Langakuの記録 海だー!
note177日目です。
英訳漫画を読んでいて、
IT’S GOT A POOL!
IT’S GOT A CIRCUS!
IT’S EVEN GOT AN OCEAN!!!
という表現がありました。
「プール!」
「サーカス!」
「海ー!!」
日本語では、豪華客船に乗った女の子が、船の設備は見える景色に感動して叫んでいるところです。
名詞を叫んでいるだけに見える場面なのに、英語ではきちんと It’s got ~ という形が使われています。
英語では、どれだけ興奮していても、「何が起きているのか」を文として言おうとする癖があります。
叫び声に近いテンションでも、頭の中では
「ここにはプールがある!」
「ここにはサーカスまである!」
という説明が一瞬で組み立てられて、それがそのまま口から飛び出します。
一方、日本語は、驚いたら「プール!」で止めても通じますし、「海ー!」と叫ぶだけで感情が完成します。
でも英語は、感情をそのまま単語に投げるより、
「持っている」「備わっている」
という関係を挟むことで、驚きを表現します。
ここで使われている got は、「手に入れた」という重たい意味ではありません。
「備えてる」
「ちゃんと付いてる」
「想像以上にそろってる」
そういう、少しカジュアルで、勢いのある haveの意味合いです。
だから
It’s got a pool!
は冷静な案内文ではなく、
「え、プールまであるの!?」
という発見の声になります。
さらに面白いのは、最後の
It’s even got an ocean!!!
です。
even が入ったことで、「さすがにそこまではないと思ってたのに…!」という驚きが一段跳ね上がります。
日本語なら「それだけじゃなくて、まさかの海まで!」に近い感覚ですが、英語ではその感情もやはり got に乗せて言います。
結果として、英語のセリフは形だけ見ると説明文なのに、実際に読んだ印象は完全に叫び声です。
ここが、「文なのに感嘆」「理屈っぽいのに子どもっぽい」という、英語の楽しい矛盾です。
つまりこの got は、文法のために入っているというより、
驚きをきちんと形にしてから放り投げるための助走
のような役割をしています。
名詞だけを投げる日本語と、文にして叫ぶ英語。
同じワクワクの場面でも、感情の出し方にここまで違いがあると分かると、セリフ一つでもずいぶん味わい深く見えてきます。
--読んでくださりありがとうございました--
※イラストはAI:Copilot生成、文章はAI:Copilotと作者との協力によるものです。
