「まだ余白あるな」
公認心理師への道1
〜57歳から始まった公認心理師への道〜
第1話
心理に憧れた少女は、なぜ体育を選んだのか
「心理って、なんだかかっこいいな」
高校生の私は、そんな憧れを持っていました。
でも現実は厳しくて、
私の成績は下から数えた方が早い(笑)
当時の私の中では、
「心理学=頭のいい人が学ぶもの」
でした。
だから憧れはあっても、
「私には無理」
と最初から決めつけていました。
そして選んだのは体育学科。
理由は単純です。
「勉強しなくてよさそうだったから」
今思えばかなり安易ですが、
当時は本気でした(笑)
でも、当たり前だけど、
入学したら周りは運動ができる人ばかりで落ちこぼれていました。
そんなこんなで
私は小学校教員になり、
心理とは違う道を歩き始めます。
まさか39年後に、
再び心理と出会うことになるとは思いもしませんでした。
57歳、「今なら公認心理師になれるよ」
57歳のある日、知り合いから言われました。
「公認心理師って知ってる?」
「今なら先生も特例で受験できるよ」
その瞬間、心の奥にしまっていた記憶がよみがえりました。
「あ、私、昔、心理に憧れてたんだ」
高校時代、あきらめた夢。
まさか57歳になって、もう一度目の前に現れるとは思ってもいませんでした。
そして、その時なぜか思ったんです。
「大学受験で頭使ってないから、まだ余白あるな」
今考えても意味はよく分かりません(笑)
でも、その根拠のない自信が、
私の背中を押しました。
こうして57歳の挑戦が始まりました。
しかし問題がありました。
私は勉強の仕方を知らなかったのです。
「過去問を何回もやる」
その一言が、私の勉強法を変えました。
息子先生の勉強法
困った私は息子に相談しました。
「どうやって勉強したらいいと思う?」
息子は浪人も経験しながら大学に進学した子です。
すると、あっさり言いました。
「過去問を何回もやればいいよ」
私は驚きました。
それまでの私は、
問題集を買う
↓
少しやる
↓
飽きる
↓
また別の問題集を買う
の繰り返し。
でも息子は言うんです。
「1冊を何回もやるんだよ」
その発想は私にはありませんでした。
そこで私は過去問探しを始めます。
ところが、その時まだ知る由もありませんでした。
その問題集が、とんでもない値段だったことを…。
