埋め尽くしたほどでした。何かいけない物を密輸しているかのような光景でした。



苦手商品

☆ あんこ系

反対に、外国人観光客に人気のお菓子のジャンルは和菓子です。具体的には、あんこ系がダメな人が少なくない印象を受けます。

テレビ番組のランキングでは、あんこ系が人気だと紹介されることが多いです。ですが、それはランキングを聞く国籍が偏っていることに理由があるような気がします。

そのようなテレビ番組で登場するのは、アメリカ人やオーストラリア人、フランス人などの欧米系の方です。欧米系の方は日本に理解がある人が多く、母国でもスーパーやレストランなどで日本の食事が食べられます。つまり、彼らは日本の食材に慣れています。あんこ系が受け入れれているのはそのためです。

しかし、外国人にとってあんこ系はなかなか難易度が高いです。苦手な可能性が高いお菓子と言えます。

というのも、我々日本人にとって小豆は甘い物という感覚ですが、大半の外国人にとって小豆はしょっぱい物です。デザートではなく、サラダやスープに入れて食べる材料です。

そのため、日本食に慣れていない一般的な外国人からすれば、甘い小豆というのが理解できません。しょっぱいと思っている口に、急に甘い物が放り込まれるので、美味しくないと感じてしまうことがあります。

私はお客様にまんじゅう・ようかん・どら焼きなどのあんこ系をオススメしたことがあります。もちろん、美味しいと好まれる場合もありますが、「こりゃダメだ」と言われてしまったことが何度もあります。


☆ お餅系

あんこ系と同じ理由で、お餅系も万人受けしないお菓子として挙げられます。

ネトっとした食感が嫌われる可能性があるのに加えて、私がよく言われたのは「味がしない」ということです。


テレビ番組のお菓子ランキングでは、あんこ系もお餅系も上位の常連です。

しかし、テレビという性質を考えて情報を受け取る必要があります。つまり、制作陣としては日本伝統の食材を上位にしたいという思惑がありますし、和菓子を上位にしたほうが話題になるし視聴率が取れます。

言ってしまえば、テレビのランキングは調整されたランキングにすぎません。ランキングを鵜呑みにして外国人にあんこ系やお餅系を出したら大失敗するということがありえます。



人気だけど壁がある商品

ここまで人気商品と苦手商品を紹介しました。

最後にその中間として、「人気だけど手に取ってくれるまでに壁がある商品」を紹介させてください。

それがコンビニアイスです。

これも日本と外国の習慣の違いが影響しています。

私たち日本人にとって、アイスはコンビニで買って食べるものです。もちろん、サーティーワンや道の駅などで売られているソフトクリームを食べることもありますが、アイスを食べるとなれば、コンビニアイスが選択肢の最上位になります。

しかし、外国人にとってアイスは専門店で買って食べるものです。つまり、アイスというのはソフトクリームやジェラートのことであり、包装されたアイスは品質の劣るものという考えを持っている方が多いです。

暑い時期にガイドをしていると、アイスを食べたいというリクエストを必ずと言っていいほど受けます。私はコンビニアイスを勧めるのですが、「違います。私たちが食べたいのはアイスクリーム屋さんのアイスです」と否定されることが結構あります。

このリクエストは、ガイドをしていて困る出来事の上位に入ります。なぜなら、日本にはアイスクリームの専門店が少ないからです。仕方なくサーティーワンに連れていっても、それはそれで「チェーン店のアイスではなくて専門店のアイスが食べたい」と断られてしまうことがあります。

私はいつも日本と外国のアイスに対する認識の違いを説明し、コンビニアイスを試すように勧めます。そして、次の2つを食べさせれば、ほとんどのお客様がコンビニアイスの虜になってくれます。

☆ チョコモナカジャンボ

☆ 板チョコアイス


【余談】
チョコミントアイスが大好きな私としては、外国人にもチョコミントを普及させようとしています。ですが、いつも空振りの惨敗に終わります。


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