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1/100トゥランファムをつくってみた

なぜトゥランファムなのか

 『銀河漂流バイファム』は、英語のみの、かっこいいオープニング、バイファムやネオファムや脇メカまで、"現実世界の延長線上のリアル"が感じられ、異星人のARVに敗北し、少年たちが協力し合って脱出する、というストーリー、と非常に洗練されたロボットもののイメージがありました。
 そうしたなかのトゥランファムは、バイファムやネオファムよりも1世代進んだRV(例えば初めからスリングパニアー装備が考慮されている)として登場し、複座機の特徴を生かし、元気な軍事オタクのケンツ君とククトニアンのカチュアのドラマがあるなど、リアルな世界観のバイファムメカ群のなかにあって、最も洗練され、ドラマチックな機体だった、という"思い入れ"がありました。

 なのに、当時の自分は金銭的に購入できず、バイファムとネオファムは当時でしっかり自己満足なキットを作成できたのですが(特にネオファムは、HJ掲載の川口名人の作例どおりにつくるために、エクザクトノコを奮発して購入し、ボティを幅詰めさせて完成させたので、もう作りたいとは思っていません)、トゥランファムを作れなかった"業"が残ってしまいました…。

MGザク2.0+トゥランファム

 しかし、今見るとカッコいいとは思えない旧キットをどうしたらカッコよくできるのか…。
 そんななかMGザク2.0が発売されたのです。自分はこの、出来はいいけれどアニメ版準拠のザクがどうにも好きになれず(センチネルなザクをなぜ出してくれない、という思いが強かったのです)、MGザク2.0を持て余していたところ、「この両者をニコイチするといけるのでは!」と思ったのでした。
 ザクのフレームと、上腕部、大腿部をベースに、トゥランファムのパーツを強引にかぶせていくと…いい雰囲気になりました。←今から15年以上前の出来事です。

15年の刻をこえて

 でも、そこから"仕上げる"って大変じゃないですか。その間、出来のよいキットが次々と発売され、仕事が忙しくなり、他の趣味も生まれる、新しいお話が生まれ、カッコいいキットが搭乗する、シヴィライゼーションにはまる、スランプになる…ということで、実家の押し入れの奥で忘れられてしまったのでした。

 そして6か月前から家にある模型のリビルドを中心に復帰する中で、早くからこの機体を発掘していたし、実際つくってもいたのですが、なかなか前に進まずに、中断して他のキットを手掛け、2024年には完成させられなかったのでした。
 そこで今年こそは必ず完成させる、とRGガンダム2.0で技術とメンタルを(特にメンタル面)を磨き、不退転の覚悟でトゥランファムに挑みました。

悪戦苦闘

 15年以上前に雑にニコイチしたため、あちこちに時空のゆがみのような歪さが発生し、その修正に追われました。結局、最後まで影響が出て、強度的にも怪しいです。
 ディテールも古いものだけに厳しいだろうと考えていたのですが、そんなことはなく、キットをかなりそのまま活用しています。バンダイにとって、この1/100トゥランファムは、当時のMGのつもりでバンダイは作っていたのでは…、と思うほどでした(当時のバイファムのキットの脚部はスプリング入りだったのは衝撃でした)。
 ディテールの追加は、各バーニア、動力パイプ、アンテナ、ランドセル基部、スリングパニアー裏、ライフル程度です。

カラーリング

 濃い青は紫系とコバルトのツートン、水色は白くするとトゥランファムとしては逃げている気がしたので、いい塩梅の水色、ということで"水色に見える白っぽさ"としました。各所に白を少し増やし、動力パイプは赤として差し、スリングパニアーの色は2種の候補で悩んだので、どちらも採用してツートンとしました。
 デカールは最近気に入っているオレンジ入りのものを用いました。

今回の学び

・バンダイのキットは化ける
 やはり当時の最新のものだけあって、今見てもパーツとしての見どころが多く、フレームのアップデートでいい感じになるんだなぁ、と思いました。

・とはいえ、旧キットは組むことが大変
 旧キットはキレイに仕上げることそのものに、相応の技術が必要で、(またもや)自分の実力不足を痛感することとなりました。また古いキットを当たり前に仕上げている人はすごいと思います。

・老眼
 ライトをめっちゃつけて、老眼鏡の度を上げて、なるだけ吹かないサフもしっかり吹いて、様子を見たつもりだったのに、仕上がり寸前で粗(だらけ)を発見してショック。丁寧にしたつもりでも、まだまだです(トホホ)。

まとめ

・同世代の凄腕モデラーのフィードバック
 めっちゃカッコいいし、やはりフレームが入っていることの説得力があるし、当時つくらなかったからこそ、今こんなカッコいいトゥランファムができたということ、と褒めてもらえました。

・今時の人(バイファムを知らない高校生と中学生の子ども)のフィードバック
 ドム…じゃないね。何これ。かっこいいね。(足をみてドムと思ったのかも)

・ロボット素人(Zガンダム最終戦で、百式に乗っている人が誰かわからなかった妻)のフィードバック
 うまくできなかった…というけれど、それはよくわからないよ。カッコいいね。

 …という感じで周囲の反応は良かったです。これはやはりMGザク2.0による"スタイル矯正効果"が、粗のマイナスを上回ったのかと思われます。旧キットを蘇らせる効果的な方法の一つなのかな、と思います。もし皆さんのなかで、旧キットの業を払いたいとお考えの方は、参考にしていただけるならば幸いです。自分は自分の中の宿題の一つであるトゥランファムを成仏させられることができたことが、とても満足です。

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